第二十二話 放課後
今回文字数少ないです。
初日の登校を無事に終えたルベルト、シャーリー、クルルは帰宅準備をしていた。
「お前ら、帰るぞ」
冴太が三人を誘ったが、返事は良いものではなかった。
「これから涼花達と遊びに行くから一緒に帰れないわ!」
「今から谷本とお話するの」
「俺も速水に呼ばれたから直ぐには帰れないな」
三人に振り回され、嫌気が差していたはずなのに、突如自分の手から離れ、少し寂しく思う冴太。
「そ……そうか。まぁ、あんまり遅くなるなよ」
三人の保護者の様に、実際保護者みたいな者だが、三人を心配しながらも、一人教室を後にした。
その背中は少し寂しく感じられた。
「シャーリーは遊びに行くの?」
シャーリーの遊びに行く。と言う発言を聞いたクルルはシャーリーを見つめた。
「な! なに勘違いしてるのよ! 外に出て情報収集よ。情報収集」
シャーリーの言い訳を聞き、取り敢えず良しとしたクルル。
「俺は今日、中々出来そうな奴を見つけたから、そいつの実力を試してくる」
珍しく真面目に仕事をしているルベルトに二人は驚いた。
「あんたが真面目に仕事をするなんて……因みにその人の武器は?」
ルベルトの仕事ぶりに後ろめたさを感じながらも、重要な情報を聞き出す。
「両手剣だ」
「成る程ねぇ~、少しパーティーのバランス悪いわね。私、ルベルト、冴太、その剣士。後一人ぐらい後衛が欲しい所ね」
シャーリーがパーティーメンバーを分析し、不足分の問題を口にするが、その問題はすでにクルルによって解決されていた。
「魔法使いは大丈夫なの。魔力を大量に宿してる人を見つけたの。これから話してくるの」
三人で現状の報告をしている最中、各自で約束していた人物が近付いてきた。
「シャーリー。準備出来た?」
「ルベルト、今から行けるか?」
「クルルちゃん……その……」
ルベルト、シャーリー、クルルは、お互いの目を見て頷き、魔王討伐と言う目的に向かって散るのであった。
次回運命のモブ救済話です。
個人的に一番好きな話になりました。




