第百十六話 ダチ
こんばんわ。
投稿です。
お昼の投稿、どうでした?
お昼がいいですか?
確かにまともに雨天と打ち合える者はこの学校にはいない。
そう、上位クラスの騎士、レイン団長ならあるいは?
まぁそれでも皆、一生懸命相手をしているのだ。
こればっかりはどうしようもない、雨天は強いのだ。
「悪かったな、雨天!」
先生が突っ込む。
「はは、わりぃ先生!なぁバン、お前だってそうだろ?」
ここで先生が立ちはだかる!
「おい、雨天!嬉しいのは分かるが今日はバニッシェン君は見学だ、さて次は図書館を案内しましょう、あと緑のクラスも、魔法学の講義かな」
ここでちょいちょい、と手招きするベリナとメヘ。
どうやらユトランを呼んでいるようである。
「?」
とことこ。
「ユートになにか御用ですか?」
「ユト、あたいらもうダチだよな?」
「そうなのでぇす!」
「え?」
「学校なんて関係ないよな!」
「そうそうでぇす!」
「えっ?」
「デテイさんはギルマスだし、今度会いにいくぜ!」
「ええっ?」
「人数は増えるかも知れねぇが、ギルド会館はデカいし、問題ないよな?」
「えええっ!?」
さて、こ困り果てるユトラン。
(ど、どうしよう?)
だが、ユトランの気持ちは動いていた。
この人達と、もう一度会いたい、と。
そう『あたいらもうダチだよな』というベリナの言葉は、ユトランに響いたのだ。
なぜか、涙が出そうなくらい嬉しのだ。
そしてバンブはバンブで自分を見つめ直していた。
それは雨天の言葉だ。
『てめぇ友達なくすぞ!いや、お前いないだろ!』
そう、没落した貴族であり、借金の山。
誰も寄り付きもしない!
誰が近づくのだ!色んな意味での危険人物に!
本家が本格的に動いたのも、バンブが一人になったっからだ。
話す?相談相手?相談は相手に答えを求める行為だ、バンブはそう考えている。
それは相手に判断を任せるということ、それではダメだ、自分で何とかしなければ!
しかし、一人ではどうしようも無いことだってある。
友達?利用し合う間柄ではないのか?
バンブは友達を知らない、それは未知の存在なのだ。
友達自体が分からない。
しかしユトランを見ると……。
(あ、なんか楽しそう)
バンブはユトランと楽しそうに話すベリナに嫉妬し、ゴーレムのメヘに嫉妬し、はにかむユトランを見て、彼女にも嫉妬した。
そしてある考えに行き着く。
バンブはこの学校見学で、人の繋がりを考え始めた。
ああ、もしかしたら学校が必要だったのは、僕の方なのかも知れない。
そして溜息を一つ。
(今更学校で何を学ぶ?遅すぎる……僕は……)
「おい、バン!何溜息ついているんだぁ?悲しいのかよ?笑えよ!」
笑えとは?
まったくもって理解の外の雨天。
「……分からない」
「はぁ?お前、深く考えすぎ!通学がイヤなのかよ?なら来なけりゃいい、好きなら出てこい!それだけだぜ!」
「雨天君は好き嫌いで判断?」
「ああ、そうだぜ!他に判断基準があるのかよ?」
「……そう……なのかな?」
「そうだよ!」
今回はここまでです。
次回サブタイトルは 第百十七話 広がる噂 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




