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御祭り

 リリナに頼まれた眼鏡のデザインとやらは私が知る眼鏡とは変わっていた。モノクルのような形ではなく両目でグラスを覗くような形であり、彼女の世界にあるらしい耳や鼻が疲れない軽量化されたデザインで作るらしい。

 王様に献上するのでそれらしく、素材を拘りその眼鏡のフレームとやらのデザインは私がする事になった。

 アレックスも叔父様からその眼鏡の開発のための材料を集めるためにニールやクリシュナに指示している。私も王様が身に付ける物なんて考えた事も無かったため、叔父様から王様の趣味、志向を手紙で聞きながら考え、リリナも可能な限り王様の好みを探るために鏡に映り情報を得ているらしい。

「ガラスレンズを加工して…?」

「フレームって何?どうしたら作れる?」

「陶器でフレーム作るとか…重すぎ?」

「軽量化軽量化って…どうしろと?」

「鼻に当てる部分を作る…鼻に当てても痛くならないように?」

 リリナの世界の情報とこちらの世界にある物を駆使しながら過去にお世話になった職人達にも声をかけていき、フレームにはチタン。軽く耐久性のある金属を使いフレームに私のデザインした模様を宝石と共に散らしていく。王様はあまり華美な物を好まれないようなのでさりげなく、それでも威厳が見えるように作り上げていく。

「…親父から手紙が届いた」

「…何か悪い事でも書いてあった?」

「“随分面白い事をしているみたいだな。今作ってるそれが商品化出来たならしっかり特許を取るように”ってさ」

「商人ね…」

「貴族は貴族だけど…根っからの商売人だよ」

 でもここで、その作っている商品のアイディアを寄越せなんて言わない辺りは私の家族とは違うのね。

 私の家族は自分達の利益のためだけに動く人だから。

「リリナの世界は」

「うん?」

「リリナの世界には俺達の知らない物がたくさんあるんだな」

「彼女が言うには私達の世界は彼女からして見てずっと昔の時代の生活みたい」

「それじゃ…このまま未来が進めば俺達のこの世界もいずれリリナの世界に追い付くのか?」

「…どれぐらい先かしら…?追い付いたとしても…私達はリリナと同じ時代が来る前に寿命で死んでしまいそう」

「そうか…リリナがいる世界は遠い未来なんだな」

「きっとそうね…でなきゃ、あんな指先一つで色んな事出来ないわ」

 願うなら。彼女に会ってみたいと思う。

 それは鏡越しではなく直接彼女て話してみたい、友達として何の隔たりも無く笑いあってみたいと思うのだ。

 ただそれはきっと叶わない願いだろう。何となくは分かるのだ。彼女の言うように私達はリリナの“スマホゲーム”の世界ならゲームに存在している私達とその世界に確かに存在をしているリリナは決して触れ合う事はない。

(…あれ?)

 そこでふと思った。

 この世界がリリナの言うゲームの世界であるのなら、いずれ終わりは来るのではないか。

 永遠に続く事が可能なゲームなどこの世界には無い。どれだけの人間が入れ替わり立ち代わり盤上の物語を進めても人の手が無くなればそのゲームは例え途中でも終わる。

 私達は確かにここにいる。意識があり感情を持ち自分の意思で人生を進めている。

 それはいつまでも続けられるのだろうか。

「アリヤ?」

「あ」

「どうした?」

「…大丈夫。何でもないわ」

「…不安な事があるなら言えよ。隠されると頼りないのかと落ち込むんだ」

「うーん…」

「うん」

「…アレックスは未来に不安は無い?」

「え?そんな事考えてたのか?」

「私との未来、不安は無い?」

 これから上手く行くと信じて今行動しているけど、本当に大丈夫だろうか。

「アリヤとの未来に…不安はまったく無いと言ったら嘘になるけど」

「あら…」

「アリヤに捨てられるのが不安だよ」

「私が?あなたを捨てる?」

 何でそんな事を考えているのかと驚くとアレックスは真剣らしい。

「今は正直アリヤと一緒になれて有頂天だよ」

「有頂天なのに…不安なのね」

「一緒になって、俺の駄目なところを見て呆れられたら捨てられたらって」

「アレックス駄目なところがあるの?」

「…俺、実は…犬が苦手なんだ」

「え??」

 ジャスといた時はとても仲良くしていたように見えたが、実はすごく無理をしていたらしい。何でも兄弟の一人が動物好きでたくさん飼っていたがある日一番大きな犬に吠えられて追いかけられてトラウマになってしまったらしい。

「え?言ってよ!そういうの!」

「情けないだろ!それにジャスは俺を吠えた犬じゃないし…優秀な従業員だ」

「面接の時よく頑張ったわね」

「心臓はすごい早かった」

 ニールとクリシュナは勿論その事を知っているためあの二人を最初からホテルに連れてきていればその事がバレると思いずっと二人には離れてもらったらしい。

 だから内心ホテルに来た二人が犬の従業員を見た時に驚いていたらしい。てっきり克服したのかと聞かれたが以前苦手なまま。

「…はー…恥ずかしい」

「…私、そのぐらいで嫌いにならないわ」

「これからまた何か目につくかもよ」

「それは私も同じよ?」

「それじゃお互い様で…」

「ええ。良いところも悪いところも見せあって…それでいいじゃない」

 一緒になるってそう言う事よ。

「何だか気が軽くなったわ」

「そりゃ良かった」

 恥を忍んで言ったかいがあったよとアレックスが笑う。

 そうだ。どうなるか分からない未来を嘆くよりも今目の前の事にただ力を入れてしっかり立てるようにしないと。


「え?喧嘩?」

「最近多いわね」

「シャーリィちゃん。危ないからあの部屋に近づいちゃ駄目よ」

「はい!」

 ジャスとホテルの中をパトロール中のシャーリィからの報告だ。

 最近あのディンとルルアの喧嘩が増えたと。

 しっかりとした作りの部屋だが度々喧嘩の声が聞こえる程に大きな声で罵り合っているらしい。

 ルルアがアレックスに熱を上げていたと言う話がディンの耳にも聞こえてきたためルルアを責め立てるディンに対してアレックスと比べて太り人相も悪いディンへの不満が大きくなっているルルアの声が響くようになっていた。

 初めこそはあの二人が喧嘩?と思っていたが従業員からの報告を受ける頻度が多くなると段々と「またか」と驚く事も無くなってしまう。

 シャーリィには教育に悪いため近づかないように伝えておきこちらも下手に関わりたくないため喧嘩の声がしても聞こえない振りをするようにと暗黙の了解。

「早く出ていってくれればいいけど」

 メアリがそうため息混じりに話す。

「多分近い内にそうなるわ…」

 その言葉にたいして聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で私は呟く。

 朝食の片付けを終え、よく磨いたナイフに私の顔が映る。

 髪が随分伸びていた。あの婚約復活を言われた日からそうか…そんなに時間が経っていたのか。

 ルルアが来て、ディン様が来て、そこから怒涛のように過ぎ去って行った。二人を部屋に籠らせて機嫌を取るために散財させて、叔父様を頼りこの婚約を無かった事に再びするために。

「アリヤ!」

「…アレックス?」

「これ…見てくれ」

「…出来たの?」

「試作もめちゃくちゃしたから時間がかかったが…気に入ってくれるといいんだが」

 アレックスが足早に駆けて来て見せてくれたのは何ヵ月もかけて作った王様に献上するためのリリナの言葉を借りるなら“めっちゃいい品物”がようやく出来た。

 両目に来るグラスに長時間かけていても疲れないように軽量化したフレームに、王様の威厳を出すために豪華な宝石を下品でない程度に散りばめて…王家の紋章を刻んだ世界に一つの品物だ。

「…気に入ってもらえるといいけど」

「信じるしかないな…でも、大丈夫だ」

 丁寧に包装し最後は祈りでも捧げておこうと頭を下げて叔父様から王さまに渡してもらえるように送る。

 その時に私とアレックスの名前を出して、どうかアレックスのこの国での階級を上げていただくようにお願いをするのだ。


 そしてもう一つ。


「ニールとクリシュナ最近見ませんね」

「働き者だからすごい助かるのに…」

「正規の従業員じゃないから仕方ないのかもね」

「……」

 もし今の身分だけでこちらを抑えつけるような事をしようなら、その立っている場所から今引きずり下ろしてやる準備は出来た。

 何も逆らえないように落としてやる。


 そうですか。おめでたいことです。

 ご子息がいなくなってしまった時はどうするものかと思いましたが…やはり貴族としての役目を果たしてくれるんですね。

 アリヤ様も良かったですね。ディン様から婚約破棄されてしまいどうなるかと思いましたが…また婚約してくださり本当に良かった。

 彼女、今…平民のホテルを経営しているんでしょう?婚約者も繋ぎ止められなかったからと言ってそこまで落ちてしまうなんて。

 でもこれで貴族としてまた顔を出せますしホテルも今度から赤の看板を下げるそうですよ。

 そうですか。そうですか。


(私の家は…こんな感じだったのね)


 そこまで長い間離れていなかったはずなのになん十年も離れていたような感覚だった。

 いい加減髪も伸びただろうから結婚のために帰って来いと家からの手紙を受けて馬車に揺られている。家族が招いたのか顔を知った貴族の方々が私の実家へと入っていく。

 こんなにこの家のホテルは煌びやかだったか。

 あぁそうだ。婚約破棄の慰謝料から増築したんだった。

「随分静かだな」

「……そうでしょうか」

 馬車の向かいに座るディン様が不機嫌そうな顔で話しかける。最近よくルルアさんと喧嘩をしていましたが今朝も喧嘩をしていましたね。仲直りは出来ました?

 そう尋ねそうになったが飲み込んで彼とは目も合わせずに馬車の外を見る。

「…本当に可愛くない」

「ええ。可愛くありません」

「その態度も気に入らない」

「それで結構です」

「…いいか。お前とは貴族としての役目だから結婚してやるんだからな」

「はい。何度も聞きました」

 お前のためだ。お前など愛していないとそうもはっきり言われた方がずっといい。下手に実は愛していると言われたらそちらの方が鳥肌が立つ。

「いずれはお前とアレックスの不貞をバラして俺はルルアと正式に…」

「ディン様」

 静かに聞いていた私がここで声を上げた事でディン様が少し驚き顔を上げる。

「今日ここでそれを言っても結構ですよ」

「…お前、どうなるか分かってるのか?」

「ええ。きっと…貴族としての階級は奪われて今度は私が慰謝料を請求でもされるのでしょう」

「そうだ!そうだな…きっとそうなる!」

「それと同時に私はディン様とルルアさんが深い仲であることもお話します」

「……」

 ディン様が黙る。私を言う通りにさせるために脅しのつもりで言ったであろうけど、それならそれと同じ様にあなたがルルアさんとの深い仲で駆け落ちまでした仲であると伝える。

「そしてあなたが経営していた宿での従業員の扱いや領主にたいして賄賂を渡してその事実を隠していた事もお話します」

「…お前、その話」

「ディン様が私とアレックスの仲を暴露し、私もディとルルアさんの仲をお話しします。駆け落ちしたディン様と…それが原因で家を追い出された私…世間の信用はどちらに傾くでしょうね?」

 首を傾げて伝えるとディン様は私を睨まれた。何だろう。全然怖くない。

 馬車が停まり扉が開かれると彼はさっさと出ていってしまった。私のエスコートも何も無い。


「アリヤ!ディン様!」

 随分お久し振りです。私と家族の縁を切ったはずの家族達。

「聞いたぞよく頑張ってるな」

「婚約もまた復活して結構結構」

「アーバン家の者としてよくするように」

「ディン様…本当にこの不出来な娘と再び婚約して下さってありがとうございます」

「いいえ。とんでもない!私もアリヤと離れて自分が何をすべきか分かりましたから!」

 やっぱりこの家族は私を私として見ずに家を繁栄させるための道具としてしか見ていないのだろう。

“…追い出して縁切っておきながら何て都合のいい”

 私もそう思うわ。

 鏡に映るリリナの言葉に静かに同意しながら自分の足で進んで行く。

 皆様今日はお集まりいただきありがとうございますと父の声が集まった人々の耳に届く。

 本日は我が娘、アリヤとレーゼ家嫡男ディン殿との婚姻式のため来てくださった事を心より感謝します。

 一度は不出来な娘のため婚約が無くなってしまうような事がありましたが…ディン殿の寛大なお心によりこの日を迎える事が出来ました。

 娘とディン殿は夫婦として新たな出発をするのです。どうか温かな目で見守り下さい。

「……」

“よく言うわ”

 周囲から拍手を送られてディン様は何とも嘘くさい作り笑顔でいらっしゃる。私も不自然に思われないように笑顔でいるが本当ならば今すぐ下らないと言って出ていってもいいぐらいだ。

 周囲に眼を配りながら何も知らない参列者は用意されたお酒やご馳走を口に運びながらお喋りを楽しんでいる。

 本来の貴族の結婚は厳かなものではあるが、この家のホテルの宣伝も兼ねて教会ではなくホテルのロビーで行い最初の挨拶だけ真面目に行い後は立食パーティーのような雰囲気になっていた。

 時折私達の元に挨拶に来られた方に頭を下げるぐらいでこのまま終わるのだろうとそう参列者は感じている。

「…アリヤ」

「なんでしょうか」

「下手な事は言うなよ」

「下手な事とは?」

「そのドレスと指輪も、俺がお前に贈った事になっているんだ」

「そうですね」

 本当はアレックスが私の事を考えて贈った物だ。ディン様にはそんなお金はもう無いためこれは自分が彼女に贈った物だと嘘をついた。

「私は何も言いませんよ」

「…そうしろ。黙ってろ」

「私は、何も言いません」

 私はね。

 そう言って黙ると遅れて来た参列者が見えた。派手な装いの彼女は遠目でも目立つ。その姿に既に来ている参列者は驚き目を奪われる。

 ルルアだ。

「は?」

「あら」

 ルルアがアレックスにエスコートされてやって来た。そして私の姿を見つけると彼女は勝ち誇ったように笑ったが、それを見たディン様は分かりやすく表情を崩す。

 二人はこちらに歩み寄りルルアは笑い、アレックスは無表情でいる。

「…アレックス!」

「ごきげんようディン様」

「ごきげんよー」

「お前…何でルルアと」

「言っておきますけど…勝手に着いてきたのは彼女です」

 いてもいなくても良かったが、これはリリナの提案だ。

“まあいいじゃん”

「お前、アリヤの事は」

「だから勘違いするな。これは勝手に着いてきた」

「エスコートしてくれたじゃん?ねえ?」

 小声で話すがルルアは何も考えいないのか普通の声だ。ルルアがアレックスに纏わりつくのが許せないらしい彼はついに立ち上がってしまい注目を集める。

 何かあったか。

 あの異国の者は誰か。

 何かディン様に無礼な事をしたのかと聞こえて警備がこちらにやって来るが、アレックスが手で上げて止める。

「アリヤ」

「はい」

「もういいだろう」

「ええ」

「リリナ」

“はいよ”

「ここに来れない従業員のために見届けてくれ」

“勿論”


 ホテルのロビーに兵士が入ってくる。

 王宮を守る彼らが続々とやって来たこの状況に何も知らない参列者は顔色を変えた。

 私の家族もディン様の家族もこの事態に驚いている。ただディン様の家族は身に覚えがあるのか体を固まらせていた。


「ディン・レーゼ、ルルア・ハーク」

 兵士の中から一人の男性が出てくる。叔父様と同じぐらいだろうか。優しげな風貌であろうその方は険しい表情で名前を呼ばれ反応した二人を見つめた。

“あ、王弟殿下”

「あの方が?」

 それじゃあの方が叔父様が使えている方なのか。

「…城下町から離れた町にあなた方は宿を経営していたな」

「…え、えと」

 露骨に狼狽えるディン様に状況を飲み込んだルルアが青ざめる。アレックスの腕に絡み付こうとするがそれを振り払いルルアとディンをアレックスは王弟殿下の前に突き出した。

「そちらで宿としての営業許可を取りながら娼婦を常駐させていたと」

「いえ!それは娼婦が勝手に来ただけです!」

「それならばすぐに追い出せば良かったものの、何故追い出さずに客を取らせた」

「あ、あまりに哀れで情から置いたのですが…出ていってくれず…」

「娼婦として客を取らせ、宿の仕事もさせていた。しかも随分無茶で強引な客の取らせ方をしたそうで」

「誰がそんな事を!決して私はそんな事は」

「あなたの宿で働いていた人間がその実態を書き残しています」

 そう言って見せたのは、あの手紙だ。引き裂いた服に自らの血で書いたその内容はこの国の人間が読めない異国の字。

「…は?」

「この二人が見つけてくれましたよ」

 そう言って王弟殿下の後ろにはニールとクリシュナがいる。静かに頭を下げた二人を見てディン様の表情は歪む。

「……無茶な仕事をさせて…わざと賃金を取り上げて、雁字搦めにしたな」

「…それは…いえ、してません。私はそんな事を一切してません」

「認めろ。往生際が悪いぞ」

「…黙ってろアレックス!」

 ディン様の怒声が響くが誰も何も感情を動かさないように無表情に見つめていた。

「そうして死んだ従業員を、地下に隠した」

 それも二、三人ではない。隙間無く物のように詰め込まれた遺体を確かに確認したと言う。

「は?」

 ディン様の両親が声を上げて慌てて口に手を当てて閉じる。隠したと思った遺体が見つかった事に動揺しているのだろう。

「遺体も見つかりあなた方が何をしたか証拠もある。駆け落ちしてまで一緒になった夫婦がしたのが人の命を道具のように使う商売か…」

「違います!私じゃありません!従業員達が勝手にした事で…」

「それならどうして気付かない。あなたが口に出せない程弱い立場な訳がない。この件を隠すようにと賄賂を貰っていたあの町の領主にもあなたがしたと話を聞いた」

「あの野郎!バラしやがった!」

「はあ!?どれだけ金渡したと…!」

 ディン様とルルアの二人が声を上げる。そしてしまったと言う顔をして周囲を見るが…もう全てが知られたここで誰も二人と目を合わせようとしなかった。

「レーズ殿」

「…はい」

 青ざめていたディン様のご両親が顔を上げる。

「あなた方も知っていましたね」

「……」

「そうでなければ…あの宿をあんな早く取り壊す事も無かった」

「……」

「息子の犯罪を隠すのが親の愛情か。それによって亡くなった人間の権利は無視するのか?それだけじゃない。異国の者も犠牲になった事で国際的な問題に発展する可能性が高い」

「…申し訳ありません!」

 ディン様のご両親が叫ぶように謝り頭を下げる。ひたすら申し訳ありませんと謝りホテルのロビーはとんでもない雰囲気になった。

 

 隠していた事実が全て露呈になり、レーゼ一家は貴族としての地位を完全に失いこの事に関与したルルアと共に牢獄へと送られる事になった。





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