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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百四八話 あれ?     

今晩は。

投稿です。


「礼も言わないのか?襲撃先輩は?」


 雨天は、吐き捨てるように言い放つ!

 しかしユトランは、走り去る様子を見て何やら満足そうである。


「よし!ちゃんと動いているみたい」


 全力で走り去り、もう見えない襲撃先輩。


(おい、バン、お前の妹のユトちゃん、なんか怖ぇな?)


 平然としているようだが、そこはかとなく恐怖を感じている雨天。


(そうかい?普通では?)

(あれが普通か!?あれを普通というお前もかなり危ねぇなぁ!どうやって襲撃先輩治療したんだ?)


 バンブとしては雨天の方が危ないヤツと思っているのだが。


 ……なぁあの口笛というか歌声、あれって……

 ……ああ、あれってさ、魔法学や歴史学で習ったヤツ……

 ……ボンバー、セイレーナタイプの高速詠唱使い?……

 ……ああ、間違いない!部活の先輩にもできる人いるけど……あんなに速かったか?……

 ……それに回復も!速すぎないか?……


 噂が広がり始める。


 注目されるのは良くないが、先日のバンブと雨天の一戦でもはや学校では有名人のバンブとユトラン。


 ……おい!どうした!……

 ……決闘か!?……

 ……何があった!?……


 遅ればせながら、先生達の登場である!


「やべ!バン!ユトちゃん!ずらかるぞ!」

「ええっ!?」

「こっちでぇす!」


 誘導するメヘ!


 思わず皆と一緒に逃げてしまうユトラン!

 つい、つられてしまったのだ!


「で、どうすんだよ、校門前!昨日は内側でバン、今日は外側でユトちゃん!」

「?」


 走りながらユトランに話し掛ける雨天達!


「昨日は生徒会の奴らが、復旧していたぜ」

「雨天君は、どうしたの?」


 素直に聞いてみるユトラン。


「あの……はい……雨天君は逃げました、バニッシェンさんやユートニアさんと同じです」


 今回は委員長も逃げている。


「いや、委員長、俺逃げてないよ!」


 一応抗議する雨天。

 校舎に入り、階段を駆け登るユトラン達。


「こっちだぜ、教室!席に着いて、知らんぷりだ!」


 先頭のベリナが誘導する。


「手伝おうとしたらさ、何か、えっほえっほとか言って、小さな妖精達がいっぱい現れて、直してしまったんだ、ホントだぜ!委員長も見ただろう?」

「……はい……あの……見ました、ですが……」


 こので(・)す(・)が(・)、と言う言葉に反応したユトラン!

 スルスルと階段を駆け登りながら、委員長に近づく。


(覗かれました?)

(!)


 途轍もなく驚く委員長。


(ユートニア、ストライプって呼ばれています……)

(あ……はい……私は黒レースって……)

(く……えええっ!?)


 それは大人の人のパンツでは?

 ユトランはそのセリフを呑み干した!


 すると突然ユトランの肩に現れる小さなおじさん達!


 ……むっほむっほ、今回もなおしてやったぞ……

 ……むっほ、ストライプよ感謝するがよい!……


「ひっ!?」


 突然の出現に驚き固まる委員長!


「ユートニアさまは精霊憑きですかぁ!?」

「出たな!スケベ妖精っ!委員長のスカート覗きおって!」


 立ち止まり、戦闘態勢のベリナとメヘ!


 ……むっほ、むほ……犬耳よ、覗いて欲しかったら、スラックスを脱ぐんだな……


「犬じゃねぇ!狼だっ!それに脱ぐかっ!脱いだら丸見えじゃねぇか!」


 ここでユトランは気づく。


「あれ!?」


 そう、バンブがいないのだ!


 ……むっほ、むっほ、バンなら残ったぞ……


「!」


 ……むっほ、きっとストライプは、なんで?と聞くであろうな……


「な、なんで!?」


 ……むっほ、むっほ、ほらな……


 今回はここまでじゃ。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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