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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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42/59

第四一話 5日目・塔攻略ステップ5     

今晩は。

投稿です。


「高角砲の使用許可は?」


 バンブが尋ねる。

 高角砲は貴重な戦力だ。

 それに国王が直接ロックに依頼した兵器、材料も精度も一流のはず。


「ラインハトルの書、この件、王に話していいんだな?」

「いいよ」

「本当にオリオン・ドリオンの塔にあるんだな」

「ある、父上に聞いたし、小さなおじさん達で確認した、確かにある」

「お前達をドリオンの塔、最上階に送ればいいんだな?」

「そうだよ」


 ここで、まだ決断しないロック。


「塔のボス、青い飛龍に勝てると?」

「勝算はある」

「レベル200に近い化け物だぞ?勝てるとは思えん」

「ユトランの魔法攻撃は有効だよ」

「クライマーズ48、ユトちゃんはおよそレベル48ってことだ。200に勝てると?」

「僕の召喚魔法と魔槍がある。それに高角砲の援護があれば……」

「……掛け合ってみる」


 そう言ってロックは印を結び、魔法陣を出現させる。


 ……あんだぁロック?こんな夜中に?俺は今子作りで忙しいのだが?……


 赤と黒のゆらゆら揺れる不思議な魔法陣。

 その魔法陣を見た瞬間、ロボウとルンルンは跪いた。


「バンお兄ちゃん、これ王家の紋章では?」


(王家の紋章、それも炎印だ……)


 その魔法陣から、声のみ聞こえてくる。


「……悪いな、王、相談がある」


 ……あら、ロック?元気にしていた?たまには帰ってきなさいよ……


「王妃さま!?」


 ……気にしないで、重要なお話しなんでしょう?……

 ……で、何の相談だ?チンケな相談だったら、打ち首だ。王妃との逢瀬を邪魔した罪はデカいぜ?……


「ラインハトルの書、場所が分かりました」


 ……なんだと……妃、ベッドから出ろ、内容がヤバすぎる……

 ……イヤです、ロック、気にせずお話ししなさい……


「ここにはチキンキャロット家当主殿とそのパーティーメンバーがいます」


 ……あら、ヤダ!早く話しなさいよ!もー!……

 ……情報の出所はバンブか?……


「はい」


 ……間違いねぇだろうな?違いましたじゃ済まないぜ?……


「間違いはないでしょう、ウソを言ってもバンブにメリットはありません」


 ……どこだ?……


「その前に条件があります」


 ……借金か?返済免除はダメだ、バンブは我が養子に、手元に欲しい……


「ドリオンの塔最上階に挑みます、援助を」


 ……は?正気か?……

 ……へぇ、あのバンブちゃんが?……


「高角砲の使用と電車の改造、及び兵器としての使用許可を」


 ……おもしれぇ……高角砲かぁ……しかしなぁバンブの実力が知りたい……


(おい、バンブ、ユトちゃん、跪け!向こうからこっちは丸見えなんだ!)


「「え!?」」


 慌てて跪くバンブとユトラン。


(早く言ってよ!ロックさん!いや、その前に言ってから魔法陣作りなよ!)


「!」


(どうしたの?ロックさん?)


「王、魔法陣を閉じます、侵入者です」


 ……ほう、襲撃があったと聞いたが、またか?……


「はい、哨戒ゴーレムに反応がありました」


 ……数は?……


「5人パーティーの5組、25名です」


 ……強そうだな、よし、バンブよ聞こえているよな……


「はい」


 ……おお、いい返事だ。バンブお前一人で襲撃者25名、倒して見せよ!見事倒したならば許可しよう……


「勅命ですか?」


 ……!……


「バンお兄ちゃん?」


 ……そうだ、勅命である!……


「仰せのままに」


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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