明後日の夢
「やっと終わったぁ」
丸一日の休憩無しの話し合いを終えた湊の顔には明らかな疲労が浮かんでいた
「もう寝たい」
「今日はここにある宿に止まって行け」
湊達は光一に言われるがまま宿へ向かい、部屋に入ると風呂すら入らず、そのまま眠りについた
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次の日…
「これから忙しくなるから今のうちに羽を伸ばしておけ」
身支度を済ませ、集合場所に集まった湊達に開口一番に光一はそう言った
「と言うと?」
「今朝、上層部は今回の事件についてとそれに対して本格的に調査を始める事を正式に発表した」
「なるほど…つまり普段は対して回ってこない仕事がこれからはバシバシ来ると」
明の問いに光一は頷く
「それと、正式な妖術師になったとは言え湊はまだまだ雛鳥だ。つまり一人前になるまでは師匠の明と共に仕事をする事が決まった」
「了解です」
光一の開口の意味を理解した二人はお辞儀をしその場を離れた
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その日の夜…
ようやく家に帰れた二人はあまりの疲労に体を震わせながら風呂とご飯を手短に済ませると倒れるかのようにソファに座った
「羽を伸ばす…かぁ」
湊は光一に言われた言葉を思い出しながら夏と言えばを考えていたまさにその時、付けっ放しにしていたテレビから海開きが始まったとのニュースと、はしゃぐ人々の映像が流れ始めた
海…水着…明の水着……ッ!!!
一瞬にして疲労が吹き飛ぶほどの衝撃に思わず湊は鼻血を垂らす。それを明にバレぬようすぐさま拭い、興奮を隠しながら知りげなく明に告げた
「海………海!」
「どうしたの?」
半分ほど瞼が落ちている明は突然叫んだ湊に疑問を口にする
「羽を伸ばせって言われたでしょ?海に行くのはどうだろうと思って」
「海かぁ…行くなら水着買わないと」
「なら明日買い物に行って、明後日海に行こう」
「いいね!」
段々と瞼が上がりいつもの調子に戻った明はにこやかに笑い今年始めての海へ思いを馳せていた
ふっふっふ………計画通り!!
一方湊はゲスい顔を浮かべ、海では無く、明の水着に思いを馳せていた




