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第六羽:散歩

 我が家に帰宅。いや~カニは美味しいなぁ。日本にいた頃よりも美味しいもの食べられるとか最高だなこの世界。それにしても、スキルが存在するとわかった以上ゲーム好きとしては気になりまくりな感じなんだが。


 どうしよう、寝るにはまだ時間が早いし、どうせならカニ以外の生き物で見つけたいし散歩にでも出かけようか。思い返せば、流れでこんなとこに来たけど周囲の地形とかも把握できていないし、せいぜいカニが存在することぐらいしか知らない。


 情報がないというのは非常に危険だ。散歩のついでに周囲の把握や他の生き物の存在確認、あとスキルの確認もしたい。まずは生まれてきた道を戻る方向にしよう。ある程度の道は把握してるし、いざとなれば知っている場所のほうが逃げやすい。


 ということで、今自分が殻を破り生まれてきたところに戻っているところだ。見た感じ、海がある海岸線沿いなのは確定だとして海、砂浜、森の順で並んでいる。潮風とかで木は大丈夫なのだろうか。それにしても、森があるとはなんとも不思議な地形だ。


 だが、森なら期待できることがある。虫を確保することもできるだろうし、頑張れば火を熾す事もできるかもしれない。この腕だと少し厳しそうだが。森があるということはある程度内側に土地があるかもしれない。もしここが大陸の海岸線沿いだとしたら、森を越えた先に何かあるかもしれない。ここが島だとしたら、貴重な資源になるから気をつけて扱わねばなるまい。他の肉食の生き物が生息していても森ならおかしくない。


 ここが大陸なのか島なのかは、海岸線を歩き続けて一周するかどうか試したらいいだろう。さすがにそれは、時間がかかるからまた今度の機会にしよう。スキルシステムも詳しくはわかっていないし、自分がなぜこの世界に来たのか、クラスの奴らももしかしたら俺とおんなじようにこっちの世界に来ているかもしれない。


 中の良かった奴にはできれば生きててほしいな。そういえば、一番仲が良かったやつはペンギンが好きだったんだよな。この姿を見たら羨ましがるのかな?どうせ出会うことはないのだ、悲しいが、期待するだけ無駄だと考えておこう。

 

 お、ここは俺が生まれ得た場所じゃないか?おーそうだそうだ。たしかに初めて外に出てきたときはこんな景色だった気がする。それにしても、俺が生まれて来た殻はどこだろう、そのまま捨て置いてきたから残ったりしていないかなと思ってきたんだが。見渡す限りはなさそうだ。


 殻は何者かが持ち去ったのかもしれない。栄養があるかは知らないが食べるやつでもいたのだろう。

 

 そんな事を考えていたら、バサリそんな音がした。

 

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