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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
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土地神奪還 ②

連続更新64日目!

この感じだと30万辺りで完結かな


「誘拐された学生の遺体が戻って来るのは素直に喜ぶべぎだ……しかし体には実験の跡も残っており現場の状況と事件の流れから考えるのなら恐らく遺体は戻されたのではなく廃棄されたと見るのが有力。

 体を素体として利用しなかった理由については合わなかったとかの理由付けは出来るがそれでも少なからず価値はあったはず。

 それでも捨てた理由は…………」


「こちらを煽る目的」


「で、あろうな」


葬盛の言葉に私は同意すると宮下に言葉を伝える。


「今すぐ遺体が落下して来た場所を教えろ。私が調査する、と伝えろ!

 事件発生から2時間も経っていないのならばまだ魔力の痕跡が残っているはずだ!」


「了解しました!」


宮下の行動はとても早く3分後には遺体が降って来た全ての座標が私と葬盛のスマホに送信された。


「なるほど行くぞ。

 県外ある場所とか関係無しに近い所から行くかはそのつもりでな。

 全くこれでは栞の休暇も減らす羽目になるやも知れん」


「それは仕方がないでしょう。

 栞様も立派なハンターなのですからこう言った事案にも出なければなりません」


「こう言った事案と言うがそもそもが特殊ケースだ」


「ならば主様と関わった時点で特殊と言う事になりますね」


「はぁー、その通りなんだが何か嫌だなそれ」


「諦めて下さい」


「ちっ!」





最寄りの遺体が降って来た現場に到着する。

半径10m以内には人が入らないように警備員が立っていた。


「宮下説明を」


「分かりました」


警備員と話した宮下は直ぐに私の元へ戻って来る。


「立ち入りの許可が得られました。

 念の為時間制限を20分間設けるとの事です。これはまた同じ事があった時の為らしいです」


「そうか分かった。取り敢えず入るとする。

 こうして話している時間も惜しい」


葬盛と一緒に遺体のあった場所に近づく。

そして私は鑑識魔法を発動させて周囲を確認した。

葬盛にも教えた事で同様に鑑識魔法を使えるようになった為に発動させて周りを見る。


「ふむ……」


「…………」


「思ったより情報が少ない。

 遺体自体はどうやらただ落とされて地面に激突しただけのようだな。

 だが─────」


視線を上に向ける。

するとそこには常人には目視する事の叶わない魔力揺らぎが存在していた。

勿論葬盛も観測する。


「葬盛はまだ少し周辺を調べろ」


「…………」


黙って手を動かし周囲に鑑識魔法を使用している。

それを見た私は空を飛ぶと空中に土魔法で作った階段を作った。

空を飛んでも良かったがそうすると揺らぎが消えてしまうと判断したから揺らぎを消す心配のない土魔法の階段を使用する。


「高さにておよそ30m前後、揺らぎの形は渦を巻くようにして存在、規模は100㎝に満たない程度…………」


この魔力の揺らぎを研究すれば可能性としてだが敵のアジトに届く可能性がある。

だが待て、持って行くって言ってもだれが研究する?

出来る奴はいるか?


候補が何人も思い浮かぶが直ぐに消えてなくなる。

そこで1人出来そうな人物を思いつく。

目の前の男の娘である研究が生き甲斐と公言する宮下誠が。

宮下誠なる女は常に寝不足と栄養不足に悩まされている奇妙な女だ。

しかしどれほど奇特であろうとその研究力は目を見張るものがあり何度か頼った事がある。


「私も付けば間違いないか?」


そうと決まれば目の前にあるこの魔力の揺らぎの周り2mに辺りを付け固定、そのままの形で空間を削り取ると亜空間指輪に収納をする。


「戻るか」


階段を降りる私に合わせて土魔法が解除されて行く。

予めこのように動くよう設定すると処理が楽でだからオススメだな。


「葬盛回収したから次に行くぞ!

 宮下を呼んで来い!」


「そう言うと思ったので既に移動の準備をさせています」


「…………有能だな」


私と葬盛は宮下が運転する車に乗り込んだ。



ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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