現時点でのタケルとレミィの素直な気持ち
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学校の校庭で、タケルとレミィは仲良く過ごしていた。その時、タケルは突然、レミィに向かって思い切った質問を投げかける。
「レミィ、どうして僕みたいな奴と付き合ってくれたの?」
レミィは少し驚いた顔をし、タケルの瞳に真剣な表情で見つめながら答える。
「タケル、私が付き合ってくれた理由はいくつかあるの。まず、妖怪探索に行き詰まっていて、何か変えるきっかけが欲しかったからね」
タケルは思わず首を傾げるが、レミィは続ける。
「それから、実際に付き合ってみたら、タケルとの相性がとても良かったわ。普通に好きになっていったのよ」
タケルの顔が少し緩む。レミィはさらに語り始める。
「タケルと付き合ってから、妖怪と次々と出会ったり、面白いものが見れて毎日が楽しいの。それもすごく大切な理由だわ」
タケルはうれしそうに笑う。しかし、レミィは最後に一番大切な理由を告げる。
「それに、何よりも…自分を守ろうとしてくれるタケルのことを好きにならないわけがないでしょ?」
その言葉に、タケルの心は満たされる。彼は感動し、レミィに抱きつく。
「ありがとう、レミィ。これからもよろしくね」
レミィも優しく微笑み、タケルの背中を撫でる。
「もちろん、これからもずっと一緒にいようね、タケル」
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レミィはタケルに自分の気持ちを語り終え、彼が喜んでいる姿を見て安心していた。
しかし、彼女の心の奥にはまだ語られていない思いが渦巻いていた。
タケルへの評価が上がっているというのは本当。
猫又の対応から、自分や普通の人間とは違い、タケルと居ることが妖怪にあえる鍵なのかもしれない。
偶然だったが、自分の目的のためにもタケルは必要不可欠な人材だった。
ピンチの時に助けてくれる事を評価しているのも本当。 いざという時に助けてくれる勇気があるのも嬉しい。
けれど、タケルには話していないこともたくさんある。
レミィは妖怪に会いたいという、自分でも理解できない熱い衝動。
それは単なる興味や好奇心を超えた、抑えきれない感情だった。
話さなかった理由は、この感情の起源や意味を、彼女自身もまだ完全には把握できていなかったからだ。
先日、蛇の妖怪に乱暴された時の記憶も彼女の心を翻弄していた。
自分がそのような状況に身を置いたことに対する後悔や恐怖がある一方で、なぜかその出来事に対して複雑な思いを抱いていたのだ。
さらに、レミィは日本人に対して妙に距離を置いてしまう心の問題も抱えていた。
彼女は自分でもその原因がわからず、どうすれば心の壁を取り払えるのか悩んでいた。
レミィはこれらの葛藤を抱えながらも、タケルとの関係を大切にしようと努力していた。
彼女はタケルと共に過ごす時間が、自分の心の問題や複雑な感情を解決する手がかりになるのではないかと期待していたのだ。




