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父さん1

『レン。これお父さんのところにお願い。』

母さんに頼まれたのは仏壇に備えるビールだ。6/19この日は、父さんが亡くなって1年と半年だ。俺は父さんが好きだった。好きだったからこそ後悔が残っている。カチッ、プシュー。俺はビールを開けて、お鈴をならし、手を重ね目を閉じた。

(父さん。元気ですごしてますか?俺はカノンは小学1年になったけど、学校には行ってません。俺も、中学1年になったんだけど、色々あって行けてません。母さんは毎日大変そうです。そういえば母さんが言ってました。父さんが夢に出てこないと、俺の所にばかり出てこなくて大丈夫だから、たまには母さんやカノンの所に行ってやって下さい。また、何かあったら手を合わせてお話するよ、父さん。)

俺はそっと目を開けた。いつの間にか、母さんは手を合わせて終わったらしく、ご飯の準備へと戻っていた。そして隣には必死に目を瞑って手を合わせてるカノンがいた。なんて一緒懸命に話をしてるんだ、可愛い。俺が眺めている間にカノンは

『お兄ちゃん、どうしたの?』と尋ねてきていた。いかんいかん。俺はカノンに聞いた

「父さんと何話してたんだ?」そしたらカノンが、

『お願いしてた。欲しいキャラが当たりますようにって』おいおい、父さんは神様じゃねぇんだぞ、仏様だぞ。俺は思ったが口に出さなかった。出したら、カノンが泣いてしまいそうで、

「そっか、可愛いカノンが願ったんだ。父さんが叶えてくれるかもな」俺が言うと

『ほんとに!やった〜!』と、飛び跳ねていた。本当に欲しいキャラがいるんだな。誰なんだ?と思っていたら母さんからご飯が出来たと呼ばれ、俺とカノンは椅子に座った。宣言通りカレーが出され、俺は食べた。やっぱり、飽きてきたかも。俺はご飯を食べ終え、風呂に入り、自分の部屋に入った。

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