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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
76/147

土地神不明 ①②

連続更新55日目!


2100文字〜


「お姉ちゃん!!」


「久しぶりね栞!!」


大学かは帰って来た栞と家にいた美琴が抱き合う。

血は繋がっていなくとも姉妹である2人はとても仲が良い。

色々と美琴が栞を引っ張っていたのが懐かしく感じる。


「お母様から活躍は聞いているわ!とてと頑張っているのね!!」


「うん!少しの間ハンターから遠ざかっていたけど最近また頑張って鍛錬してるんだ!

 おかけで体のキレもようやく全盛期を超えてより前衛で戦えるようになったし、技術の鍛錬は欠かさなかったから今が全盛期!!」


ニッコリと笑い合う2人は何も知らずに見ると本当に仲の良い姉妹にしか見えないがどちらもハンターとしては上から数えた方が強い。


「それよりお母様から聞いたかしら?海外でも起こってるダンジョンの氾濫の事」


「うん、聞いてる。アメリカ、中国、イギリス、アフリカの数カ国で起きてるって。

 何とか解決はしたけどやはり犠牲は出たね。

 アメリカのハイエストランクのハンターが医療特化の魔法系ハンターに治してもらわないと完治するのに数年掛かる怪我を負った。

 中国のハンターには特別被害は無かったけど都市の被害が大きくて再建が今の所難しい状況でイギリスは聖剣エクスカリバーの所持者であるキングランクのアルトリウスが単身ボスとの激闘のすえ死亡し他のメンバーもそれぞれ重傷。

 アフリカは氾濫の規模が小さかったものの氾濫の場所が悪くハンターが到着するまでに住民が沢山犠牲になった」


「かなりの武装を備えたその土地のギャングでさえ全滅……色々と酷い状況だったよ。

 私はイギリスの知り合いが死んだ事が少し……いや、結構堪えるわ」


美琴の笑顔が翳る。

しかしそれでも栞には笑顔を向けた。

少しでも守るべき妹を、2人目の妹を安心させるように。


「あと数日もすれば日本にもアメリカのハイエストや中国の仙人、イギリスのキングといったSランクには収まらないハンターの新しい枠組みが出来る。

 今いるSランクハンターの中から限定じゃなくて全てのランクが対象となるわ。

 目的は発掘されぬ原石を見つけ出す為であり今回の世界中で起きたモンスターの氾濫に対して意識を向ける意図がある。

 今日本だけでなく世界中でいつ起こるか分からないモンスターの氾濫に怯えている市民で溢れている。

 それらを安心させる事も……目的ね」


今の所日本で例外と呼べるような戦力を持つ存在は明確に女帝と呼ばれる私と現日本最強の男だけ。

しかし世の中には必ず日の目を浴びない原石が転がっている。

それを見つければこのクソみたいな世界も少しは晴れやかになるだろう。


「栞」


「何?」


「お母様はハンターには登録していない事は承知しているな?」


「もちろん。目立ったらこの喫茶が出来なくなるって嘆いたからね(脅した)。

 断られた時の政府のお偉いさんの意気消沈ぶりと来たら……!流石に可哀想になるくらいだったよ!

 帰りに良いケーキ持たせて帰らせた事覚えてるなぁ」


「ふむ?私がダンジョンに行っていた時だな?」


「そうそう!」


「数年ぶりの衝撃ね。さて話を戻すけどそのお母様が正式にハンターとして登録するらしいわ───」


「ブフォォオォォオォォォ!?」


栞がゆっくりと飲んでいた紅茶ミルクを吹き出した。

殆ど私の顔に掛かったが愛する妹と口に含まれていた紅茶ミルクだと思えば……ふふ、褒美と言える。


「あ、ごめんなさいお姉ちゃん」


「いや、気にするな。拭けば良いし服は洗えば良い」


近くにあったティッシュで顔を拭き話を続ける。


「お母様から聞いたが不本意ながら顔と親子関係が世間にバレた事で良い加減隠すのも無理かと思ってモンスターの氾濫を気に決めたらしいわ。

 あまり良い顔はしていなかったけど堂々と栞や私とダンジョンに潜る口実が出来た事だけはとても喜んでたわ!」


「えへへへへへ……!」


顔を綻ばせて照れている栞は本当に愛らしい。

養うだけの金には困っていないから養われてて欲しいくらいっ!


「もう既に政府もハンター協会やらもランクは決めてあるらしいわ。

 どう考えてもSランクの器に収まっていないから新しく作るランクに収まるみたいね。

 私達のお母様なんだからそれくらい当然よねっ♪」


ご機嫌なまま私は紅茶に口に含んだ。


「あ、お姉ちゃん言い忘れてたんだけどお母さん新しい弟子取ったって」


ダバーーーー


飲んでいた紅茶が体の中に入る事はなく口から溢れる。


「え、あ、新しい……弟子?」


「う、うん。私達が世界型のダンジョンに閉じ込められた時に1人─────」


自覚した。

今私の目が殺意に溢れている事を今自覚した。


「やっと帰って来れたのに……また楽しくダンジョンを攻略出来ると思ったのにっ!!!

 私のお母様を独り占めぇ?!!」


「あっこれ拙い」


「今お母様は確か─────」


「お姉ちゃん何か勘違いしてるけど」


「栞は待ってなさい!!お姉ちゃんが悪い虫を退治してくるから!!!!!!」


「はいっ!?!!」


なるべく早く魔法を展開する。

即席で魔法が使える超が何個も付く高級品。

世界型のダンジョンの中だろうとそれを壊して発動する事を条件にどこにでも飛べるお母様と叔父様達が共同で作った魔道装飾品の指輪!


「お土産も持ってくるから待っててね!」


私は家兼喫茶店から消えた。





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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