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神のみぞ知らない願望を叶えるため筋書通り異世界転生した俺は、異世界で気ままに生産系魔術のみの神チート能力で叶えて攻略します  作者: 坪内俊


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第11話 現在、筋書き通り進行中です

 神々が降臨し神罰を下す中、帰還する事を聖騎士として恥とした近衛翼竜聖騎士団アマゾルダルの団員らはその場で待機していた。

 ゴーレムと神々の戦いを茫然自失の態で眺めているエリザベータは、深傷の手負い団員キュアネラを介抱しながら魔物の森バァグーガだった広大な窪地についてふと気づいた。

「魔素の瘴気渦巻く濃霧は消え、魔物どもは何処にいった。あの禍々しい木々はどうして無くなった」

 そのエリザベータの独り言を耳に挟んだエリッサが思わず答えた。

「私も気になって鑑定スキルで鑑定しましたところ、あのゴーレムが焼き払ったようです。消し炭も残さずに」

「それはありえん。神々の火炎神聖魔術でもってしても焼き払えなかった森だぞ」

「そうなのですが」

 エリッサが言葉を続けようとしたその時、ゴーレムと神々の戦いが止み、灼熱の熱波が押し寄せてくるのを探知スキルで感知し叫んだ。

「団長ッ!すぐに対魔法障壁をお願いしますッ!神による熱波が来ますッ!」

「あい、わかったッ!!」

 エリザベータは大きく両手を広げ、神聖魔術の対魔法障壁アンプレクスス・アンゲリ(天使の抱擁)を発動させ、団員とその翼竜を白き光の円形ドームで包み、神による猛烈な熱波を間一髪に防いだ。

 エリザベータは意識が持っていかれそうになりつつも、枯渇しかけている魔力を振り絞って団員とその翼竜を何とか守った。

「皆っ!大丈夫かっ!」

「はいっ!!」

 元気のいい返事が帰って来て安堵したエリザベータへ重圧な神の声が頭の中で響いた。

「聖騎士エリザベータよ。汝に命ずる。神々の盾となり、百瀬琉人を討て」

 その声の主は冥府の王アルベルススだった。冥府の王アルベルススが自らエリザベータに下した勅令は、満身創痍の身に鞭打ってでも、命を賭して神々の代わりに百瀬琉人を討伐しろという、冷徹極まりないものだった。神からの命令は絶対だった。拒む事すらも選択する余地すらも無かった。

「総員、帰還命令は撤回。今から冥府の王アルベルスス神の勅令により、百瀬琉人を討伐するッ!」

「はッ!!」

 負け戦に翼竜を巻き添えする事を忍び、その場に待機命令を翼竜に発し、夕刻になっても団員が戻らない場合は、王都へ帰還する命令を残して、近衛翼竜聖騎士団アマゾルダル6名は戦いの最前線へと疾風の如く駆け出して行った。


 高笑いする冥府の王アルベルススは、琉人から拘束された拘束具を纏う無様な姿で憐れむ眼差しで琉人を嘲笑した。

「我を拘束し、勝利の確信に酔いしれているところ悪いのう」

「何が悪いって?」

「いやはや、油断大敵とはこの事じゃな。おいそこの女、おぬしゴーレムではないな。ゴーレムに似せた人か」

 冥府の王アルベルススから話を振られたリファールは、琉人の左隣で大人しくしているのも限界だったのだろう。

「貴様ッ!冥府の王アルベルススっ!十二神将の分際で我を忘れたとは言わせないぞよッ!!」

「何にカリカリしているんだお姉ちゃん?創造神メヨーテセシュルじゃああるまいし」

「えっ!?気づいていないの?もうとっくの昔に気付いていたとばかり思っていたよ。そう、今、俺の隣で大人しくしているこのリファールは、君たち神々が必死になって血眼で探している創造神メヨーテセシュルなんだが」

「えっ!?そうなの?創造神メヨーテセシュル神??尊い御方が、何故そのようなお姿で、そやつの隣にお立ちになっているのじゃッ!?」

 目をまん丸にして驚愕の色を隠せない冥府の王アルベルススは、口角を飛ばして元女神ことリファールに問うた。

「まっ色々と訳アリの成り行きでな。そんなにジロジロ見るでないアルベルスス」

 首元には黒く鈍く光る隷従の首輪が嵌められたままの女神こと創造神メヨーテセシュルは、恥じらいの上目遣いで短いスカートを片手で下に伸ばし、もう片方の手でふくよかな胸が強調された胸元を隠していた

 一時、そんな女神の振る舞いに唖然とした冥府の王アルベルススだったが、我に返った冥府の王アルベルススは姿がどうであれ、天界から攫われた女神が目の前にいる事自体を救出する好機と捉えた。

「成り行きの云々は後でお聞きするとして、我は冥府の王。その意味は解るか琉人」

「冥府の王というと死んだ人の魂を裁き、天国か地獄か裁くんだろ。そんな事は解り切っているよ、何が言いたいのさ」

「そこまでは理解しておるか。ならそれでいい。それならッ!今から全力で我の眷属と戦えッ!!」

 その冥府の王アルベルススが叫ぶ声を聴いてか、一時待機していた冥府の王アルベルススの眷属64柱が一斉に攻勢に転じた。それに即座に反応し、臨戦態勢で迎え撃つ美少女ゴーレム兵団ヴァルキルウス。一斉に襲い掛かる眷属64柱との、激闘の火蓋が切って落とされた。

 神々と美少女ゴーレム兵団ヴァルキルウスとの激しい交戦により、天空が割れんばかりの爆音と轟音が、雷鳴の如く天地に響き渡った。

 爆裂音を轟かせる眷属64柱と美少女ゴーレム兵団ヴァルキルウスとの激闘を横目に、激闘の流れ弾が降り注ぎ、爆風が吹き荒れる乾いた大地をひた走る、近衛翼竜聖騎士団アマゾルダルの姿があった。

「皆っ!神々とゴーレムとの戦いの巻き添えを喰らうなっ!」

「はッ!!」

「目の前の大岩を利用し一気に跳躍し、百瀬琉人を上から奇襲するッ!」

「了ッ!!」

 全力疾走の駆ける足をさらに力を振り絞り、近衛翼竜聖騎士団アマゾルダルの団員6名は、手前で斜めに傾いた大岩を踏み台として、一斉に跳躍し一気に天高く飛び、白銀に輝くレイピアを抜いた。

第11話を呼んでくださり、ありがとうございます。感謝でございます。

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