↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
125/289

第125話 花のある武器屋

紅陽の武器屋は、思った以上に武器が売れていた。


行商人が訪れ、

噂が広がり、

棚の武器は少しずつ減っていく。


嬉しい悲鳴。


だがそれは同時に、

新しい問題も生んでいた。


――武器が足りない。

ロークが仕入れの旅に出てから、しばらく経った。


武器屋の棚を見ると、確かに武器が減っている。


それを見ていたレンが言った。


「思ったより売れてるな」


フィオも頷く。


「このままだと棚が空になる」


カイが少し困ったように笑う。


「こんなに売れるとは思いませんでした」


レオンが腕を組む。


「いいことじゃないか」


レンが言う。


「ただ問題は材料だな」


フィオも言った。


「ジャンク品が必要だ」


カイは頷く。


「作るより、直す方が得意ですし」


レンは少し考えて言った。


「よし」


「俺たちも動くか」


皆がレンを見る。


レンは続けた。


「ヴァルディアの街まで行ってくる」


フィオも頷く。


「ジャンク品を仕入れてくる」


レオンが言う。


「ロークも行くんじゃないか?」


レンが笑う。


「もし会ったら受け取って先に帰ってくる」


フィオが言う。


「そうすればロークは他の街も回れる」


カイが頷く。


「確かに」


レンが言う。


「こんなに売れるとは思わなかった」


フィオも笑う。


「できるだけ仕入れないとな」


カイが頭を下げる。


「助かります」


レンは軽く手を振った。


「気にするな」


そして立ち上がる。


「じゃあ行ってくる」


フィオも言う。


「すぐ戻る」


ミレーヌが言った。


「気をつけな」


リディアも頷く。


「街道は問題ないはずだ」


セラが元気よく言う。


「行ってらっしゃい!」


アリアも微笑む。


「気をつけて」


こうしてレンとフィオも旅に出た。


紅陽に残ったのは――


蒼月亭の仲間たちと、武器屋の店番。


武器屋では、アリアとセラが棚を眺めていた。


セラが言う。


「ねえ」


アリアが振り向く。


「なに~?」


セラが店を見渡す。


「ちょっと寂しくない?」


アリアも周囲を見る。


確かに、武器ばかり並んでいる。


少し無骨な店だ。


アリアが笑った。


「そうだね」


セラが言う。


「お店を可愛く飾ろうか?」


アリアが少し驚く。


「武器屋を?」


セラは頷いた。


「うん!」


アリアも笑った。


「いいね」


セラは思い出したように言う。


「私たちの家の裏に」


「花がいっぱい咲いてる場所があるよ」


アリアが言う。


「森の花だね」


セラは元気よく言った。


「摘んでこよう!」


二人は外へ走っていく。


しばらくして戻ってきた。


両手いっぱいの花を抱えている。


「綺麗!」


アリアが笑う。


その時、カイが工房から出てきた。


二人の花を見て言う。


「花瓶、用意します」


セラが嬉しそうに言う。


「ありがとう!」


花瓶に水を入れる。


そこに花を飾る。


店の棚の端。


カウンター。


窓の近く。


武器の間に、色とりどりの花が並んだ。


セラが満足そうに言う。


「いい感じ!」


アリアも頷く。


「武器屋とは思えないね」


その時、レオンが店を覗いた。


そして言う。


「……」


「なんだこの店」


セラが胸を張る。


「可愛くした!」


レオンは少し笑った。


「武器屋なのに花屋みたいだな」


アリアも笑う。


「でもいいでしょ?」


レオンは店を見渡す。


武器の輝き。


花の彩り。


そして言った。


「悪くない」


紅陽の武器屋は――


少しだけ華やかになっていた。

紅陽の武器屋は


・ローク仕入れ旅

・レン&フィオ仕入れ旅

・美女店員


と、どんどん発展しています。


そして


武器屋は


花のある武器屋


になりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。