異世界でのビジネスホテルの経営始めました。
無数にあるアプリが一つ消えた。
世界中に多くのユーザーがいるでもないそのアプリの終了は何の騒ぎにもなりはしなかった。
自分のスマートフォンの中から消えたそれは他の人から見たら何でもないように見えるが、私の中では一つの世界の消失であった。
「…明星さん」
「はい」
「言われた通り、終わるまでアプリ開いてましたよ私」
「…どうでした?」
「何て事無い、お喋りして…ホテルの経営についてのアイディア出して…」
「ホテルの経営について?」
「はい。新しい部屋のコンセプトについて…」
女性客が多いのだからスキンケア用品を充実させたレディースルームを作るのはどうだと言って、そうすると宿泊費はこれぐらいが妥当ではないかと言う案に男性よりも賃金が低い女性がこんな宿泊費出せるか否かと従業員全員であーでもないこーでもないと話していた。
「…アリヤさんはゲームが終了するのは知っているんですよね」
「知っていたのはアリヤだけです。他の従業員に言うかどうか…でも説明の仕方がややこしいので止めました」
「そうですか…ごめんなさい止められなくて」
「明星さんの責任じゃないです。きっとこれは誰も悪くないんですよ」
最後まで私はアリヤと何も変わらない日常を過ごしていた。
そうして向かえたサービス終了の日は冷静でいられないままにアプリを起動してみるとアリヤがいつもと変わらない笑顔で手を振っていた。ホテルは忙しい時間から抜けたかのか、鏡を覗くアリヤに気付いたまずアレックスが手を振りミアが洗濯物を持ったまま挨拶をしてメアリがセイラとエリザと共に掃除用具を持ってアリヤの後ろを通りロアさんがシャーリィちゃんと手を繋いでまま鏡の向こうの私に頭を下げた。
そうして最後にもう一度アリヤが笑って手を振った。
「…終わった後に何かの間違いであれってアプリを起動しようとしましたけど…まあ、無駄ですね」
「サービス終了した後に…私もあの世界観と近いゲームが無いか調べたのですけど見つけられませんでした」
「そうですか…あーあ、私の力…発揮されないかな」
「そうですね…私も祈ってはみましたが」
お互い上手くいかないものですね。
この話を共有出来る唯一の存在に近況を話しながら少し疲れたように笑った。
「星野さん」
「はい」
「私、また似たようなアプリを作ろうと思うんです」
「似たような…のですか」
「そしたらまた…あなたがアリヤに会えるかも…なんて」
「明星さん。しなくていいです」
「…いいんですか?」
「明星さんのやりたい事、作りたいアプリを作ればいいですよ」
「でも、似たようなアプリを作ればまた…」
「そりゃ会えたら嬉しいですよ。でも、同時にこの現実世界にアプリを作るのはまたいつかサービス終了の日が訪れるかもじゃないですか」
「…まあ…アプリは飽和状態ですしね」
明星さんがアプリを作りまたアリヤに再会出来たとして、様々なスマホゲームがあるこの世界でサービスが終了することなく続けられるかどうか不明だ。もしまた同じ様にサービスが終了してアリヤにまた会えなくなったとしたら明星さんにまた頼みこんで似たようなアプリを作ってもらうのか。そうするといつまでもいつまでも明星さんは同じことを繰り返される可能性がある。
「明星さんはアプリを作るのはお仕事でしょう?同じ様な物を作り続けてたら周りに何を言われるか…職場の評価も変わるでしょう?」
「そう、ですね」
「会える分からないのに作り続ける…明星さんの仕事を奪うようなものです。アリヤのために、いや…私のために」
「ですけど…事の発端は私の力です」
「引き寄せられたのは私の力です」
「……星野さんは」
「はい」
「アリヤさん達は何処へ行ったと思いますか?」
「…分かりません。分からないけど…何もかも消えたとは思ってません…自分の願いもありますが」
「何処かへは、行ったとは思います」
彼女達はただの自我ではなく魂を持った存在なのだ。そうなればいずれはその魂が巡りに巡りどこか新たな地へと行き着く事だろう。
明星さんが手を組んで静かに目を閉じる。
これが彼女が前世にしていたであろう“祈り”だろうか。
「……私の前の世界では」
「はい…」
「どんな小さな存在にも必ず魂は存在する。それが名もない小さな草花でも、人が住まう家でも、人が何も気にせず歩く道でも…」
その魂がある存在は必ず役目がある。子どもの無邪気に引き抜かれた草花でも役目は必ずあると言う。例えばその草花にはその無邪気な子どもに草花は引き抜かれるとこんな感触で根はこうなっているのだと伝える役目があったのだと言われる。
そして役目を終えて魂は器を去りまた新たな生を受ける。
「ですが、その役目を追えずに生を終えた魂は必ずその役目を果たすために前世の記憶を持ち生まれ直すのだと」
「…はー…あっちゃこっちゃに魂があるとか何とか…何だか日本の八百万の神みたいですね」
「そうですね。それも私がこの世界に転生した理由かもしれません……私がこの記憶を持っているのも聖女としての役目をきちんと終える事なく死んだからでしょうね」
「不思議なもんですね。なら私は何も覚えてないから前世の私は役目をやりきったんだ」
「そうですね。そして今生を楽しんでいる」
「アリヤ達もそうならいいな」
「…私の世界の考えのままで言うなら…アリヤさん達も転生しても星野さんの事を覚えていると思うんですよ」
「…そう思います?」
「だって、役目をまだやりきっているては思っていないんですもの」
「…確かに」
ホテルも盛り上がっていてこれからだと言う時にサービスか終了したのだ。明星さんの前世の世界で考えると確かにアリヤ達が私と過ごしていた記憶を持っていてもおかしくないかもしれない。
「…そしたら、会えた時は思出話でも出来るかな」
「きっと、出来ますよ」
何か進展があったらまたお会いしましょう。
祈りを捧げていた明星さんの手と握手をして駅で別れた。駅には無数の人間がいるが、私の探す人間は何処にも見当たらないでいた。
それから一年近くも経った頃、私は相変わらずアリヤがいないか探し明星さんも協力してくれる。
似たような世界観のアプリをダウンロードしてみたり、似たような経営に関するゲームをプレイしてみたが何も手がかりは無い。
「しんどいわ…」
本当ならアプリが無く事がなければアリヤのホテルが国で一番のホテルになっていた可能性があるかもしれない。そんな未来を見たかった。なんならアレックスとの子どもが生まれたりすれば私はアリヤの世界に七五三を教えてホテルの経営にうまい具合にこの行事を使えないかと模索していただろう。
「仕事大変か?」
「まあ、ぼちぼちでんな」
実家のソファーで寝転びながらスマホを握りしめる私に父が話しかける。実家から少し離れて会社からそこまで遠くない場所に一人暮らししている私が実家に帰って来たのはこの父が原因だ。
勝っている犬のポチ太郎の散歩中に転びまさかの足を骨折。仕事も休む事になり暇だし見舞いに来いと連絡を受けたのだ。
「ぼちぼちやるのがいいんだよ。仕事はな」
「適当に頑張ってるよ。お父さんも骨折治ったらぼちぼち適当にやるんでしょ」
「当たり前だよ。真面目にやるもんじゃねぇよ仕事なんて」
「はー…社会人の先輩としてどうなのそれ」
この父親だから私もそこそこ力を抜いて仕事出来るのだろうか。見舞いにと持ってきたどら焼きを食べながら何をするわけでもなくテレビを見ている父が思い出したように声を出す。
「何?」
「リリ、テレビの下の引き出し開けろ」
「開けてくださいとおっしゃい」
「開けてください」
「よろしい」
言われた通りに開けるとそこには随分綺麗な封筒が入っていた。父宛に届いたらしいそれを渡そうとすると受け取らずそのまま中を開けろと言う。
「え?」
そこには新しくオープンしたホテルの名前が刻まれた宿泊券があった。
「ほら、お前に教えられてホテルに泊まるやつ」
「うん?」
「お父さんもやってみたんだが…いまいちネットのやり方が分からなくてな…そしたらお母さんの読んでる雑誌の懸賞にホテルの宿泊券があってこれなら出来る!って…」
「そしたら…当たったの?」
「うん」
「すごいな!」
「でも…お父さんこれだろ?」
「……それだね」
足折ったもんね。
「だからリリにやるよ。楽しんでこい」
「…いいの?お母さんとかにあげたらいいんじゃない?お母さんの雑誌の懸賞でしょ?」
「お母さんは同じ雑誌の懸賞で旅行券当てたから」
「はあ?」
「骨折治ったらお母さんとお父さんは旅行行ってきます」
「え!ずっる!」
「ずるくないもーん!ちゃんと当てたもーん!」
還暦近い父親がもんとか言うな。
私だけいい思いするの悪いなと思った時を返してほしい。
半年ほど前に出来たばかりのホテルは当たり前だが綺麗なものであった。
仕事帰りで明日はお休み。疲れた体を休めるにはもってこいのホテルステイである。
朝食付き天然温泉あり、湯上がりに冷たいお飲み物に甘味を無料でくれるらしい。この御時世にここまでサービスしてくれるのは…まああるところはあるが面白いのはこのホテルのサービスの一つに夕方から深夜まで朝食会場でお夜食販売をしているらしい。
「ピザ…ラーメン…フライドポテト…こんな、デブまっしぐらな罪深いメニューばっかり」
それならばそのサービスをとことん受けよう。
一年近く何処に消えてしまったのか分からない友達を探す事に密かに疲れ果てているような気もするのだ。
(諦めたくないけど)
それでも今日は自分のために時間を使っていいだろう。
自動ドアを開かれて真っ正面にフロントがある。私に気付いたフロントスタッフが頭を下げて綺麗に作られた笑顔を向ける。
「予約していました星野です」
「星野様でございますね。お待ちしておりました」
ご予約を確認しますので少々お待ちください。
「お願いしま…」
確認してもらっている間にスマートフォンが震えて取り出すと定時で上がった会社からで何事かと思い出ると内容はなんてことないものだった。
「冷蔵庫の中のお弁当?いや?私のじゃないよ」
「賞味期限が切れてる?捨てちゃえば?」
「あ…でも中に入ってるプリンは私のだ…あー…忘れてた…良かったら食べて」
「うん…うんそれじゃお疲れ様」
忘れていた。お昼のデザートに食べようとしていたのに忙しくなりすっかり忘れていた。後輩にあの新作プリンは譲りまた別の日に買うとしよう。
「星野様」
「あ、すいません」
「いえ。とんでもないです。ご予約確認出来ましたのでこちらにお名前とご住所をお願いいたします」
「はい」
慣れたようにチェックインの手続きをしてこれで完了だ。部屋のカードキーを貰い何階に温泉があるか朝食会場のチケットはこちら、お夜食は何時までと説明を受けてお礼を言うと早速部屋に向かう。カードキーでエレベーターのパネルに触れて来るのを待つとヒールの音がした。
「お客様。いかがですか?こちらのホテル」
「え?いやまだ来たばかりで……」
声をかけられた先にいた女性の姿に思考が停止する。
私がよく飲むキャラメルフラペチーノみたいな色の髪。深い森のような緑色の目。
そうじゃない。まったくそうじゃない艶のある黒髪に日本人にしては珍しく薄い茶色の目。
容姿も年齢も違うのに、なのに私はすぐに分かった。
「…アリヤ?」
「お久し振りね」
そう言ってスマートフォンの画面越しに見た同じ笑顔でこのホテルの制服のまま無いドレスの裾を持ち上げてカテーシーをして見せた。
間違い無い。この人はアリヤだ。
「…本当に…本当に?」
「ええ。アリヤ・アーバン、あなたの友達よ」
「本当に本当にアリヤだ…」
「今は伴愛里沙って名前なの」
「あ、ありさ?」
「何?凛々菜」
「…アリ、愛里沙!」
手に持っていた荷物を全部置き去りにして思わずアリヤ、いや愛里沙に抱きついた。到着したエレベーターを無視して再会の喜びを噛み締める。
初めてあなたの体温を感じたわ。
私も愛里沙の体温初めてだよ。
そう言ってお互い笑いながらどうにかなるのではと思うぐらいに抱き締め合って何だ何だ様子を見に来たフロントスタッフが驚いていた。
「伴さん?どうしたの?」
「ふふ、私…このお客様と大の親友でして…フロントで聞き覚えのある声がして…驚きました」
「そうなの?」
「すごく久しぶりに会えたんです。だから…ちょっと話しててもいいですか?先輩」
「あんまり長く抜けるのは駄目ですよ」
「はい。分かりました」
信じられない再会に頭が浮遊するようなままもう一度エレベーターを呼んで乗り込むと私の泊まる部屋がある階までたどり着く間に話してくれたのは、愛里沙は今このホテルの従業員で新卒で働いているのだと。私よりはそうすると年下になるが以前よりはずっと近い年齢だ。
平凡な家庭に生まれて学校へ行き、大学で経営学を学んだ後にこのホテルに就職したと。
「良かった…それじゃ今回の家族は」
「うん。怒る時は怒って、褒める時はうんと褒めてくれて…優しい両親よ」
「良かった…本当に…!」
また前みたいな家族だったらどうしようかと思っていたが不安が一つ解消された。エレベーターは私が泊まる部屋の階に着き案内された部屋は一人で泊まるにはなかなか広い素敵な部屋だ。
「かわいい部屋…いいわこのホテル」
「部屋ごとにコンセプトが違うのよ。他にも緑の寝具を揃えた森の部屋とか碧い海をイメージした海の部屋とか…」
「ここは、赤いね」
「ここは太陽の部屋」
寝具には赤、そこに花の刺繍が施されていて大きな窓からは都会の夜景が見える。
「…このホテルって」
「うん。私が経営してたホテルに似てるのよ。だから就職決めたの」
「こんな偶然あるんだ」
「それがね…」
「ん?」
「このホテル作ったの…クラウス叔父様とスカーレット様なの」
「…え!!」
「驚いた?今は私の父方の親戚なのよ」
「驚くよ!あのお二人もこの世界に!?」
「私みたいに記憶は無いみたいだけどね」
「そうなんだ…!」
あのアプリが無くなった時、確かにアリヤ達の世界は消えていきその世界にいた住人の意識は無くなったと。
しかしそこから信じられない事に消えてどこかに行くのかと思われたが消える事なく体が小さくなり赤ん坊になり小さな子どもになりランドセルを背負う子どもになり制服を纏う学生になっていた。
「何それ?」
「不思議よね。でもね、本当なの」
「生まれ直すって…こう言う事なの?」
「凛々菜と初めて会ったのが2025年よね」
「うん。去年だ」
「私、前の世界が無くなった時に自分が赤ちゃんになっていくのを感じたの。それで、自我が芽生えるぐらいに成長した時見たカレンダーは2006年なの」
「??えと…」
「あの世界が無くなった後…なんと言うか…生まれ直すために現代から一旦過去に戻ったんだと思う」
「ええ?…でもそうか…現に今こうだし」
「うん。だから私…二十年近く前の世界の記憶を持ちながら凛々菜を探していたわ」
「私は一年ぐらいしか経ってない感覚なのに?」
「そうなのよ。不思議な感覚だったわ。凛々菜と初めて会った時から過去に戻って…赤ちゃんからまた新しい人生を始めて…ようやくあなたと会えた年代までたどり着いたわ」
「二十年近くも…ごめんねその間に見つけられなくて…」
「本当よ!あの時もっとあなたの会社の場所とか住所とか聞いておけば良かったわ!そうしてたらこんな時間かからずにいたのに!」
「ずっとアリヤの世界と似たようなアプリを探してたんだよ~明星さんが似てる世界に引っ張られるかもしれないって言うから」
「違ったわね」
そりゃ見つからないわよ。だって私、あなたの世界であなたに会いたかったんだから。この世界に引き寄せられるのは当然かもね。
「…アリヤ」
「何?リリナ」
「この世界、どう?」
「そうね…なんと言うか…前の世界と比べたら、すごく異世界だわ」
「…ようこそ異世界へ!」
「来ちゃったわ!異世界!」
二人でそう言ってベッドに倒れ込み声を上げて笑う。
何だ、アリヤはずっとこの世界にいたんだ。
私はずっと見当違いな探し方をしていたと笑う私と本当にそうよと笑うアリヤ。笑いながら笑いすぎて涙を浮かべながらベッドのスプリングを利用して起き上がる。
「お夜食行ってもいい?」
「どうぞ」
「温泉も堪能していい?」
「勿論」
愛里沙の働くホテルを堪能しようと部屋の扉を開けると一人の男性従業員がエレベーターに向かって歩く姿が見えた。それを見た愛里沙が男性に声をかける。
「麗!」
“れい”と呼ばれた男性が振り替えるとこちらを見て驚いた。褐色の肌に黒髪、目は真っ黒。日本人の容姿をしているが彼は間違い無い。
「アレックス!?」
「……リリナか!?」
小声で驚きこちらに歩み寄る彼はアレックスだ。彼もこちらの世界に生まれていたのか。
「覚えてるの?私の事」
「覚えてる。物事ついた頃から妙な記憶があって…大学で愛里沙と会って確信したんだ。あれはこの世界の前にいた世界の記憶だって」
「アレックス、いや…麗も会えて良かった……二人は今どうなってる?」
「付き合ってるよ。大学生の頃から」
「うん」
何だ結婚してないのかと少し落ち込んだが冷静に考えれば新卒だし早すぎるかと思い直した。
「アレックスもいるし…もしかして他の皆も?」
「ミアもいるわ。記憶は無いけどね」
「ロアさんもいる。今日は娘さんの学校行事で休みだけど…記憶は無いな。」
「娘さん…シャーリィちゃんか…良かったあの子もいるんだ…メアリさん達は?」
「いないけど…この前絶対あの三人だって言うのは見かけたわ」
「楽しそうにランチしてた。ちなみにニールとクリシュナは今は大学通ってる。あいつらは記憶あり」
「そっかそっか……あのさ、ディンとルルアの二人は」
そう聞くと二人は首を振り会っていないと言う。生まれ直していないのか、それともただ単に見つかっていないだけなのか…出来れば生まれ直していても金輪際関わらないでほしい。明星さんにお願い出来ないだろうか。
「さ、凛々菜…案内するわ」
「美味しい物もあるし温泉も楽しんでな」
「存分に楽しむわ!」
改めてこのホテルステイを楽しもう。
お夜食を食べながらふと、愛里沙はこれからこのホテルでずっと働くのかと思い尋ねてみる。
前の世界の記憶が無いはずの叔父様達が作ったこのホテルは馴染みがあるし働いていて楽しいが、いずれは独立して自分のホテルをまた前のように立ち上げたいと言う。
「麗も来てくれるそうよ」
「来るだろうね」
「もし叶うなら、ミアもロアも…」
「前の世界の再現だ」
「でも、前の世界と違うここではまた色々とどうするか考えないとね」
「まあ愛里沙からしたら…異世界だしね」
「そうよ。私、異世界でビジネスホテルの経営始めるのよ」
「いいじゃんそしたら…ホテル名は異世界ホテルとか?」
「素敵!採用していい?」
「……ネーミングセンスも変わってないな」
「え?何?」
「何でもないよ。でももしまたホテルが出来たら…」
私をお客様第一号にして。
勿論。予約は押さえておくわね。
これにて異世界でのビジネスホテルの経営始めました。終わりになります。
ランクイン、ご感想、リアクションありがとうございました。




