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父さん2

自分の部屋に入りベッドの上に寝転がる。父さん。俺は父さんのことを思い出した。

あれは、俺が小学3年カノンが3歳の時、父さんが病気にかかった。俺は治ってまた一緒に楽しく暮らせると思っていた。父さんの見舞いに母さんとカノンと行ったのに、俺は父さんに何を話したらいいのかわからなかったけど、カノンが父さんと楽しそうに話してるのを見て、きっとカノンは父さんが病気と闘ってること知らないんだろうなと思ってしまった。

それから父さんの病態がどんどん悪くなってしまった。父さんは移植することになって、俺の知ってる父さんじゃなくなった。ある時、ビデオ電話をすることになって、久しぶりに父さんの顔が見れると思ったのに、画面に映ってたのは俺の見たことない父さんだった。父さんを見た瞬間俺は、

「こんな人知らない、父さんじゃない。」俺は酷いことを言った。今でも思い出す。言わなきゃよかったと。その後父さんの移植が成功した。これで父さんと一緒に暮らせる、そう思ったのに父さんの病状は悪化して、父さんは亡くなってしまった。

「父さん、父さんっ」『お父さん、お父さんっ』

あの時カノンと一緒に何度も呼びかけ、心電図のフラット音、

ピーーーーーーーーーーーーーーーーー

嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

俺は、いや俺の心は壊れてしまった。

あの時俺が父さんに優しくしたら、あの時父さんに酷いことを言わなかったら、あの時父さんに謝れたら、あの時父さんにありがとうを伝えられたら。

あの時父さんと俺が入れ替わって俺が死んで、父さんが生きたら。

何度も何度も願い願い願い

死を求めるようになった。

『死んだらお母さんや妹さんが悲しむよ』うるさい

『死んだらダメ。生きてたら辛いこともあるけど、きっと良いことや、楽しいことがあるよ』うるさい

『君が死んでもお父さんは、生き返らないよ』知ってる

『死んだら、』『死んだら、』『死んだら、』『死んだら、』

うるさいっていってんだろっ


そんな俺は中学生になってしまった。

死にたいな。そう思っているとアニメとかに出て来るヤンキーとぶつかってしまった。

「ごめんなさいっ」

『ごめんなさいで済むと思ってるのか?』

お腹が痛い、頭が痛い、足が痛い、

俺の何がいけないんだっ

『くそっ』

誰もいなくなった校舎裏で叫んだ。

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