第02話
異世界ものでないけど、ぽいものを書いてみようと
練習がてら暇つぶしに書き始めたもので
実際、書き物のルールなんかも特に分からずやってます
本来なら他人様に読ませるものではないのですが。
どうやったら読みやすいか分かりやすいかが本当に難しいです
完走までの構想はできているので、とにかく膨らませて書いていくだけ・・・
気になって調べていた事は地球のプレートである。地震の発生地域は地球の地殻プレートの配置と関連しているが今回地震のあった地域はプレートの境界でない所で地震自体が世界的に少ない国である事が分かった。プレートの境界でなくても地震が全く発生しないという事は無いのだが。ここまでの被害は少し変じゃないのか?噴火じゃない・・・?
(えー、番組の途中ですが緊急放送に切り替わります。緊急放送に切り替わります。テレビを切らずにそのままお待ちください。……)
アナウンサーが淡々とした口調で同じ言葉を繰り返している。
「何だ?」
テレビ画面は一瞬のノイズのあと首脳官邸の会見場が映し出された。壇上には総理大臣の岸部が立っているが、記者席にはマスコミは一人もいない感じである。
「国民の皆様、先ほど国連をはじめとする各国より、非常に重大な情報が入りましたので、お知らせをいたします。フランス、イタリア、ドイツにて同時多発的に大規模な爆発があり、その被害は不明であるところ、確認された爆発の規模から核攻撃を受けた可能性が高く、ヨーロッパ全土に緊急核警報が出されたということです。我が国においても独自に情報を収集しましたところ、事実であるという事が確認されました。しかしながら被害の状況、また被害の範囲についても現在不明な点が多く、はっきりとしたことは申し上げられません。現在、各国と協力し原因の究明と自国の安全の確認を全力で行っております。人類の歴史において類を見ない状態でありますが、パニックにならず、冷静に行動して頂くようお願い申し上げます。なお、新たな情報が入り次第テレビ、ラジオ、インターネットにて発表を致します。なるべく外出を控えチャンネルはそのままでお待ちください。えー、繰り返します。国連をはじめとする各国より、非常に重大な…」
各国家の存亡の危機だって…!?範囲が広すぎる!本当に自然災害なのか!?
これが人為的だとしても絶望的だ。集中的な核攻撃!?人類じゃないとしたら相手は宇宙人なのか?だとしたら今の人類の軍事力で勝てる相手じゃない。
「ヤバ!こわ!」
映画や小説ではここで窓の外を見たらオープニングイベントが発生するんだという考えが思い浮かび、恐る恐る窓の外に視線を向けた。まぁ…いつも通りの向かいの商店の屋根が窓の景色の下半分を占め、上半分には青空が広がっており平和なもんだ。
「良い天気だなぁ」
それはそうと外はどんな様子なんだろ。ベランダに出て外を見渡すが特に変わった様子は見られない。我が城は最寄り駅まで徒歩15分、家賃8万の1DKの2階である。周辺の建物と高さはそう変わらないため街全体が見えるわけじゃないのだが。
「おい、ニュース観たか!?」
突然声を掛けられ少し驚いたが、相手は隣に住んでいる芝本という40前後のおっさんだとすぐに気が付いた。どうやら俺と同じようにベランダから外の様子を見ていたようだ。
「ああ、どうも。なんか大変な事になってますね」
「こりゃ、とうとう人類滅亡してしまうかも知れないぜ」
「怖い事言いますね…俺はまだ死にたくないですよ…」
「3つの国が同時に核攻撃を受けて、ヨーロッパ全土に警報を出すってどう思うよ?」
「同時に3つの国という前例が無いので、無差別攻撃の可能性もあるからとかじゃないでしょうか?どうなんでしょうね?」
「ああ、そうだよな~。この日本も攻撃される可能性も無いわけじゃないだろう。気持ちが悪いよな。」
「そうだ。現地レポートしていた映像は見ました?」
「いや、俺は『フンドー怒りの烈蹴』を観てたわ」
「ははは、なんでそんな古い映画を」
「いや、だから爆発の瞬間の映像を見逃してしまったから今ネットで探してるところだったんだ。お前見たのか?」
「ええ、爆発というよりは何か火が噴き出してるような感じで違和感がありました。ネットでは何て言われてるんですか?」
と言いながら自分もスマホで記事を探し始めた。
「火山の噴火、油田火災、核爆発、軍事衛星からの攻撃、とどめには宇宙人の仕業とか。誰も根拠も無いのに専門家ぶってやがる」
「そうですよね。ネットは無責任に発言してる奴らばかりですから。そういうもんすよ。何が嘘で何が本当かを判断することが必要だって言われてますしね。まぁ頭の片隅にそういう考え方もあるのか程度に留めておくくらいがちょうどいいんじゃないですか?」
と偉そうに年上に話をしていると、スマホに先ほどの番組の切り抜き映像がアップされているのを発見した。
「あ、ありましたよ。さっきの番組の映像」
「お、見せてくれ」
ベランダの外に落とさないように隣のベランダに手を伸ばす。
「どれどれ・・・」芝本さんにスマホを渡すと食い入るように見始めた。俺は5分ほどの動画の再生時間の間、することも無いのでベランダから見える周りの様子を観察することにした。
「芝本さん。今気が付いたんですが、緊急車両のサイレンが鳴り止まなく無いですか?」
「え?あ?うん?…あ、ああ本当だな。」
ちょうど爆発の瞬間の映像を見ていたようで適当な返答をされた。
「いや、本当に多いですよ。」
俺がそう言うと同じように芝本さんもベランダから身を乗り出し周りを見渡す。
「なんか一か所に集まっている感じじゃねぇな」
「そうなんですよ。あちらこちらで何か事件が起こっている感じがします。芝本さんすみません、ちょっと俺のスマホ返して下さい!」
「あ、ああ」
俺はすぐに買い物に出かけたユイに電話をするが繋がらない。考え過ぎだろうか嫌な予感がする。
「おかしいな。呼び出し音が鳴らない」
「再起動してみたら直らないか?」
「あぁなるほど。やってみます」
「おう」
芝本さんはそう言うと部屋の中に戻っていった。
その間にもサイレンは鳴り止む事無く、街中で何かが起きている事を知らしている。
ユイは大丈夫だろうか?こんな状況になり暴動でも起こっているのか!?
「まさかな…、日本ではまだ何も起こっていないんだぞ」
「テレビも特に変わった事はやって無いな。相変わらず山岸総理の発表について色々憶測を言い合っているだけだわ」
室内に引っ込んでいた芝本さんが戻ってきていた。どうやらこの状況について報道がされているか確認しに行っていたようだ。
「で、電話の方はどうだ?」
「駄目ですね…。結局同じ状態で繋がりません」
「俺の方も同じ感じだ。電波は来てるんだけどな」
「俺ちょっと外の様子を見てきます」
「おい、マジか?なんかあぶねぇかもしれないぞ?」
「今、彼女が買い物に出てまして、気になるんでちょっと」
「おいおい、それならこんな所で「電波が~」ってやってないで、早く迎えに行ってやれよ」
「おっしゃる通りで」
そう言われ早速、玄関を出てみるとマンションの長い廊下に多くの住民が出ており、周りの様子を伺っている様であった。
「何があったんですか?」
俺は芝本さんと反対の隣人のおばちゃんに声を掛けた。たしか上野さんだっけ?
「あら、こんにちは。何があったんだろうね~なんかパトカーの音が凄いから見てるんだけどねぇ。よく分からないのよね」
「本当に何なんでしょうね。俺用事もあるのでついでにちょっと様子見てきます」
「あんなこともあって何か物騒だから気を付けなさいよー」
適当に言葉を交わし足早に階段を使い1階まで下りてマンションの外に出た。




