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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第十八話 意外と強い3     

今晩は。

投稿です。


 次の重戦士は見事に脚を払われ、あっさりと転んだ。

 ミミッコをチラ見したのがいけなかったのだ。


 まるでイリュージョンである。


 一瞬で前衛戦士がマッパになり、吐き出されたのだ!

 それも物理的に不可能な箱の中から!


「バトル中によそ見なんて、有り得ないよ?」


 両脚は見事骨折、動けない。

 そこへ群がるミミッコ。


 ぱっくん。

 モゴモゴ。

 オエエエエエッ。


 マッパで吐き出される重戦士。

 二人目。


 ……え?……


 ミミッコは何処かへ走り去る。


 ……ケケケケケッ……


 残ったのは笑い声。


 ……お、俺の装備が……


 そして食べ損ねたミミッコ達が、熱い視線で女魔法使いを見る。


 ……ジュルッ……


 バカでかいお口から、ヨダレが流れ落ちる。


 ……いやぁあああ!そ、そんな眼でみないでぇ!……


 周囲の傭兵さん達も、何やら期待しているようである。

 そんな周囲を気にせずバトルを続けているバンブとリーダー。

 女魔法使いはユトランに攻撃し、バンブへのサポートを邪魔し続けている。


 キンッ!


 金属音が響く!

 リーダーだけあって、間合いの取り方が絶妙である。

 一歩踏み込むバンブ!

 リーダーに向けて魔槍を突き出そうとするが、女魔法使いがナイフを投げてきた!

 魔力で強化されたナイフだ!


「あ、ヤバッ!?」


 リーダーの口が動いた!


「吹き矢!?隠し針かっ!?」


 魔槍は強化されたナイフを叩き落としたが、針までは間に合わない!


(チッ、油断したか!折角ユトランが教えてくれたのに!)


 しかし、リーダーは口腔内の吹き矢を使う前に吹飛ばされる!

 驚くバンブ。


「あれ?」


 突然目の前から消えるリーダー。


「ぐえっ!」


 一言残し、歓楽街のゴミ箱に突っ込まれる!

 そして群がるミミッコ。


 ぱっくん。


「え?僕、何もしていないけど?何か、当たった?」


 ユトランをチラ見するバンブ。


「ユトラン、なんかした?」


「した」


「何したの?」


「バンお兄ちゃんに簡易呪文のホーリーバーストをぶつけてみた」


「!?」


(え!?僕に!?結構過激!?危ないことするなぁ)


「バンお兄ちゃんおかしい……」


(まさか……気づいた?)


 人差し指を立て、口に当てるバンブ。


「……」


 静かに頷く白魔道士ユトラン。


(魔法を弾く?バンお兄ちゃん、もしかして魔法防御が高い?いや、高過ぎ?それに私にも問題があるって……)


 残ったのは女魔法使いだけである。

 彼女はMPを使い果たし、最早武器は腰の短剣だけのようだ。


「皆!後は任せた!ユトラン!撤退っ!」


「は、はいっ!バンお兄ちゃん!」


 二人は手を繋いで走り出す!

 後に残った傭兵さん達。

 後を任されて、嬉しそうである。


 視線は自然と、女魔法使いに集まる。


 ミミッコも集まり始める。


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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