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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
70/147

土地神不明 ⑦

連続更新49日目!

復活の2000文字オーバー


「っ?!?!!!」


突如探知に引っかかっていたモンスターが大量に死んだ事が伝わって来た。


「何じゃ何が起こった?!」


意味が分からない。

妾とて用意をすれば同じような事は出来る。

しかしそれは時間が掛かってしまうが今知覚出来た現象はまるでそこに突然現れたみたいだった。


「魔力の残滓も僅かだと?」


襲い来るモンスターを処理しつつ起きた現象に対して思考を回す。

僅かに感じる魔力と一瞬で数千に及ぶモンスターの殺戮。

考えたくはないがこれをした存在が単独だった場合真正面から妾が勝てるかは少し怪しいと言える。


「ちっ!だが助かったから良しとするがの!………何だ?!」


上空

本来なら空を飛びながら縁のある裏路地を妾と主様が潰して回っているというのに探知の入るモンスターなど生きているはずがない!

しかし妾達にとっては面倒が減った故に僥倖と言える!

ん?探知に反応?……ってアレはまさか人なのか?!


広げた探知に引っかかった存在を確認する。

豆粒ほどの大きさでしか視認出来ないが確実にそこには人がいた。

探知の感覚からしてモンスターや主様のような悪魔族ではなく真っ当な人…………のはずだが妾の勘がモンスター数千体を殺戮した張本人だと訴えている。


「味方と見て良いのか疑問じゃが……今は受け入れるしかあるまい」


探知はそのままにして縁の無効化作業を再開する。





「どうやら、ふむ?」


『眼』を通して眼下の街を見るとハンター、モンスターとは別に歪な魔力と違和感がある事に気付く。


これは最近問題として浮上したこの街の神隠しの事件現場?

事前にこの街の情報はある程度仕入れていたおかげで事を速く進められそうだ。


「迫撃手」


パン──────ドンッッッ!!!!!


1番違和感と歪な魔力が強かった街の中心を撃ち抜いた。

すると大量のモンスターが溢れ出ると同時に『大海』と表せるほどの魔力が一瞬溢れたかと思った次の瞬間には徐々に形を作り始め最終的には


人の形となった。


「どうやら……これは私が相手をするべきだな。違和感を潰して回っている2人が中央に来る前に」


人形と目が合った。

ように思うがそれは間違いではない。

肌に伝わるこの圧は間違いなく人形の殺意だと『眼』から伝わって来る。


「殺る気だな」


手を合わせる。


パン!!


「迫撃手」


人形の周りにいた数十体のモンスターを巻き込んだが無傷。


「ははは!しばらくダンジョンに潜っていなかったからな!復帰戦は私の【迫撃手】が効かない化け物か!」


高度を落として人形と同じ地面に立つ。

周りには取り囲むようにモンスターが今か今かと興奮していた。

少し煩わしい


「少々間引くが……お前は死んでくれるなよ?」


手を合わせる。


「爆心手!!」


ズッ──────!!!!!


空間を押し潰せるほどの衝撃波

それは半径100mの建造物が全壊してしまうほどの衝撃波。

勿論私の近くにいたモンスターは全て消し飛び文字通り血の海となった。

奇跡的に一撃で死ななかった微かに息があるモンスターも【音撃】でその頭を撃ち抜く。


「さぁ……殺し合うぞ」


「───────!!!!」


声無き声で人形が吼える。


「はっ!!殺意が体を駆け巡っていやがる」


パリッ!!!


私も久方ぶりの本気を出す為体に魔力を回すとその過程で電気となった魔力が弾けた。

そして同時に足を踏み出した私と人形の姿は地面から空へと移り変わっている。


こいつっ!距離をとって近距離迫撃手を撃ち込んでやろうと思ってがそれを見抜いて阻止しようと距離を詰めて来たやがった!

モンスターのクセして勝負勘は私達の領域という事か!!


「【音撃】!」


「─────!」


避けられる。

距離を詰めて来るが面制圧用の【爆撃手】を放つと流石に避けられないのか吹き飛ばされる───が直ぐに体勢を立て直し私に向かって飛んで来た。


「ふはっ!!そこまで私を求めるとは情熱的じゃないか!面白い!付き合ってやる!!!殺戮の遊戯に!」


【獄撃手】


私の舌打ちと共に今まで不可視の一撃を感覚で避けていた人形は目の前に迫り来る獄炎の衝撃波に再度、焼かれつつ吹き飛ばされた。


「──────────!!!!!」


まるで叫んでいるかのように無音で体を暴れさせ体についた火を消そうと躍起になっている。


「くっ………はっはっはっはっ!!!不可視の攻撃しか脳のない女だと思ったか?!馬鹿め!!

 世界相手に戦うのならば全てに於いて万能でなければならん!!」


意味を理解出来るかは分からない。

しかし私は侮蔑の意味を充分に込めて言い放つ。


「木偶の棒が」


「──────!!」


体に火がついている事さえ忘れたように顔を私に向ける。


「は!言葉が分かるのか木偶の棒!!ならば噛み締めろ!刻み込め!目の前にいる私が誰なのかを!!!!」


「──────!!!」


「凱旋だ!私が!!女帝だ!!!」


圧政敷く女帝の詔(ブリスオールプレス)


「哭けぇえええええええ!!!!」


「───────────!!!」


爆心手の時より遥かに大きい衝撃波がこの街全体へ行き渡る。

本来これはダンジョンの中でのみ必殺として放つ事が許される技。

あまりにも強力過ぎる為ダンジョンの氾濫が起こった際被害の事を考え使用を控えるよう政府から懇願される程。

師匠としても母親代わりとしても尊敬している人から教わった技。

属性がない故に今の魔法の定義では明確に【魔法】とは分類されない魔法。


「ふっ……思った以上に衰えている。しかしこれなら文句程度で政府はそこまで怒らんだろう」


【即席武装】を解くと普段の格好になる。


「ふふ、お母様が好きかもしれない紅茶を海外から仕入れて来たんだゆっくり楽しみたいな」





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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