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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
72/147

土地神不明 ⑨

連続更新51日目!

すまん小説読んでて遅れた!


馬鹿みたいにな衝撃波が街を襲う。

全てのモンスターのみならず縁すらも同時に無効化されたのではなく破壊された。


この技と破壊範囲は……!


実を言うと私はダンジョンが出来た当初栞の他にもう1人孤児となった子供を引き取っていた。

血の繋がっていない2人は本当の姉妹のように仲良くなり、姉代わりとなった子は早くして私の教えを乞いハンターとなり私の元をたった。


そんな長女であり弟子でもある娘に教えた技がある。

それは私自身も気に入っている技の【圧政敷く愚王の遺言】

この街に降った衝撃波はこれにそっくりだった。

私のは圧力を加え潰すのに対して今のは衝撃を兎に角強く速くぶつけると言う違いはあるが。


「やっと傷が癒えたのか」


空から見てて分かるほど激しい戦いのあった街の中央に到着する。

そこには小さな木の人形と髪の長い女性が立っていた。


「主様!」


向かい側からも丁度葬盛が到着私を呼んだ。

この街の危機を救った。

しかしそれはそれとして私達の敵かもしれないと警戒するのは偉いと言える。


「安心しろ葬盛。その女は敵では無い」


「っ?!それは本当でしょうか!!?!」


周辺と状況を指差しながら吠えた。

確かに建物は衝撃波によって無惨に倒壊し瓦礫となっている。

確かに側から見るとモンスターの氾濫を起こした犯人しか見えない。


私は溜息を溢しつつ中心に立つ女に声を掛けた。


「私の元を巣立ってから何年だったか」


「6年前ですお母様」


「随分強くなったな」


「お母様の言いつけを守って怪我の治療中だろうと鍛錬は欠かした事はありませんでしたから。

 それに私はお母様の子供なのですから強くなければ示しがつきません」


「お前のその態度は少しむず痒いと何度言ったら……」


「たとえお母様の腹から産まれてこなかったとしても私はお母様の子供です」


「産みの親が泣くぞ」


「それはそれこれはこれ、です」


「本当に泣くぞ」


まるで漫才のようなテンポの良いやりとりに流石の葬盛も何とも言えない顔になる。

一応私と目の前の女が親子だと言う事は理解したようで浮遊剣の構えを解きだらりと腕を下げた。


「えっと、主様その方は?」


「ん?…………あぁ葬盛には言っていなかったな私も初めて気付いたよ。

 こいつはこの地球にダンジョンが出来て孤児となった時に拾った子供だ。おっとそれは栞とか言うなよ?何も拾ったのは栞だけじゃなかったってだけだ。

 血は繋がっていないが私の娘であり長女になる。栞とはかなり仲が良いから昔の話を聞きたい場合は栞に聞け。

 何せ自分の過去は恥ずかしいからと話したがらないからな」


「うっ」


息を詰まらせたような声を出して顔を背けた。


「それよりお母様、帰って来るのが遅くなって申し訳ございません」


「口調」


「……ッ」


「今舌打ちしたな?」


丁寧な口調で頭を下げる娘にツッコミを入れると微かだが舌打ちの音が聞こえて来る。

母親と認め慕ってくれるのは嬉しいが態度があまりにも主従染みている為揶揄われているのだと分かるがどうしても嫌だ。


「お母様栞は元気にしていますか?」


「あぁ元気にしているよ。大体お前がSランクハンターとなった年齢の時だから……独り立ちした後だな。

 おかげで世間から女帝の再来かと一時期騒がれてたよ。一応馬鹿が近づかないように私が手回してハンターという職業の表舞台から姿を消したんだ。

 Sランクハンターになるまでの期間はお前より短かったから騒ぐのも当然だったがな」


「私は基本意外全て独学ですからね。

 時間掛かったとしてもそれを加味すればイーブンだと思います」


「ははっ負けず嫌いは変わってない」


和やかな雰囲気が漂うが辺りは瓦礫だらけである。

速やかに報告等を済ませねばならない。


「数年ぶりの再会も悪いが報告を────」


「それなら安心して下さい。優秀な部下が報告を済ませています」


「手紙にも書いていたが本当に優秀だな」


「難点としてはやや重めのMっ気がある事くらいです」


「「うわぁ……」」


世界最高峰のハンターの部下を務めていて更にドMとは中々インパクトが強くて仕方がない。

しかも私は娘の性格的なキツさも知っているから尚更だった。


「今更だがその人形は?」


「何と言いましょうか?しかしもう悪いものではありません。無害と言えるでしょう」


「…………」


「この子は?」


「子と言っても歳は私より上だぞ」


「っ……!!」


初めて驚愕の表情になった。

娘である為当然私が悪魔族であり長い時を生きる事も知っている。

だからこそ衝撃が強かったのだと思う。


「私の名前は秋葉葬盛と言います」


「これは私も名前を言わなければいけませんね。

 私の名前は神楽美琴かぐらみことと言います。これから長く付き合いが続くと思うのでよろしくお願いしますね」





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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