第五一話 5日目・ドリオンの塔 バトル開始!
今晩は。
投稿です。
「ユトランはエリアボスの一匹、メスを狙ってホーリーバーストを連発で」
「分かった。子蜘蛛は?」
……むっほ、むっほ……
自慢気に進み出る小さなおじさん達。
……ストライプ、ワシらに任せよ……
……オレンジのためなら子蜘蛛の1匹や2匹……
「……勝っても見せませんからね?」
……テンション下がる……
……ここは士気、爆上げのためオレンジ、モロ見せを……
……むっほ!バカ者!チラ見せが萌えるのじゃ!……
「見せませんっ!」
どやら3名ほどスケベおじさんがいるようだ。
ドゲシッ!
ボカッ!
ドス!
「あ、小さなお姉さん!」
……ごらぁ、そこの三人!しばくぞ!……
……むっほ……しばいてから言わんといてぇなぁ……
「おいバンブ、48、子蜘蛛は数百匹とも数千匹とも聞くが?」
……そこは心配ない、酔っぱらいは己が心配でもしておけ!むっほ!……
「まずは防御力と速さ、ステータスのアップをお願い、魔法防御は僕が担当する」
「バンお兄ちゃん、オスは?」
「オスは僕が特定し、魔槍で攻撃する。ガクオンさんはユトランの盾役をお願いします」
「わかった」
「俺は留守番か?」
「後半出てきてもいいと思います、前半は厳しいかと」
「分かった、俺とて命は惜しい、参戦は状況しだいだな……で、オス、メスとは?ここのボスはデカい蜘蛛だろ?」
「ここのエリアボスは2匹いるんだ」
「「!?」」
まったく知らない情報に驚く二人。
ブンドル騎士団からの情報にもない話しだ。
「メスはデカいヤツ、オスは子蜘蛛と大きさが変わらないんだ。だけど力はメス並」
「なんだそれ!?どこの情報だ?」
「前回戦ったユトランの情報だよ、それから、戦いが不利になったらこの階段に退避、そのまま逃げるからね、いい?」
「分かった。でねバンお兄ちゃん」
「なんだい?ユトラン?」
「ユトランも、試したいことがあるんだ、魔法攻撃」
「どんな?」
「本格高速詠唱をさらに進化させたの、実戦で使ったことないけど、いいかな?」
「自信の程は?」
「ふふっ」
「好きなように試していいよ!」
「分かった!」
「バンブ、このドアの向こう側は、49階のエリアボスがいるんだな?」
「そうだよ」
「ドアの隙間から、中の様子が見えるんだが」
「あまり見ない方がいいよガクオンさん、向こうも視線に気づくはず」
「……そうだな」
「?」
「いや、人骨が大量に散らばっている、装備もかなり古い物だ。よくブンドル騎士団はここを突破できたな」
「ブンドルは力で押し切ったみたい、エリアボスが2体いることも気づかずに、全てオーバーキルで進んだらしいよ」
ユトランは水筒の用意をする。
「それ使うの?」
「うん、もういいよバンお兄ちゃん!」
「よし!じゃ、まずはユトラン!開始の一撃を!」
「うん、バンお兄ちゃん!ヒュウウウウウ!」
呼吸が口笛になる。
ユトランとバンブがお互いを見つめ、頷き合う!
「よしっ!いくぞっ!」
突然、49階に現われる真っ黒い空間!
バンッ!
その空間より覗く扉が蹴り開かれる!
「コケッコウ!」
空間から溢れ出す聖属性攻撃!
本格高速詠唱が連続で唱えられる!
突然の攻撃に対応が遅れるエリアボス、ブラックキラースパイダー。
本格高速詠唱のホーリーバーストは全て直撃だ!
……ギエエエエエエエエエエエッ……
大きく後退する巨大な蜘蛛!
そしてゾワゾワッ!と現われる無数の子蜘蛛達!
「こっちこいこっちこいパンプキン、ちいさなパンプキンやってこい、おもしろいことはじめよう!」
階段より飛び出すと同時に、召喚魔法を発動させるバンブ!
「パンプキンパンプキンどうしよう?蜘蛛が沢山現われた!」
足下に現われる炎の魔法陣!
召喚されていた小さなおじさん達は、次々にその魔法陣に飛び込む!
そして現われる炎装備の小さなおじさん達!
……むっほ!一人3匹じゃ!……
……皆呼んでこいっ!……
……むっほ!むほ!ここで倒れた者達の!無念を晴すんじゃ!……
(どこにいる!?もう一匹のエリアボスッ!)
バンブは走り出す!
次回サブタイトルは未定です。
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