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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百五五話 クラスの反応     

こんにちは。

休日投稿です。

でもMAYAKOはバイトです。

なんで?私の休日は?ああ、電気代とガス水道……。

お話し作りに専念したいです。


 クラス全員の耳が廊下側を向いている!

 静まりかえる教室。


 ……な、泣かないで!大丈夫!ユートニアが治すから!ね?……


 廊下から聞こえてくるキラキラとした歌声のような波動。

 それは廊下の壁を通り越し、教室にまで影響する!


 ……!?……

 ……わっ!?なんだ!?……

 ……か、体が軽い!?……

 ……軽くなった!?……

 ……おい、みんな黙れ!声が!?……


 再び静かになる教室。


 ……喜ぶでぇす!お尻の痣、消えましたでぇす!……


 このセリフを聞いて、男子生徒達が固まる。

 ……え?今、委員長、どんな状態!?……

 ……男子サイテェ……

 ……これだから男は……


 それでも全員の耳が廊下に向いている。


 ……あの、委員長、ごめんなさい、バンお兄ちゃんが酷いこと言って……

 ……え……あ……

 ……でも一生懸命助けようとしたのはホントです……許して下さい……

 ……え……あ、はい……


 バンブに変わりに一生懸命謝罪するユトラン。


 ……二人とも涙を拭くでぇす……取敢えず、保健室に行くでぇっす……


 足音が遠ざかる。

 そして騒ぎ出すクラスメイト達!

 話題はユトランの行動だ!

 壁の向こう側、廊下での出来事だが、姿が見えるような謝罪の声。


 ……許して下さい、だってサ……

 ……正妻じゃね?……

 ……妻じゃん……

 ……いや、お母さんか?……


 冷たい男子達の視線がバンブに向う。


 ……血の繋がらない妹?……

 ……3ヶ月の短期間……

 ……凄腕の槍使い?……

 ……妹は高速詠唱の白魔道士……

 ……世の中不公平だ……

 ……俺もあんな妹が欲しい……

 ……いや、怖くねぇか?……


「人気者だな?バン?」

「これは人気というのか?」


 ……元々は雨天の一言じゃん……

 ……いや、委員長を狙った先輩が悪いっ!……

 ……ああ、あの先輩達か……

 ……どうするのかな?委員長?……

 ……ユトちゃんとバニッシェンが追い払ったのだろう?……

 ……委員長も一撃入れなかったか?……

 ……でもよ……

 ……やっぱ、雨天の一言じゃん!……

 ……そうだそうだ!……


「う、うるせぉなぁ!」


 気まずそうな雨天、そこに先生が入る。


 ……おい、お前ら始めるぞ!ほい、副委員長!朝の挨拶!バニッシェン君!横に来い!……

 ……あ、はい!起立!……


 ざっ、と全員が立ち上がる!


 ……礼……

 ……おはようございます!……

 ……着席!……


 朝礼が始まる。


「連絡事項は転入生が二人、今日から3ヶ月だ、まぁ皆知っているな?一人いないが、まずは自己紹介だ、このクラスの担任コジロだ、よろしくバニッシェン君」


 人族で四十代だろうか?

 白髪交じりの髪、ヒョロリとした身体。

 身長は175?体重は60キロないだろう。

 その目は鋭く、声にも力があった。

 たばこが好きらしく、周囲にたばこの匂いが漂っていた。


「ん?なんだ?たばこは嫌いか?」

「いえ、苦手なだけです」

「面白い返答だな?喫煙者か?」

「吸いませんよ!」


 バンブは、たばこが苦手である。

 母親が喫煙者だったからだ。

 その独特な匂いは母親を思い出させる。

 たばこは嫌いではない。

 しかしその匂いに、いい思い出がないのだ。

 否定できないところに、バンブの苦悩があった。


 今回はここまでじゃ。

次回サブタイトルは 第百五六話 ナイの街 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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