↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/161

第百十二話 教えろよ!     

あ、前書き忘れていました。

うわ、後書きも記入していない!


 ユトランに狙われているとは知らない二人、先生と雨天くん。


「おい、バン!木剣の使い方がおかしいだろう!」


 雨天はバンブに猛抗議する!

 ここで再び先生が割って入る。


「雨天、違うぞ、木剣だから使えた技だ」

「じゃ、センセーよぉ、真剣だったらどうする?バンの技、使えないだろう!」

「そう思うか?違うぞ」

「何が違うんだよセンセーよぉ!」

「真剣だったらバニッシュン君は、そもそも剣を選択しない」

「え?」


 ポカーンとする雨天。

 先生が何を言ったのか理解出来ない。


(剣を選択しない?なんだそりゃ?素手で戦うってか?)


「さて、誰か答えられる者、いるか?」


 振り返り、先生は学生達に問う。

 バンブは思った。


(あ、これ授業の一環なんだ、僕と雨天君は題材なんだ)


 その中で、一人の女子が手を上げる。


「お?委員長か、君は今の戦いどう見た?」


 黒髪で一部黄緑色のライン、黒縁眼鏡で大人しそうな女の子だ。


「はい……あの……剣の間合いが少し遠くに感じました」

「それで」

「はい……あの……多分ですけど、バニ君は棒術を得意とするメガネっ娘……男の子です」


(コイツか!?ユトランのメガネに反応し、熱い視線を送っていたヤツは!)


「委員長はそう見たか、他には何か気がついたか?」

「はい……あの……それだけです」

「おい、バニ!お前普段使っている得物は剣じゃねぇのかよ?」

「さぁ」

「さぁ!?教えろよっ!棒術?棍棒か?鉾か槍か?」

「普段使う武器を教える?見知らぬ者に手の内は明かさないよ、ふふっ」


 笑って見せるバンブ。

 負けず嫌いのバンブだが、さすがに今回は相手が悪かった。

 事実、雨天は強いのだ。

 先程の模擬戦、本気ではないのが分かる。


「さて、今の二人の攻防、再現できる者、手を上げろ」


 ……見えても再現は無理だな……

 ……オレ、まったく見えなかったぞ!……

 ……再現は無理かなぁ……


「あれを再現?此奴(こいつ)らにはムリじゃねぇか?先生!」


 ドヤ顔の雨天。

 雨天の言葉に反して3名の手が上がった。


「渡辺に委員長にメヘか、よし、スロー再現しろ、解説付きで!」

「んじゃあたい、バンくんな!」

「ではメヘは、空間をしますでぇす!」

「え?……あの……私もバンくんがいい」


 ここでとんでもなく不機嫌になる雨天。


「おい、なんで俺の役、イヤなんだよ!」

「そりゃ雨天、おめぇ日頃から態度ワリぃし、横柄で威張り散らしているからだろ?」

「言ってくれるなぁベリナ!」


 そう言って、委員長をチラッ、と見る。

 ここで雨天はややトーンダウンして、委員長に詰め寄る。


「……俺、イヤかよ?」

「え?はい……あの……声が大きいし、その……ちょっと怖いです」

「おい!それ、本人に直接言うのかよ!」

「……ひっ……」


 真っ青になり、座り込む委員長。

 どん、とベリナが割り込む!


「どけ!委員長怖がってんだろ!離れろ!雨天!あたいがお前の役してやるよ!……あれ?いねーじゃん!?」


 雨天はメヘに蹴り飛ばされて、吹っ飛んでいた。


「女子に迫るときには優しくでっすっ!この不届き者っ!」


 ドーン。


 遙か後方の実働館の壁にぶつかる雨天。


 ……ごらああああっ!メヘ!何しやがる!……


 遠方より声が響いてくるが、全員無視である。


 ……メヘ!てめぇ自称三兆馬力だろ!俺じゃなきゃ死んでたぞ!……


「さ、始めようぜ!まずはあたい、雨天が仕掛ける、剣を上段から振り下ろす」

「あ……はい……そこで私、バ、バ、バニッシュンくぅんが下から振り上げます」


 ピクッ、と動くユトランの眉毛。


(バニッシュンくぅん?)


 どうも『くぅん』が気に入らないらしい。

 本能的に警戒心が燃え上がるユトラン。

 その警戒心は嫉妬であり独占欲に直結している。

 バンブは何も知らず、3人の再現に集中していた。

 どうもそれもユトランは気に入らないようである。


(バンお兄ちゃん、女の人をジロジロ見ている!)


 いや、だから再現を見ているだけだって!


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは 第百十三話 再現 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。