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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百五十話 一撃と号泣     

今晩は。

投稿です。


「ではこれで」


 長居は無用だな、と判断し立ち去ろうとするバンブ。


「待て、それが先生に対する態度か?」

「ふふっ」

「!」

「笑ったなっ!?」


 そう、バンブにとっては先生でも何でもない。

 強化武装している人物2名、それだけだ。


「尊敬されたいなら、尊敬される行動をとって下さい」


 まともな教育など受けたことがないバンブ。

 そのバンブには、ただ威張り散らしている2名の男にか見えない。


「!……きさまっ!」


 ここで3名の先生達が、強化武装2名の先生達を止めた。


 ……まて、バニッシェン君はSランクの傭兵と聞いている、ここまでだ……

 ……余り引止めても意味が無い、教室で改めて聞けばいい……

 ……Sランクの傭兵は脅威だ、ここは退こう……


「退くだと!?」


 納得しない強化武装者2名。


 ……そう、彼はここの生徒ではない、分かるか?3ヶ月の転入者だ……


「はぁ?それでいいのか?Sランク?15、6のガキだぞ!ハッタリだ!」

「こんなチビガキに、ナめられてたまるか!最初が肝心だぞ!まてコラッ!」


 手を伸ばし、バンブの肩に手を触れた瞬間!


 パンッ!


 軽い音が響き渡る!

 驚く生徒達!


 ……ふっ、吹っ飛んだ!?……

 ……な、何をしたんだ転入生!?……


 強化武装2名の先生達はゴロゴロと転げていく。


「Sランク傭兵の後方は危険ですよ、手を出すなんて自殺行為です」


 平然と言ってのけるバンブ。


 ……起きたら話しておくよ……

 ……頼もしいねぇ、バニッシェンくん、ようこそブンドル全学校に……

 ……教室に案内しようか、あ、それともあそこにいる生徒達に案内させようか……


 どうやらこの3名の先生達、強化武装2名の先生が嫌いなようである。

 そして、このようなことは日常である。


 ……先に手を出したのはこちらの方だ、気にしないように……

 ……そうそう、ちゃんと警告もしたし……

 ……おい!そこの5人!バニッシェン君を教室まで送れ……

 ……走れよ、あと少しで遅刻になる……


「あの……この場はこのままでいいのですか?」


 同じ先生なのに?同僚を庇わない?

 不思議に思い、思わず質問する。

 

 ……ああ、気にするな……

 ……いつものことさ……


 そして5人組と合流するバンブ。


 ……こっちだ、急ごうバニッシェンくん……

 ……しかしすげぇなぁ、武装センセー一撃かよ!……

 ……俺達は蹴るなよ?……


「……無闇に蹴ったりしないよ」


 ……ははっ、だよな……


 階段を上り、教室のドアを開く。

 そこには、怒っているような、悲しんでいるような、複雑な顔の委員長がいた。


「あ」


 一言漏らすバンブ。

 そう、何も解決していないのだ。

 委員長は言ったのだ『後でお話しがあります』と。

 しかし問題はそれだけではなかった。

 委員長の横には、号泣している人物が一人。

 雨天やメヘ、ベリナがしきりに謝ったり、慰めたりしている。

 それでも嗚咽は止まらず、泣き続けている。

 その人物を見て目を丸くするバンブ。


「え?ユートニア?どうしたの!?」


 彼はユトランも元へ駆け寄る!


 今回はここまでじゃ。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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