表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/45

第三二話 下調べの2日目 塔へ     

今晩は。

投稿です。

今日は小雨でした。


(い、いつから起きていたの!?)


 ピクン!とルンルンの前身が動いた!


「ん?ほわあああああっ!」


 大きく伸びをするルンルン。


「おはようございます、バン様、ユトさま!」

「お、おはようルンルン、ユトラン……」

「お、おはようございますルンルン、バンお兄ちゃん……」

「ん?あ、丸出しじゃねーか!」


 慌てて上着を下げるルンルン。

 ぶるんぶるん、と6つの山が見えなくなる。


「……もしかして、横のお二人さん……」

「え゛?」

「上げた?もう、好奇心の塊なんだからぁ!」

「下げてたんだよ!」


 慌てるバンブ。

 一方、真っ赤になって小さくなるユトラン。


「……あげてません……」


 消え入りそうな、とても小さな声で「……そんなことしません……」と呟く。


「……」

「なんだい?バン様?」

「いや、ソファーベッドで寝ていたよね?」

「え?そうだったかい?バンさま今日はお出かけか?」

「ああ、塔の下見とギルドの見学。いい?ユトラン?」

「はい、バンお兄ちゃん!」

「で、僕のベッドで……」

「さぁ、朝ご飯!お顔洗って着替えたら、厨房集合!」

「はい、ホラーお姉ちゃん!」

「朝ご飯は朝粥と梅干し!それと味噌スープだよ!

「いや、だから……」


 目をキラキラさせて付いてくユトラン。

 どうやら朝粥という食べ物に、惹かれたようである。


 ぱたん。


 ドアは後ろ手に閉められる。


「……まぁ、ベッドの方がフワフワだし、寝心地いいし……?」


(なんだろう?この匂い?)


 ベッドに甘い優しい香りが残っている。


「え?僕からも……同じ匂いが?」


 バターン、と突然開くドア。


「わっ!?」


 飛び上がるバンブ!


「失礼、バン様!」


 いつ着替えたのか、メイド装備のルンルンが手早くシーツを抜き取り、毛布を丸める。


「お洗濯いたしますね、それからシャワーを必ずお使いください!」


「も、もう着替えたの?」

 

 マジック!?

 早変わりの手品か!?


「ふふっ、ご飯の用意も出来ています、お早いお越しを」


 一瞬の出来事である。


「……獣人族は反射神経やら伝達が凄いと言うけど、まさにだなぁ」


 トイレにシャワーその後、賑やかな朝ご飯タイム。

 バンブは皆の顔を見る。


(充実している、それに、にこやかだ!)


「あの、ロックさんは?」


 ユトランが不在のロックについて尋ねる。


「ロックは朝早いよ、もうご飯食べて出勤しているよ、電車は朝夕忙しいんだ」

「そうなんだ……それでいつ出発するの?バンお兄ちゃん」

「ご飯食べて、用意が出来たらすぐだよ!ロボウ、昨夜はお疲れ様、塔に向う」

「ギルドに入られますか?」

「お金が無いよ、まずは下見だ」

「ではお気を付けていってらっしゃいませ」

「ユトラン、いいね?」

「はい!」


 さて、二人は意気揚々と塔へ向う。

 電車に乗ったが車掌はロックではなく、別の人物だった。

 色々なことを話しながら塔に向うバンブとユトラン。


「バンお兄ちゃん、多分塔には登れないよ」

「ギルドに入っていないから?」


 無言で頷くユトラン。


「おかしいよな、でもそれが当り前の世界なんだ。誰も疑問にも思わないんだ」

「……でも、ギルドのサポートは大事だよ」

「ギルドを否定はしていないよ、きっと役に立っている。そうでなければ続いていないはず」

「……うん」

「でも、クライマーズを縛りすぎだと思う、お金で縛って、敬意を感じられない」


 塔の前までやって来た二人だが、入り口で止められる。


「塔管理のギルドに入らないと、ここは通せない」


 次々に塔に飲み込まれていく戦士達。

 皆フル装備で、軽装の者は一人もいない。


「そういう決まりだからですか?」

「そうだ」


 応えているのは屈強な戦士。

 左右の腰に、一振りづつ剣を下げている。


(強いな、さすが門番、ゲートキーパーってところか)


 そのような戦士が10名程、塔の入り口付近に展開している。


「……そこのクライマーズ48も登れないぜ」

「え?」

「!?」

「そいつはギルドの管理名簿から抹消されている。再登録には塔の三大ギルドの承認が必要だ」

「なんです、それ?」


 少し怒りの声になるバンブ。


「クライマーズ48は稼ぎ頭だったのさ。それを潰した張本人、簡単には登れないぜ」

「制裁の意味もあると?」


(今まで散々搾取しておいて?今度は制裁だと?)


「俺の口からは何とも言えんよ、言えるとしたら、48抜けられてよかったな、再登録ガンバレよ」


 遠方より怒鳴り声が響いてくる。


「おい!そこ!何を話している!私語は慎め!」


 怒鳴り返す双剣の戦士!


「若者へのアドバイスだ!少しくらいいいだろう!」

「ケッ、無駄口叩くんじゃねぇ!」


「……どうしたの?バンお兄ちゃん?」


 バンブは大地から塔を見上げる。


「……デカいなぁ」


 ランダムに迫り出ている外壁、上空には飛龍が舞っている。


「外壁を駆け登ろうにも、これじゃ無理かな」


 バンブの独り言に応えたのは双剣の戦士だ。


「何人かいたらしいぜ」

「!」

「だけどよ、あの返しと飛龍に(ことごと)くやられたそうだ。外壁は俺が知っている限り、20階くらいでアウトだ。各階を地道に登った方が金にもなると皆、判断している。足場滑らせたら終わりだからな」

「……いろいろお話しありがとうございます。僕は……」

「SSSのバンブだろ?傭兵の」

「!」

「塔管理の前は俺も傭兵だった。あんたと組んだことは無いけど話しは聞いているぜ、俺はビィビィ・ダン、好きなように呼んでくれ」

「貴重な話しありがとう、BB」


 軽く手を振るBB。


「ユトラン、ギルドも見てみたい、案内、いい?」

「ええ、バンお兄ちゃん、こっちよ!」


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

7月前半はバイトのシフトが密で、投稿に影響が出るかも知れません。

毎回ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ