土地神不明 ③
連続更新43日目!
リズム重視にして文量減らす
私は広域を確認出来るように空を飛ぶと周囲で煙と空を飛ぶモンスターが見えた。
「?!」
ここら近辺ではダンジョンが無いはずだぞ?!
ダンジョンからモンスターが出たのなら確実に連絡が来るが無いという事は……!
「モンスターを召喚したとでも?!」
数は見える限りで80を超える!
絵梨花もいる葬盛と鬼2人もいるから殲滅は容易!
ならば今私がするべきは!
「即座に対処!」
右手親指の指輪が槍になりそれを掴む。
「ふんっ!!!」
ボッ!
モンスターの頭を穿った槍はそのままどこかに飛ばす私の手元へと帰還する。
「2匹目ぇ!!」
複数のモンスターを纏めて攻撃する手段は勿論存在する。
しかしこの住宅街で放てば間違いなく今逃げ惑っている住民を巻き込む事になってしまう。
それは看過出来ない。
ならば1匹1匹を確実に殺せる投擲が良い。
魔法でも殺さなくはないが体を使う投擲の方が私としては得意故に選んだ。
魔法は当然魔力を使う為この異常事態の時には温存したい気持ちもある。
「アリエス!!」
「っ!どうした絵梨花!」
地面に立つ絵梨花から声が掛けられた。
「上空だけじゃなく地上にも人間サイズのモンスターが溢れてる!!
アリエスと葬盛ちゃんは空のモンスター駆除をお願い!私は地上をやる!!」
「分かった!!少し時間が経てば南坂というハンター含めた男が2人くるはずだ!!
酒盛りをしている馬鹿鬼共という戦力は期待するなよ!」
「残念!そして了解!!」
ツーハンドソードという刀身と持ち手の長さが同じ両手剣を片手で持ちながら絵梨花は走り出し目に入ったモンスターを斬り殺していった。
「やはりあの剣で戦うか」
槍の扱い方を一部組み込めるあの武器を昔から好んでいたな。
「ふっ!!!!」
全力で槍を投擲する。
直線上にいた複数のモンスターの体が抉られて死ぬだけではなく通り過ぎた時の衝撃波で翼が折れ地上へと落ちるモンスターがいた。
「身護の心慈槍」
キーワードを呟く
その瞬間から槍は意志を持ったように方向転換をして私の手元に戻ろうとする。
途中でルート上にいたモンスターも角度を変え何匹か殺すと私の手元に収まった。
「おかしい数が……減ってない!!?」
寧ろ空を飛ぶモンスターの数は増えておりその数を80程度から120強へとなっていた。
「ちっ!」
投げてから私の手元に戻る性質を持つ武器は『身護の心情槍』しかない。
良い感じにモンスターを殺せるが手数が足りない。
「当たったら爆発する魔法槍でも試すか」
栞に教えた技
あれは殺意マシマシの状態の物を教えたからどこまで手加減すれば良い感じに無駄なく殺せるか分からない。
「お勉強だな」
☆
「んぉ?」
「うん?」
このダンジョン外では普通聞かない音、声が耳に届く。
「酒呑まさかモンスターが?」
「そうじゃな」
「主と客人が出て行ったが俺らはどうするんじゃ」
「まぁ主人と葬盛がいる。儂らが出て行く必要など感じぬ。
ここは大人しく酒盛りでもして────」
轟音
そして衝撃
大地が揺れ住まいが激しく軋む。
そして棚の上に置いてあった酒瓶や床に置いてあった酒瓶が物に巻き込まれて砕けてしまった。
「「……………………」」
「……………………」
「酒呑」
「何じゃ」
「普段自ら怒らん俺だが少し暴れたい気持ちなのだが酒呑はどうだ?」
「儂も同じじゃ。
手に持っている酒瓶は無事だが床や棚に置いてある酒瓶は全滅……少々キレそうじゃっ」
酒呑童子の怒りが魔力として現れ部屋の窓にヒビが入り次の瞬間に割れた。
「茨木」
「うむ」
「儂らも出るぞ!」
窓から飛び出し地面に着地する。
目の前には人型に近いモンスター、後ろにも当然いた。
「後ろは茨木がやれ」
「おうとも」
持っていた酒瓶を振り中の酒を地面にぶち撒ける。
「「儂が捧ぐは我が至高」」
詠唱と共に地面にぶち撒けられた酒が色を持つ。
黄色、橙色、桃色、赤色
色が赤に到達すると炎となり形を4mの小さな巨人へと変化させる。
「「酒炎奉人!」」
名前を呼ぶと叫んでいるかのように炎量が増加しモンスターに向かって走り出した。
「まずはこれで露払いじゃ!!」
「酒炎俸人でも倒せない敵がおったらどうする?」
「その時は儂らの太刀が襲えばええだけじゃ」
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