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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
62/147

土地神不明 ①

連続更新41日目!

また少し短い


「何?ダンジョンのボスの行方が不明だと?」


「えぇそうよ最初は隠された扉だとか道だとかが有って見つけなければ辿りつけないのかと思ったの。

 だから複数人の魔法に特化したハンターを雇って調査をした。

 だけど結果は何も得られなかったのよ」


「ボスが隠れている部屋もしくは通ずる道が無かったと?」


「その通り。

 ボス以外のモンスターは勿論いるわよ?肝心のボスだけがどこを探しても見つからなかっただけ。

 しかしその《《だけ》》が私達ハンターにとってどれほど異常事態かは分かるはず」


「階層型ダンジョンならば帰って来れるがボスを倒さないと帰れない世界型のダンジョンの場合は帰還不能を意味する」


「一応まだ世界型ダンジョンでそのような事は起こっていないわ。

 いつ起きるか分からないけどね」


「奇跡か偶然か……一体どちらだ?」


階層型のダンジョンと世界型ダンジョンは当然帰還機能の理屈が違う。

階層型は名前の通り階段を降り下の階層へと向かうダンジョンの事を指し、地続きな為帰還はよほど下へ降りない限り比較的容易。


対して世界型ダンジョンは階層型とは違い地続きではない。

扉を開けて潜った瞬間から目の前には別の世界が広がっている。

簡単に言えば異世界に行ったと言える。

私自ら転移魔法で戻らないか試したが無理だったから確かである。

そして一度入るとボスを1度討伐しない限りダンジョンの外に出られないというデメリットがある。

勿論メリットの方が大きい。

更にボスを討伐せずともダンジョンから出られる福井の恐竜ダンジョンという例外中の例外もある。


ボスが居なくなった理由はまだ確定と言えるものが見つからないが階層型ダンジョンだけボスが居なくなっていない理由なら一応分かる。

それが私が試したが脱出方法である転移魔法だ。

世界型では移動手段としては最上級に位置する魔法すら無効化しているのだから私を超える空間魔法使いが存在しないという事でありボスが居なくなっていない理由だと考える。


学生同様連れ去ってイリーガル種や葬盛のような存在を作ったいるであろう仮定異神教とダンジョンのボスとの関わり。

ここまで言えば馬鹿でも私の言いたい事は分かるだろう。


「ダンジョンのボスをイリーガルのように強化種として作り出す事が目的か?」


「ただの人間にキメラのように遺伝子を掛け合わせた存在でさえ場合よってはAランクを超えてSランクの領域に足を踏み入れている。

 それがもしそこら辺にいるモンスターではなくダンジョンのボスを素材にしたなら────」


「一体どれほどイリーガル種が生まれるのか検討がつかないな」


「全くだわ」


「質問いいですか?」


「えっと……お嬢さんの名前分からないわ。教えてくれる?」


「…………っ」


未だに背格好のせいで小学生、よくて中学生にか見られない葬盛。

舌打ちをしそうになるか何とか堪えて息を吐く。


「ふぅ……貴女がどれほど歳を重ねているか知りませんが私は貴女より歳を重ねているとだけ答えておきます」


「えっっ?!!」


絵梨花……私の方を見ても困るんだ


「はは、残念ながら目の前にいる存在の方が絵梨花より歳を重ねているよ」


「嘘でしょ?!………………どれほどの若作り?」


小さく呟いたつもりだが普通に聞こえているぞ?

30を超えて余計に美容に気を付けたくなる気持ちは……あまり分からないが、少なくとも私から見て充分美人だぞ?


「あ、後で美容について教えて?」


「絵梨花?」


「え?あっえっ、何でしょうかアリエス」


「気取るな軌道修正は不可能だ」


「駄目か」


苦笑いを溢し椅子に背中を預けて沈み込む。

普段の彼女を知っている人が見れば驚くだろう怠けた姿。


やはり部屋に入ってからずっと気になっていたのか部屋の隅にいる酒瓶を抱えて寝る女2人をチラリと見る。

その時同じ部屋にいた酒呑童子と茨木童子が酒の夢からようやく起きた。


「主人!酒ぇ!!酒を所望する!!」


「酒呑?……あ、本当だ酒がない」


「今更だけどアリエスこの人達だれ?」


「居候」


「今どき居候……絶滅危惧種だと思ってた」


「世の中探せばそんな絶滅危惧種も意外といるかもしれんな」


「全く全員が話を逸れて行く」


頭を抱えるように葬盛が呟いた





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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