表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/62

第四五話 5日目・どうする?     

今晩は。

投稿です。


「ユトラン、どう思う?」

「塔内での犯罪行為は禁止、クライマーズキルは各ギルドの禁止事項のトップよ」

「そうなんだ」

「ユトラン、勉強したの。知るのがだいぶ遅かったけど」


 パーティーのメンバー、リーダーの言いなりだったユトラン。

 彼女はバンブと出会って、明らかに変わった。

 どんよりしていた目が焦点が合い、活力に満ちているのだ。


「ただ、問題もあって」

「どんな?」

「証明が難しいの」

「まぁ、そうだろうね。キルドとパーティーのリーダーが組めば、やりたい放題だろう」

「ユトランはバンお兄ちゃんに任せる」

「分かった」


 そう言ってギルマスを名乗る男を睨むバン。


「デテイさんは、どこのギルマスだい?」

「クラギだ。サカモはお前が潰した。あとはプロバノだけだ」

「デテイさんが案内するんだったら、登ってもいいけど?」

「……俺が?」

「そう、ギルドのトップ、罠じゃないこと証明してよ。罠だったらSランクの傭兵の槍が唸るまで」

「分かった、案内する。おい、装備品用意しろ!」


 後に控えていた者達が、動き出す。

 あっさりと了承するデテイを、訝しげに見るバンブ。


 断ると思っていたのだ。

 罠であろうが、なかろうが、ギルドのトップが簡単に案内するわけがない。


「登るけど一ついいかな?」

 

 バンブが尋ねる。


「なんだ?」

「どうしてそこまでして僕に付き合うの?」

「お前が潰したギルドは確かに増長していた。だが、オリオン・ドリオンの塔はこの街の暮らしを支えている。いや街だけじゃない、この国の一部を確実に支えている」

「ふーん、それで?」

「ギルドを潰すと、皆の生活が潰れる、簡単に潰してもらっては困るのだ」

「え?デテイさんのギルドの会員数、増えたんじゃない?一個潰れたから?」

「その分、問題も増える、仕事も何もかも増えるんだ!」

「僕は火の粉を振り払ったまで、僕よりもギルド内を正したらどうだい?悪い噂ばっかりなんだけど?王都にも色々送り込んでいるでしょう?たちが悪いや、やっていることは悪人じゃん」

「否定はしない……同時進行だ、ギルド内浄化よりお前の朱槍の方が速い」


 ……ギルマス、用意出来ましたぜ……

 ……ほ、ホントに登るんですか?……


「5階まででいいか?丁度いい距離だ」

「どう?ユトラン?」

「問題ないよ、バンお兄ちゃん」


 ……ギルマス、他に誰か連れて行きませんか?……

 ……俺達心配で……


 その様子を見ていたバンブが声を掛ける。


「こちらは二人だ、そちらも二人で願いたい」

「……すまんな、じゃ剣士を一人連れて行く、いいか?」


 軽く頷くバンブ。


「ガクオンを呼べ」


 ……アイツですか?……

 ……大丈夫ですかねぇ……


 そのやり取りを見て、バンブはユトランに囁く。


(なんかこのギルマス、慕われているみたい、噂か何か聞いたことある?)

(ユトランにパーティー抜けろ、と言ってくれた人、この人だよ)

(!……そうなんだ)


 そしてやって来る長身の剣士。


「ギルマス、用ですかい?……!!!!!!」


 驚き固まる剣士。


「あ!?ユトラン、この人知っているよ!あの時の!」

「やぁ、用心棒さん、今日はよろしくお願いしますね」


 とんでもなく気まずそうな剣士。

 そう、路地裏で出会った,、あの用心棒である。


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ