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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
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土地神奪還 ③

連続更新65日目!

少し雰囲気変わる?


「この2日間ずっと魔力の揺らぎを空間に固定させて改修する作業をしていたが……流石に終われば暇になったな」


「仕方がありません。

 回収しても誠さんが到着するには仕事を終わらせてから何ですからどうしても時間は遅れてしまいます。

 それでも今取り掛かっている作業を終わらせればすぐに来てくれるらしいのでまだマシですね」


「それはそうだが私としては早く栞や新しい弟子の訓練に移りたいんだがな。

 思ったより良い粒なんだよ新弟子はさ。葬盛の所で出会った奴なんだがこれがまた気の小さい男でな?良い体しているくせに積極的に前に出ないんだよ。

 これは性格を治せば化けるぞ!って思ったんだ」


「主様は本当に育成するのがお好きなようで」


「自身の知識を吸収して育って行く様を見るのは中々どうして楽しいものだぞ?」


「…………ふん」


興味無しと言った感じで葬盛は鼻で笑った。

そこまで悪くないんだがなぁ、と思いつつも口に出さない。


「所で話が変わるんだが宮下」


「何でしょうか」


「この車の列は何だ?えらく渋滞しているようだが??」


「そうですね……どうやらこの先3キロで事故があったようです」


「事故?車のか?」


「どうでしょ…………まだそこまで詳しい情報はないですね。

 あ、でももしかしたら近くに低レベルですがダンジョンがあるので氾濫したのかも知れません」


「何だと?」


氾濫と聞けば穏やかではいられない。

本来ハンターとはダンジョン内のモンスターを狩り、魔石やモンスターの素材を集める事で社会に貢献をする仕事だ。

そしてダンジョン内のモンスターが過剰に存在しないように間引く意味合いも持っている。

素材の収集、モンスターの間引きこそハンターを生業とする者達ひ求められる事。

しかしそれが出来ないのは少し引っかかる。


高ランクのダンジョンでは稀にイレギュラーが起こり氾濫を許してしまう事がある。

高ランクだからこそ低ランクのダンジョンでは考えられないような命の危険が孕んでいるからだ。

しかし低ランクのダンジョンでは違う。

低ランクのダンジョンはある程度の難しさとほぼ横ばいの収入がある。

つまり命の危険がない。


それなのに宮下の口からは低ランクダンジョンの氾濫の可能性があると言われた。

命の危険が少ないダンジョンで氾濫を許す事は仕事の怠慢に他ならない。

しかも低ランクダンジョンはハンター目線の話であって一般人は普通に死ねるのだ。


「宮下本当にその低ランクダンジョンから氾濫していた場合そこを活動拠点としているハンター全てにペナルティーを与えるよう政府に通達しておけ。

 怠慢で市民が死んではならん」


進まない車から葬盛と共に降りる。


「ダンジョンの氾濫の可能性を考慮して私達は先に進む。

 合流はダンジョン目の前で頼む」


「分かりました」


「後ついでに紅茶とケーキ買っておいて下さい。

 どれだけ緩い戦闘でも運動後の食事は至福ですので」


「わ、分かりました」


伝えるべき事を伝えると空に浮き渋滞の原因まで飛んだ。

私はそのまま体を飛ばしているが葬盛は浮遊剣をスケボーのように上に乗り飛んでいる。

空を飛んだ移動方法としては私の方がポピュラー故に少し浮遊剣の便利さが羨ましい。


「どうやら宮下の言う通り本当に低ランクのダンジョンが氾濫したっぽいな」


「そうですねモンスターが確認出来ました」


「お前も私も本来の戦闘スタイルは地形を削ってしまうから多少制限して行くぞ」


「私はそれなりにコントロール出来ますが浮遊剣の数を減らして行きます。

 4本もあれば充分殲滅出来ましょう」


そう言いながらモンスターを処理し始める。

相変わらず葬盛の並列処理能力は化け物染みていると感じた。

私とて常人よりは全てにおいて優れていると自分しているが流石に4本全てを手足所か完全独立させて動かすような真似は出来ない。

超が付く特殊な魔導具を使用してようやく4本同時に扱えるレベル。

それを考えると葬盛は美琴や辿レベルの化け物だと言える。


「未だに美琴や辿の実力も底が見えていないのと同じで葬盛も底が見えないのは嬉しい誤算と言えるな。

 こんな低レベルの氾濫の処理とは言えあそこまで鮮やかにスムーズに楽しくしているのは並のSランクでも見ないな」


目の前のモンスターを槍を振るい殺す。


「しかしハンターの怠慢が本当だったならばここに潜っていた奴は全員仕置きだな」





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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