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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百十六話 ダチ     

こんばんわ。

投稿です。

お昼の投稿、どうでした?

お昼がいいですか?


 確かにまともに雨天と打ち合える者はこの学校にはいない。

 そう、上位クラスの騎士、レイン団長ならあるいは?

 まぁそれでも皆、一生懸命相手をしているのだ。

 こればっかりはどうしようもない、雨天は強いのだ。


「悪かったな、雨天!」


 先生が突っ込む。


「はは、わりぃ先生!なぁバン、お前だってそうだろ?」


 ここで先生が立ちはだかる!


「おい、雨天!嬉しいのは分かるが今日はバニッシェン君は見学だ、さて次は図書館を案内しましょう、あと緑のクラスも、魔法学の講義かな」


 ここでちょいちょい、と手招きするベリナとメヘ。

 どうやらユトランを呼んでいるようである。


「?」


 とことこ。


「ユートになにか御用ですか?」

「ユト、あたいらもうダチだよな?」

「そうなのでぇす!」

「え?」

「学校なんて関係ないよな!」

「そうそうでぇす!」

「えっ?」

「デテイさんはギルマスだし、今度会いにいくぜ!」

「ええっ?」

「人数は増えるかも知れねぇが、ギルド会館はデカいし、問題ないよな?」

「えええっ!?」


 さて、こ困り果てるユトラン。


(ど、どうしよう?)


 だが、ユトランの気持ちは動いていた。

 この人達と、もう一度会いたい、と。

 そう『あたいらもうダチだよな』というベリナの言葉は、ユトランに響いたのだ。

 なぜか、涙が出そうなくらい嬉しのだ。

 そしてバンブはバンブで自分を見つめ直していた。

 それは雨天の言葉だ。


『てめぇ友達なくすぞ!いや、お前いないだろ!』


 そう、没落した貴族であり、借金の山。

 誰も寄り付きもしない!

 誰が近づくのだ!色んな意味での危険人物に!

 本家が本格的に動いたのも、バンブが一人になったっからだ。

 話す?相談相手?相談は相手に答えを求める行為だ、バンブはそう考えている。

 それは相手に判断を任せるということ、それではダメだ、自分で何とかしなければ!


 しかし、一人ではどうしようも無いことだってある。


 友達?利用し合う間柄ではないのか?

 バンブは友達を知らない、それは未知の存在なのだ。

 友達自体が分からない。

 しかしユトランを見ると……。


(あ、なんか楽しそう)


 バンブはユトランと楽しそうに話すベリナに嫉妬し、ゴーレムのメヘに嫉妬し、はにかむユトランを見て、彼女にも嫉妬した。

 そしてある考えに行き着く。

 バンブはこの学校見学で、人の繋がりを考え始めた。

 ああ、もしかしたら学校が必要だったのは、僕の方なのかも知れない。

 そして溜息を一つ。


(今更学校で何を学ぶ?遅すぎる……僕は……)


「おい、バン!何溜息ついているんだぁ?悲しいのかよ?笑えよ!」


 笑えとは?

 まったくもって理解の外の雨天。


「……分からない」

「はぁ?お前、深く考えすぎ!通学がイヤなのかよ?なら来なけりゃいい、好きなら出てこい!それだけだぜ!」

「雨天君は好き嫌いで判断?」

「ああ、そうだぜ!他に判断基準があるのかよ?」

「……そう……なのかな?」

「そうだよ!」


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは 第百十七話 広がる噂 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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