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百妖伝記  作者: いかのおすし
エピローグ
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エピローグ

一ヶ月後…


湊が統を倒し、百鬼夜行を止めた事で被害は北海道内だけで済んだが、封印を解かれた妖怪達を再封印するために今日も妖術師達は慌ただしく道内を駆け回っていた。そしてそれは二人も同じだった


「よし……海坊主の封印も終わったね」 


「帰ろうか……明」 


二人は家に帰ると晩御飯の準備を始めた 


「今日だけで10体の封印とか忙しいね」 


「仕方ないよ百鬼夜行でかなりの妖術師が死んじゃったから封印から出た妖怪の再封印に割ける人員が居ないからね」 


晩御飯を作り終えた湊は明と向かい合って晩御飯を食べ始めた 


「やっぱり湊の作るご飯は美味しいね」 


「ありがとう明…」

  

何気なく付けっ放しにしていたテレビでは一ヶ月前の事件について話していた 


「一ヶ月前に起こった原因不明のガス爆破事故は死者13人負傷者15623人と言う悲惨な事件でした。今回は専門家の後藤さんと共に10年前にも起こったガス爆破事故との共通点を調べ─────」  


俺は…また救えなかったんだ。意味を与えられ無かった…

 

テレビの放送を聞いた湊の顔が少し曇ったのを見た明はテレビを消し言う 


「湊はきっと納得しないと思うけど、今回の百鬼夜行がこの程度で済んだのは湊のおかげなんだよ?」 


「でも俺はみんなを救えてない……俺が生き残ったのはみんなを」 


「誰一人として死なせないため?そんなのは誰にも出来ないよ…理想カミニノミユルサレタコトは叶わないから理想カミニノミユルサレタコトなの…でもそれに近づくために自分以外の人間がいるんでしょ?」 


明は湊の言葉を遮りながらそう言った

 

「でもそれじゃあ俺があの時生き残った意味は…あの時の死者に…死に意味を与えられるのが俺の生きた意味だって…」 

「なら生き残った湊は精一杯人生を楽しむ事!そうすればあの日死んだ人達も報われるよ」 


「……ふふ…そうだね」 


「分かったら早くご飯食べよ?冷めちゃうよ」 


二人は再び仲良く食事を取った

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