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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
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災餓の謳歌編 ①

連続更新30日目!

月曜日からまた増えるかしら?


「ハンターを兼業しているアイドルの不審死……世の中が嫌にざわつく」


「あのダンジョンのボスに会って話聞いたけどイリーガル種に対するカウンターが上手く発動出来ていないって言ったよね?

 あれどういう事か分かる?」


長谷川光太郎の圧殺死体を見つけ遺品となるものを回収したあとダンジョンのボスに会う為深層へと向かった。


今までなら話せなかったであろうボスもイリーガル種の出現に伴い明確な知性を持ち対話が可能になった事がかなり助かっている。

そのボスから聞いた話はやはり突如現れダンジョンを荒らしている存在のために作った新種が上手くイリーガル種にぶつけられていない事。


「常に徘徊させる事も出来るがそうするとモンスターの質を下げなければいけない。質を下げればイリーガル種を倒せない……だから新種を定期的に徘徊させている。

 もう一体酒呑童子や茨木童子みたいな存在を作ろうとするならばかなりのインターバルを要する。

 作っている間に荒らされる。荒らされればダンジョンの機能も落ちかねない……割と手詰まりだ」


「聞いただけで頭が痛くなるよ。もう少し出現パターンとかが明確になってくれたらそれに合わせて私達も戦えるのに」


「敵がこちらの事情を察してくれるはずないだろ?諦めろ。

 それより栞葬盛から連絡は入ったか?」


「それなんだけど少し難航してるみたい」


「何?ボスの気に入りそうな土産と話はかなり待たせたはずだろ?」


「あーーー…………もっと寄越せ、と」


イラッとした。

ここ最近の中で1番イラッとした。

そして決めたそいつを絞めよう、と


「栞私が許すから葬盛に伝えろ。─────上下関係を教えろ」


「はーーい」


スマホを操作して栞は葬盛にメールを送った。

気にしていなかったが何だかんだ葬盛はスマホなどの機械に触れても数日で扱えるようになるのは凄いな?


「あっ」


「どうかしたか?」


「これ見て」


スマホの画面を見せてくる。

そこにはダンジョンのボスにゴツゴツした岩の上に正座させて首元に浮遊剣を添えている葬盛の姿があった。


「『そう言うと思って絞めておきました。まぁ私も不快でしたならスッキリしました』…………これ私はスッキリしないな。

 今度会ったら1発入れとくか」


「死体撃ち」


「栞も焼き入れるか?」


「ヤンキーじゃないよ?!?!お母さん変なドラマでも見たでしょ!!」


「はっはっはっはっはっ!」


こうしてふざけると少しだけ面倒くさい状況も忘れる事が出来る。

それにしても


「討伐報告が上がったイリーガル種の細胞を調べたらどれもこれも誘拐された学生の物か……最悪も最悪だな。

 モンスターの細胞との相性も良いのが気になるな?合う奴を選んでいるのか合う奴を誘拐した学生に充てがうのか……そこら辺は考えても犯人に聞くしかないな」


もはや店で落ち着いている時に恒例となった紅茶ミルクを飲む。


うむ

落ち着くぅぅぅ


「ほぁあ〜〜」


「お母さん口だらしなく開いてるよ」


「あっおっ……!何か言ったか?」


「誤魔化せないよ?」


カランカラン


店の扉が開かれた事でそれを知らせる鈴が鳴る。

即座に聞かれたら拙い話を止めて営業用の対応にした。


「いらっしゃい」


「いらっしゃいませー!あ」


「おっお久しぶりです愛崎さん」


「「ど、どうもーー」」


「君達は…………」


一度この店に来て以来数ヶ月2度目の来店

イリーガル種の噂を私達にくれた女子高生達


「久しぶりだねもう来ないかと思ってたよ」


「あはは、最初はこの店を独占したい……って気持ちだったんですけど、愛崎さん達の情報が世間にバレちゃった事がありましたよね?

 その時からここがバレたら拙いかと思って来るのを自粛していました」


「ホントはもっと来たかったけど」


「迷惑かけたくなかったですから」


「「良い子〜」」


思わず栞と揃って言葉が溢れた。

あの馬鹿なファンとは違いこんなにも出来た子供がいるなんて私は感動だっ!!


「久しぶりだな。来てくれて私は嬉しいよ」


話しながら準備を始める。


「あ、あの私達まだ何も頼んで─────」


「1週間まともな客が来なかったんだ。人がくれば1品くらい無料で配りたくもなるさ!

 栞お客さんにこれをプレゼントだ」


「は〜い!」


ふふ!栞も久しぶりのまともな客で楽しんでいるな!

どこかで聞いたから分からないがここ1週間来たのは私と栞の関係を知りそれ目当ての馬鹿者だけ。

馬鹿者除けとして五紅神を入れ替えながら常に3人配置しておいたのは正解だった。


「ん?どうしたんだい?早く座りなさい」


「あ、はい。ではお邪魔しま、す」


「「お邪魔します」」


少し緊張している?

まぁ栞の情報が世間に出たからな、流石に怖気付いたも不思議じゃない。


「確かに私と栞は……身分が高いと言えよう。しかしな?楽しく話が出来ればそれは友達と言っても差し支えない。

 出来れば前のように楽に話そう。そっちの方が生きるのは楽しいぞ」


「「「…………」」」


3人は顔を見合わせる。


「私からもお願い。最近堅苦しくしなきゃ行けない事が何度かあってね?苦しいんの。

 友達とくらい楽に話したいじゃない?」


「「「へへへっ」」」


ふにゃりと笑う。


「少し身構えちゃってごめんなさい」


「気にするな。私達の事を世間にバラした馬鹿が悪いだけだ」


「それより今日は何か面白い話ある?私達じゃ追い切れる情報に限りがあってね」


「面白い話?………………面白いかどうか分からないですけど」


「何だ?」


「高笑いをしながらダンジョンの深層を駆け回る変態がいると……」


「「変態??」」




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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