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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
42/147

神代隆起編 ⑦

連続更新22日目!1話!


少し長い!!


余計な事は考えず今は目の前の雪女をどうにかしなければいけませんね!!

強く息を吹くだけで地面が壁が凍る!

対抗するには当然火が必要ですがここまで大規模な火を起こすならば流石にダンジョン由来の力を違うしかないですね……

そうなればオジサンにバレるでしょうか?知識がないのであれば誤魔化せるでしょうが深層にまで潜った事があるのであれば厳しいというのは本音!


「打ち鳴らせ!火花の剣戟!」


浮遊剣同士の激突による火花の発生

そして火花を火種としてその魔力を食わせ火力を増幅させる!

火球ならば雪女に当然効果があるでしょう!


「燃え上がれ浮遊剣!」


火球が全ての浮遊剣に分裂吸収されるとその刀身を赤く熱く作り替える。


「ただの浮遊剣ならば効果は薄いでしょうがこれならば雪女という伝承に対して特攻を持つでしょう!オジサンの剣には炎属性を付与したから何とか耐えて下さい!」


「属性付与まで使えるとは……!!嬢ちゃん才能あるな!!!」


「今貴方に浮遊剣15本の操作権を付与します!貴方の思い通りに動くので何とか制御して雪女の所に辿り着きましょう!!」


「本当に嬢ちゃんすげぇな?!!」


恐らくここまでがオジサンにダンジョン由来の力を振るっていると悟られないギリギリの境界線!

何とか才能が溢れまくっている個人の範疇に押し留めていますが中々大変ですね!


15本がオジサンの側で飛び回っている。

流石にいきなりぶっつけ本番で扱えるとは思っていないので軽く自動制御の補助を入れている。

浮遊剣を2本地面に刺すと周りの氷がみるみる溶けていくのが見えた。


「オジサン浮遊剣を地面に刺して氷を溶かして下さい!道のように刺せば足場には困らないはずです!」


「流石だ嬢ちゃん!!」


手に持っている一本とは別の浮遊剣を全て地面に刺し走りやすい道を確保する。

雪女が常に吐いている氷の息吹で地面が凍るが即座に浮遊剣の熱によって溶けて水になった。


「穿て浮遊剣!」


道に確保の為に使っていた浮遊剣をボスへと飛ばす。

地面が凍ればまともな活動は出来ない為最低限は確保する。


「はぁあ!!」


「おらぁ!!」


私とオジサンの剣が届く。

しかし魔力の込められた氷が現れ私達の浮遊剣を防いだ。


なら近付いて斬る!!


「ふっ!!」


「っ!」


同時に走り出すと私達の体を貫こうと雪女は地面を隆起させるが手に持った浮遊剣で防ぎ斬る事で対処をする。

次は氷の槍が飛んで来たが浮遊剣による迎撃、足りない数は自分で何とかした。


「意外と重い一撃だっ!」


「流石の新種ですね!!」


普通にボスより強い存在って何!!

主様となるべく人にバレない傷つけないという契約を結びましたがいざとなればバレる覚悟で雪女を殺しに行かなければっ!!


「イレギュラーな新種なだけあってダンジョンのからのバックアップも手厚いっ」


ダンジョン内のモンスターは大抵ダンジョンからのバックアップを受ける。

魔力だったりシンプルな力を授かれるのだが目の前の雪女はシンプルな無限魔力と並のボスモンスターを凌ぐ魔力制御!!

私の事は棚に上げていうのであれば


正真正銘の化け物……です!


「フルゥァァアアアア!!」


「クソッ!近付いても氷の壁が硬すぎる!しかも少しずつ距離が離れていくっ!!!」


形を変えるか。


「姿を変えろ浮遊剣!!」


私の目の中に握られていた浮遊剣が剣の形から槍の形へと変わる。

硬い防壁を打ち破る力を私は知っている。

主様と少しだけ戦った栞様の槍の投擲。


これは貫通力だけならば本気の私にも多少通じるほど!!

教えてもらったそれを私も使うとしましょう!!


「破壊の施し《バルガヴァストラ》!!!」


栞様の技は魔力そのもので出来た一矢となっているが私のは違う。

浮遊剣そのもの形を変えた物、つまり質量を持った物体に魔力を纏わせ力を持たせた槍を使っている。

それをダンジョンの元マスターの膂力から放たれた必殺となりうる投擲は空気の壁を突き破り加速する。


「フルゥ─────?!?!!」


その槍は鉄壁と言える雪女の防壁を突き破り右肩を根本から吹き飛ばして見せた。

地面に落ちた右腕を気にする余裕もない雪女は叫び声を上げる。


「る、フルゥァァアアアアアアアアアア!!!!!」


血の代わりに大量の水

あの体を構成しているのは間違いなく水で間違いないですね。

ならば血の如く水を失って鈍っている今こそ仕留める好機!


「オジサン!!」


「あいよ!!!オラァアア!!!!」


勇ましい声と共に炎を纏った炎剣が雪女の体を斬り裂いた。


「フグゥルッ!?!」


「駄目押しだ!!」


更に剣を振るう。

しかし雪女もただでやられる訳ではない。

氷の槍がオジサンを襲った。


「おわっ!!!流石に強いな」


「破壊の施し《バルガヴァストラ》!!」


個人の範疇に収まる範囲で最高の炎属性を付与した槍を投擲する。

片腕を失ってバランスを取れなくなった雪女は避けようと走るが躓き転ぶ。

そしてようやくその頭を捉え吹き飛ばした。


「よっ……よっしゃあぁああああああああああ!!!!!!」


「おぅ……!?」


い、いきなり叫び出すとは中々驚かせてくれますねこのオジサンは!!!

しかし面倒毎は終わりました。

さっさと報酬だけ渡してしまいましょうか。


「オジサン」


「何だ!嬢ちゃんももっと喜べ!イレギュラーかつ雪女っつう化け物をたった2人で倒したんだ!!

 誰も見てないんだ!喜んだっていいんだぞ!!?がはははははは!!」


「はぁ……呑気ですねぇ。それより報酬を渡さなければ行けませんね」


今オジサンが手に持っている剣を一旦返してもらいまだ周りに浮いている浮遊剣を見つめる。

すると返して貰った浮遊剣に全て融合された。


「オジサン貴方への報酬はこの浮遊剣一本、そしてその中に収納される同型の浮遊剣15本。

 込めた魔力によって壊れても復元する能力を付けました、これで魔力が続く限り永遠に戦えます」


他にもある、と言い雪女のドロップアイテムを拾いオジサンに手渡す。


「目当ての新種は見つかりませんでしたが取り敢えずこれで貴方は1つの権利を手にしたも同然です」


「ん?権利??」


「ある意味新種に復讐する権利を」


「…………」


「それでは私はこれで。

 地上に戻らせて貰いますね」


背を向け歩き出す。

するとオジサンから声が掛けられた。


「嬢ちゃん!!…………俺の名前は宗像修二むなかたしゅうじだ!何か困った事があればいつでも言ってくれ!!」


「ではその時になったら頼らせて貰います」




この僅か3日後宗像修二は同ダンジョンの下層にて敵のモンスターと遭遇するがこれを撃破。

死体を持ち帰った事で協会を騒がせる事になる。





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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