第百四二話 問題児の内訳+α編
おはようございます。
投稿です。
10時、お茶の時間です。
今回はこの時間になりました。
パリーン!
またガラスが割れる音。
……話しを聞け……
……聞いている……
「さぁな、問題の騎士団長レインだ、腕は確かだが素行が非道だ……」
「無頼、それは今までの話しだろ、団長さんは変わろうとしている」
「贖罪の旅?うまくいくのか?ギルマスなら知っているだろう?レインの非道を」
「まぁな、しかしバンブ達と関わって本来のレインに戻ろうとしていないか?」
「……バンブと関わって変わった?校長との話はそれだけか?」
……なぜ分かってくれない……
……違う……そうじゃない……
「ああ、それだけだ」
……俺が言いたいのは……
ガチャン!
「人の屋敷の食堂で何をしているんだ、あいつらは……」
「無頼、俺達だって人の庭先で企み事だぜ?」
……そこではない、私の話は……
「私達はいいんだ、ここは分家で私は本家」
「そんなモノか?ん?」
いつしか、声は涙声になっていた。
……だから私は……うっ……
「……お、おい、無頼?レインのヤツ泣いているのか!?」
「……まさか……」
「んじゃロック!?」
「まさか!」
段々と小声になる外の二人。
……すまん……言い過ぎた……
……私は……どうすれば……
「……」
「……」
……
……
「なんだ?静かになったな?」
「フッ、酔い潰れでもしたか?」
……あ……
「!?」
「!?」
……ま、待てロック……あん……
「!!!!!!!!」←混乱中。
「!!!!!!!!」←同上。
……レイン……俺は……
……あ……ダメだってえっ……
「「人の屋敷の食堂で何をしているんだ!あいつらは!!」」
バタンッ!
突然!扉の開く音が響いた!
びくっ!とする5人。
もちろん5名の内訳はレイン、ロック、無頼にデテイ……そしてルンルンだ。
……おや、片付けにきたのですが……ロックさま、レインさま、まだ呑まれますか?……
「「ナイス、ロボウ!いいタイミングだ」」←無頼、デテイ。
(おいロボウ!あと30分くらい待てなかったのか!)←ルンルン。
……あ?ああどうする?レ、レイン?……
……そ、そうだな……
……離れで呑みなおすか?……
……そ、そうだな……
……では離れにお酒とツマミをお持ち致しましょう、ここは引きますので……
「……俺も引き上げるとしよう」
「鬼の目を一人付けよう、デテイさん、あなたはもう重要人物の一人だ。自覚はしていると思うが」
「……まぁな、じゃ、また明日」
そう言って立ち上がり、歩き出すとフッ、と影が現れた。
……お?鬼の目さんかい?よろしく……
影は瞬時に姿を変えた。
それは見るからに、ファルコンキャロット家の警備の者だ。
……我の他にもガードがいる……
……え?……
……騎士団から二人、警備隊から3名、ギルドのボランティアが5名……
……はぁ?……
……ふふっ、デテイ、あんたは愛されているんだな、皆が慕っている……
……恥ずかしいこと言うなよ……
……恥ずかし?恥ずかしいか?ここは誇っていいぞ、うれしいと素直に言え……
……ああ、嬉しいね……
……ふふっ……
「ギルマス!待ってましたぜ!」
「夜道は物騒だ、騎士団もきてくれていますぜ!警備隊の方も!」
「おお、そうか有り難いなぁ、よく待っていてくれたなぁ」
ギルマスは思う、こんな時間まで?ハラも空いているだろうに。
歩き始める総勢12名。
途中、色々な話が出てくる。
塔内外での話し、警備隊の苦労、騎士団の規律、調査隊の失敗談。
話しは弾み、興が乗ってくる!
そして彼らは家には帰らず、そのまま居酒屋に直行、朝まで呑み明かすことになる。
あ、デテイさんはちゃんと今日は朝まで呑む、と伝えて家を出ています。
そう、彼は確信犯、それなりの問題児なのだ。
今回はここまでです。
次回サブタイトルは 第百四三話 登校日 です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




