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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百四二話 問題児の内訳+α編     

おはようございます。

投稿です。

10時、お茶の時間です。

今回はこの時間になりました。


 パリーン!


 またガラスが割れる音。


 ……話しを聞け……

 ……聞いている……


「さぁな、問題の騎士団長レインだ、腕は確かだが素行が非道だ……」

「無頼、それは今までの話しだろ、団長さんは変わろうとしている」

「贖罪の旅?うまくいくのか?ギルマスなら知っているだろう?レインの非道を」

「まぁな、しかしバンブ達と関わって本来のレインに戻ろうとしていないか?」

「……バンブと関わって変わった?校長との話はそれだけか?」


 ……なぜ分かってくれない……

 ……違う……そうじゃない……


「ああ、それだけだ」


 ……俺が言いたいのは……


 ガチャン!


「人の屋敷の食堂で何をしているんだ、あいつらは……」

「無頼、俺達だって人の庭先で企(たくら)み事だぜ?」


 ……そこではない、私の話は……


「私達はいいんだ、ここは分家で私は本家」

「そんなモノか?ん?」


 いつしか、声は涙声になっていた。


 ……だから私は……うっ……


「……お、おい、無頼?レインのヤツ泣いているのか!?」

「……まさか……」

「んじゃロック!?」

「まさか!」


 段々と小声になる外の二人。


 ……すまん……言い過ぎた……

 ……私は……どうすれば……


「……」

「……」


 ……

 ……


「なんだ?静かになったな?」

「フッ、酔い潰れでもしたか?」


 ……あ……


「!?」

「!?」


 ……ま、待てロック……あん……


「!!!!!!!!」←混乱中。

「!!!!!!!!」←同上。


 ……レイン……俺は……

 ……あ……ダメだってえっ……


「「人の屋敷の食堂で何をしているんだ!あいつらは!!」」


 バタンッ!


 突然!扉の開く音が響いた!


 びくっ!とする5人。


 もちろん5名の内訳はレイン、ロック、無頼にデテイ……そしてルンルンだ。


 ……おや、片付けにきたのですが……ロックさま、レインさま、まだ呑まれますか?……


「「ナイス、ロボウ!いいタイミングだ」」←無頼、デテイ。


(おいロボウ!あと30分くらい待てなかったのか!)←ルンルン。


 ……あ?ああどうする?レ、レイン?……

 ……そ、そうだな……

 ……離れで呑みなおすか?……

 ……そ、そうだな……

 ……では離れにお酒とツマミをお持ち致しましょう、ここは引きますので……


「……俺も引き上げるとしよう」

「鬼の目を一人付けよう、デテイさん、あなたはもう重要人物の一人だ。自覚はしていると思うが」

「……まぁな、じゃ、また明日」


 そう言って立ち上がり、歩き出すとフッ、と影が現れた。


 ……お?鬼の目さんかい?よろしく……


 影は瞬時に姿を変えた。

 それは見るからに、ファルコンキャロット家の警備の者だ。


 ……我の他にもガードがいる……

 ……え?……

 ……騎士団から二人、警備隊から3名、ギルドのボランティアが5名……

 ……はぁ?……

 ……ふふっ、デテイ、あんたは愛されているんだな、皆が慕っている……

 ……恥ずかしいこと言うなよ……

 ……恥ずかし?恥ずかしいか?ここは誇っていいぞ、うれしいと素直に言え……

 ……ああ、嬉しいね……

 ……ふふっ……


「ギルマス!待ってましたぜ!」

「夜道は物騒だ、騎士団もきてくれていますぜ!警備隊の方も!」

「おお、そうか有り難いなぁ、よく待っていてくれたなぁ」


 ギルマスは思う、こんな時間まで?ハラも空いているだろうに。

 歩き始める総勢12名。

 途中、色々な話が出てくる。

 塔内外での話し、警備隊の苦労、騎士団の規律、調査隊の失敗談。

 話しは弾み、興が乗ってくる!

 そして彼らは家には帰らず、そのまま居酒屋に直行、朝まで呑み明かすことになる。

 あ、デテイさんはちゃんと今日は朝まで呑む、と伝えて家を出ています。

 そう、彼は確信犯、それなりの問題児なのだ。


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは 第百四三話 登校日 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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