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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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50/78

第四八話 5日目・ドリオンの塔 3階にて     

今晩は。

投稿です。


「殺伐?としてますね、あの3人の若い人達」

「ああ、あの世代はあんなもんだ」

「世代?」

「本能が薄いというか、少ないというか、覚悟がない」

「なんですそれ?」

「自分達は特別と思っているらしい、今回みたいに助けが入るとその勘違いはさらに進みそうだ。ギルマスとしてはああいう奴等には登って欲しくないのだが」

「ギルマス、あそこの道具屋は貴族相手に商売を広げている、貴族相手に商売していると、自分も偉くなったような気分になる、何かと勘違いが多いようですね」


「あのう、一応その貴族なんですけど?」


「!……ああ、そうだったな」


 話しながら、次々に赤い点を消していくギルマスのパーティー。


「僕の出番、ないや」

「Sランクの傭兵だって?」

「まぁそうですけど」


 2階からの階段を上り3階に到達するバンブ達。


「そういえば、エリアボスってどこにいるんです?」

「各階にいるが、この辺りはすぐに狩られるから、いないも同然だ」

「どの辺りから出現するのです?」


 答えたのはデテイだ。


「そうだな、ちょうど5階くらいからだ」


 静かに頷く白魔道士ユトラン。


「5階くらいから強くなるの」

「……ちょっと実験いいですか?」


 バンブが動き出す。


「実験?」

「いや、検証かな?やりたいことがあってね」

「何を?厄介ごとはゴメンだぜ?」


 ブワッ!と足下に広がる魔法陣!


「!?」


 驚くデテイ。

 ガクオンは見たことがある魔法陣だ。


「こっちこいこっちこいパンプキン、ちいさなパンプキンやってこい、おもしろいことはじめよう!」


「ぶははっ!なんだその呪文は?」

「ギルマス、笑うと後悔しまずぜ」

「はぁ?何を言っているガクオン?」


「パンプキンパンプキンどうしよう?パンプキンパンプキン秘密の通路が分からない」


「「「!?」」」


 この問にはユトランも驚いた。

 魔法陣から現われる小さなおじさん達!


 ……むっほむっほ……

 ……なんだ?塔内か……

 ……お、ストライプもいるぞ……

 ……おい、ストライプ、今日もストライプか……


「え?あ、はい」


 ……緑か?……


「いえ、今日はオレンジです」


 ……おお、鮮やかな色じゃ!どれどれ……


「きゃっ!?の、覗くのはだ、ダメですぅ!」


 慌ててスカートを抑えるユトラン。


(うう、今度からキュロットにしようかしら……しくしく)


 ……暗くて見えん!……

 ……クロパンか?……

 ……これ!世界中の女子から嫌われるぞ!……


 そこまでパンツに執着するか!?

 自分で呼びだしておきながら、呆れるバンブ。


「ユトラン、正直に答えなくていいから!」

「え?で、でも……そ、そうなの?バンお兄ちゃん?」


 ……むっほ……アイツらはスケベ担当じゃ……

 ……むっほ!こっち来い!あっこじゃ!……


「「「!?」」」


「おい、バンブ、そこは通路だ」


 デテイが止める。


「ここはまだ3階だぞ、この辺りは調べ尽くされている!数百、いや数千年も前から調査されている場所だぞ!」

「そうよバンお兄ちゃん、ホントにあるの?隠し通路……」


「と、ある書物を読んでね、そこにはいろんなことが記してあったんだ」


「書物?オリオン・ドリオンの塔に関する偽書は、大量にあるが?」


 壁の前に立つバンブ。


「ここ?」


 小さなおじさん達に丁重に聞いて見るバンブ。


 ……そうじゃ……

 ……ここじゃ……


 ヒュンと魔槍を構え、印を結ぶ。

 壁が歪み、ポッカリと闇の空間が開く!

 開いた空間に列ぶ不規則な階段。


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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