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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
43/147

神代隆起編 ⑧

連続更新22日目!1話!

あと少しで3作品目の10万文字突破が……!


宗像修二とのダンジョン攻略から2日後


「っ?!主様その話は本当でしょうか??!」


「どうやらな。全国のダンジョン……どころか世界中のダンジョンで明らかに見た事のないモンスターの目撃情報が多発している。

 イギリスにも異変があればやばいと思ったがあそこは1つに集中しすぎて逆に安心材料となっているよ。

 ちなみに日本だと東北、四国で伝承融合型のボス……ではなく新種も現れている。調査そのどれもがダンジョンの『産み場』から出て来ているという報告がある」


「そ、それは主様が追っている件とは別物という事なのですか?!」


「あまりにも自然過ぎる見た目だったらしいからな。私達が追っている新種は資料でも見た通り歪なんだよ。

 スライムのような体に黒い体液、酸性の体を持つ不定形、色々な動物を無理矢理組み合わせたかのような見た目の複合獣キメラと目で見て分かる体なんだ」


確かに私と宗像が相手した雪女は体こそ氷そのものだったが存在のあり方はとても自然だった。

元からそうだったかのように。

私も最初は【剣神】のエッセンスだけの村娘だった。

見た目は完全に娘、そして村娘には不釣り合いな浮遊剣を携えただけの。

それと同じような感じだとすれば雪女も奴らに捕まっていないだけで私と同じ自我がある?


「東北ならば主に遠野近辺は妖怪の話はかなり有名だったはずだ。

 他には東京だな、昔江戸があり百物語という話が盛んになった故かそれに習うようなダンジョンのモンスターが多い。

 関西なら四国だ!妖怪の百鬼夜行というように四国は八十八鬼夜行の話、超能力もとい神通力と……いうか念動力を操るモンスターが多く攻略はそこそこ難しい」


「確か扱う物が念動力なだけに頭を使わなければいけない事が上手く働き知力も上がったと聞きますが」


「その通りだよっ。初見は流石に不可視の攻撃を全身に食らってしまったよ。悪魔という種族のおかげもあり傷はなかったが衣服が……少々酷い事になった」


「そんな場所等に伝承複合型のモンスターが現れたと。

 元々攻略難易度の高い場所の新種ならその強さは推して測るべきですね」


「はぁーーー……!」


主様は長い溜息を吐き苛立ちを隠そうともせずに話を続けた。


「その新種共のせいで私達が探している方の新種が見つかりにくくなってる!今までだって遭遇率がかなり低いのに更に下がると正直キツいぞ!

 更に最悪な話がある!私もダンジョンに潜っていたんだが新種に遭遇した!ここまでは良い!生捕りが出来るからな!

 だがここで予想していなかったイレギュラーと遭遇したよ」


「…………まさかっ!」


「そうだ。ダンジョンの産み場から出て来た新種と『新種』の争いが起こった」


どこから来たか分からない新種とダンジョンから産まれた新種。

偶然と捉えるには明らかにおかしいと感じる。

考えすぎかもしれないですが一応進言するべきですね。


「主様私の考えすぎかも知れんが話を聞いて頂けますか?」


「構わん話せ」


「では失礼して。ゔっうん……まず私達が探している『新種』が現れたのがここ数ヶ月、そして産み場出身の新種が現れたのがここ数週間。

 何と言いますか『新種』が暴れた後意図を持って生まれたと感じるのです」


「つまりお前は産み場の新種はダンジョンが自分の領域を侵した『新種』に対するカウンターだと考えているのか?」


「仰る通りです」


「それに関しては私も考えたがダンジョンが意志を持つなんてそんな馬鹿な話……はな……し」


主様は私をじっ……と見つめている。

な、何か不手際があったのでしょうか?


「葬盛お前は《《何だ》》?」


「はい?私は秋葉葬盛ですが……」


「違う経歴的な話だ」


「経歴?経歴と聞かれれば私は元ダンジョンのマスターで……あっ」


「分かったか。お前がダンジョンマスターであった、そしてダンジョンマスターとはダンジョンそのもの……つまりダンジョンは意志を持つ」


「その正直私が特別なだけな気がしなくもありませんが確かに可能性としては充分にあります」


「ならば産み場の新種はどこから来たか分からない『新種』対するカウンターだという可能性はかなり高くなったな。

 これは思ったより良い材料になりそうだ!鶏が先か卵が先かの話になって来そうだが新種のいる所に『新種』がいる可能性もあるという事を頭に入れて葬盛は噂のあるダンジョンを手当たり次第探せ!」


「それについてなのですが先日のダンジョンではランクが若すぎて現地のハンターにびっくりするほど叱られました。

 ハンターに見つからなかったら良いですが見つかったらかなり面倒です」


「それなら栞を頼れ。栞はSランクという最上位の資格を持っているから全てスルー出来る。

 厄介なハンターに捕まったとしても栞のSランクハンターだという証を見せれば黙らせられる。

 何ならどこぞの馬鹿なファンのせいで私と栞は少し顔が売れてしまって見せなくても良いかもしれん。

 今回な良く働きそうだが普段はあまり好かん顔の売れ方だ」


「致し方ありません。しかし顔が知られているのならば情報収集は僅かでもしやすくなっているはずです。

 今回は不本意でしょうが利用するべきです」

 

「はい」


今後の方針が決まった。




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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