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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
52/147

災餓の謳歌編 ②

連続更新31日目!

やりたいゲームが沢山よ


「……どういう意味だ?」


「直球の意味?それとも……こう、オタク的意味で狂ってるって事?」


「それが良く分からないんです」


「あくまで深層に潜っているハンター達の間でしか噂されていないんで」


「そうそう!もう少し噂になってもいいよね」


深層で活動しているハンターにしか噂にならないほど活動的ではない……と。

それより


「深層で活動しているハンターの間でしか噂になっていないのなら何故君達が知っている?

 見た感じハンターっぽくもないし、高ランクのハンターに君達みたいな子は見かけた事がない」


「あ、それは簡単な話なんですよ」


「狐城ちゃんのお兄さんさんが!」


「私の兄が深層に潜るハンターなんです」


何と

普通にそういう事だったか。

ふむ、確かに似た顔の男は見た事があるがまさかここで繋がっていたとはな。

いや、やっぱあまり似てないな?


「狐城ちゃんのお兄さんってもしかして狐城扇こしろせんって人?」


「そうなんです!自慢の兄なんですよ!お母さんの血が濃過ぎるのかあまり私とは顔は似ていませんが本当に兄です!」


「あぁそういう事か。だから兄と狐城が兄妹だと認識出来なかったのか」


「お母さんは元アスリートだった事も受け継いだのか身体能力が高くてですね!

 小さい頃手を離して飛んじゃった風船もジャンプして取ってくれたんですよ!」


おぉ!家族の惚気!

よほど自慢の兄なのか!

確かに私の記憶の中の情報が確かならハンターのランクは2年前でA、今ならSになってる……か?

流石にそこまでは把握していないな。

そろそろSランクハンターの情報を更新しなければな。

あぁそれより


「悪いが話を戻すぞ?兄からの情報が確かならその『変態』やらと遭遇しているはずなんだが」


「ん〜〜そこが難しい話になっていまして」


「「ほぅ?」」


「直接姿を見た人がいないらしいんですよ!」


「そうそう!!必ず目の見えない所で男の人の笑い声がハンター達の耳に届くのだとか!」


「しかも何というか……若干ですよ?若干狂気を感じる笑いらしく」


「近づく気が起きないと」


そこまで聞き私は栞を見る。

顔が知れてしまった事でこの店以外のバイトを辞めてダンジョン、大学、店まで活動を減らした。

そうした事でダンジョンに潜る頻度と時間が増えたのは言うまでもない。

なのに何故栞はその噂を知らないのか?

私と潜る時以外は完全ソロかつ他者と関わりを持つ事が少ないからだった。


「ちなみにどこのダンジョンだ?場合によっては話が変わってくる」


「福井です。今勝山にある恐竜のダンジョンが相当活発化しているらしく対応するハンターが不足しているから行ってるんです。

 一時的な転勤?です」


「福井……あーーー………………」


恐竜の骨やらが有名過ぎたせいで日本で唯一妖怪ではなく古代の生き物がダンジョン生物として生み出されるダンジョン。

更に日本で唯一世界型と階層型が融合しているダンジョンで、かつ時速60㎞で走る恐竜型モンスターが闊歩している。

適正ランクは最低でもBという魔境

もっと詳しく言うとBランクなら最低でも20人は必要と言われている。

おかげで福井出身のハンターの強さは平均でCランクという圧倒的アベレージを誇る。


「あの福井ダンジョンの深層で笑う余裕のある男か……少なくとも私の知り合いにはいないな。栞は分からんが」


「流石に私の知り合いにもそんな酔狂なハンターはいないよ!!」


「いないかぁ」


どっか適当な階層ダンジョンの上層にいるとかなら適当に探しに行けるが福井の恐竜が跋扈するダンジョンかぁ……!

当然魔力で身体能力が強化され車並みに走る。


「………………行く、か」


「でもお母さん変態だよ?」


「ん。それについては一応対応策はある」


「「「「あるの?!」」」」


「正直策と言えるのか怪しいがな!

 なぁに簡単な話なんだ。目には目を毒には毒を変態には変態を……だ!」


「まさかおか─────」


「私じゃないぞ滅多な事口にするな???」


「はい……」


「私の知り合いに中々キャラクターの濃いというか体の中に何が詰まっているのか問いただしたくなる奴が1人いる。

 普段は普通に集団でダンジョンに潜るんだがソロで潜った時は言い方は悪いが相当狂ってるぞ。

 何せ武器と下着1枚だけで階層型だろうが世界型だろうが構わず突撃する変態だ。変態もこの変態には流石に堪えるじゃないか?」


「「「「正直その人が犯人では?」」」」


「一回恐竜ダンジョンに突撃して死にかけてから福井には一切近付いていないらしいから多分無実だ

 ……多分無実のはずだっ」





「はーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっごほっ!ごほっ?!!!」


高笑いのしすぎで咳き込む。


「嗚呼世界の風を感じながら攻略するダンジョンは気持ちいいなぁ!!」


「キィィヤアァアァア!!」


「ふん!!!!!!」


襲いかかってきたモンスターの頭を掴みそのまま地面に叩きつけた。


「んーー!!!これくらい強くなればそろそろ福井の恐竜達にソロでリベンジ出来るだろうか!?!」


体に魔力を回す


「うむ!あの時より遥かに強くなっているのが実感出来る!

 この5年間ランクの更新をしていなかったが今なら余裕でSランクに届く気がするぞぉ!」


地面が揺れた

だが体の軸はブレない


「いよいよボスのお出ましか……さぁ!!この南坂豪毅みなみさかごうきを楽しませてみろぉ!!!」





変態躍動


ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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