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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第百十三話 再現     

今晩は。

投稿です。

前回、前書きと後書き、記入していませんでした。

投稿は余裕持ってするよう心がけます。


 一生懸命再現をしている3名。

 その3名を真剣に見ている先生と生徒。

 生徒は全員膝と肘にプロテクターを装備していて、服装はバラバラである。


(本人達の一番動きやすい服装、装備ってところかな。獣人のベリナには不要なんだろうけど、規則かな?)


 バンブの感想である。

 ベリナは獣人族、本来プロテクターは不要なのだ。

 しかし、人族は違う、魔法で強化しないと打ち身や捻挫、すぐ怪我をしてしまう。

 だから皆、動きやすそうな服装なのだ。

 まさに装備、服装はそれぞれで、身体のラインが分かるレオタードのような者や、盾を装備している者もいる。

 視線を戻すと、メヘが解説を進めていた。


「ここでですねぇ、バンくんはワザと、力を抑え雨天君を優位、と思わせますでぇす」


 ……え?……

 ……!?……

 ……なんだそりゃ?……


「力でぶつかった場合、雨天君に押させたのでぇす」


 ……わからんぞー!……

 ……どいうこと?……


「バンは弱いフリをしたんだ」


 ベリナが補足説明をする。


「そう、弱いふりでぇす!ここで調子に乗った雨天君が頸と肩を狙い剣を滑らせますでぇす!」


 剣を滑らせるベリナとそのままゆっくりと沈む委員長。


「あ……はい……えっと……そう、そしてここでバンくぅんが脱力します」


 カクッ、と沈む膝と踝(くるぶし)。

 その動作を見ているバンブ。

 決して委員長の柔らかそうな腰とか、身長の割りにはスラリとした脚を見ているのではない。


(……委員長よく見てるなぁ……侮りがたし!……ん?)


 なぜか後から殺気を感じるバンブ。

 ちらっ、と後を見ると、ユトランが揺らめいていた。


(え?どしたん?ユートニア?)

(バンお兄ちゃん?ナニを見ているの?)

(ナニ?)


 委員長、沈む動作の度に豊満な胸が揺れている。


(一連の動作だけど?)

(ふぅん……そう……)


「ここからが、一瞬でしたでぇす!」


 ベリナが木剣を押しながら滑らせ、委員長が流れに任せて払う!


 ……!……

 ……払ったのか!?……


「ここで雨天が更に加速するんだ!」


 払われた雨天の木剣は、そのまま流れ勢いを付けて上段より振り下ろされる!


「あ、はい……そしてバンくぅんは突きです、ですがこの突きは読まれていて……」

「雨天は体勢を崩しながらも、木剣を振り下ろす!速さは雨天が一枚上かな?」


 ゆっくりと振り下ろされる木剣。


(違う、速さではないよベリナ、雨天は先読みをしているから速く見えるんだ。あれは後の先ってやつ、紛れもない剣の天才だよ、アイツは)


「はい……ここでバンくぅん、木剣を手放します」


 ……!?……

 ……放した!?……


「そこであたいが剣を叩き折る!」


 折れた剣を持つメヘ。


「あの……その……手放した木剣を折るのは至難の業だと思います」

「だよなぁ、でバンは素手で雨天の木剣を流すんだ、受けるのではなく。しかしよく腕、折れなかったなぁ」

「あ……はい……多分、雨天君が手加減したと思います……」


(そうだよ!もともとアイツは手加減していた、ああハラ立つ!)


 バンブの傷ついたプライドをよそに解説は進む。

 そしていつの間にかバンブの横に立つ雨天。

 じっと3人の話しを聞いている。


 今回はここまでです。


次回サブタイトルは 第百十四話 精霊の加護 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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