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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
39/147

神代隆起編 ④

連続更新20日目!2話!

すまーーん遅れたーーー!!


「まずはここダンジョンの中でもかなり広めの場所だ。こういう場所なら大剣や槍といった長物を扱うハンターの全力を出せる。

 だからこの階層を活動場所とするハンターはモンスターと遭遇した場合ここを目指す。他にも3方向ある通路を抜けた先という事もあり警戒する方向も限定出来るという利点。

 ソロではなくパーティーで潜る場合は良く覚えておく事だな」


1つの通路毎に説明を聞いている気がする。

説明も詳しく聞いていない事まで話してくるから私の話す暇がないですね。


「そう言えばオジサンは最近噂になっている新種のモンスターを聞いた事ありますか?」


「あーーんーーーそれの話かぁ」


「??」


「ははっ芳しくない反応が気になるか?」


「はい」


「……嬢ちゃんは毒舌意外にもストレートに物を聞く性格を持ってるのか」


「オジサンに何か悲惨な過去があったとして私に関係ないですし今は取り敢えず新種を目撃したからどうかを聞いただけなのでセンシティブな場所は普通に濁して頂いて結構です」


「おぅ……」


……?何を落ち込んでいるのでしょうか?落ち込む要素ありましたかね?

まぁ良いでしょう。

この出会いはどうせ一度ですので嫌われた所で主に仕える私には関係なさそうです。


「その嬢ちゃんの言う新種ってどんな姿か分かっているのか?」


「いえ知りません。本当に知ってるかどうかの情報を知りたいだけです」


「なるほど、なら答えは1つだ」


「何でしょう」


「俺はその新種に襲われたからだ」


「っ!詳しく」


ずいと近づき圧をかける


「お、おいどうした?」


「オジサンのどうでも良い事情を聞かないように私のどうでもいい事情を聞かないで下さい」


「これに関してはそういう訳にはいかん!何があったか知らんが嬢ちゃんはあの新種を追うって言い出すだろ!」


「だったら何ですか!私は新種の情報を聞きたいだけ!オジサンは話すだけ!それだけで済む話です!」


「すまねえ話だ!アレは本来下層、深層で出て来るような強さを持ってる!幾ら剣の腕に覚えがあろうがハンターになったばかり嬢ちゃんじゃすぐに殺されちまう!

 何故そんなに生き急ぐ!知り合いが殺されたか?!友達が殺されたか?!もしそうだったとしても新米が復讐に燃えて挑んで良い相手じゃない!

 隠すほどでもないが俺と仲間は新種と遭遇して2人死んだ!!大学生からの付き合いだったよ!たったの1ヶ月前に死んだんだよ!

 それからチームは解散して今はソロで中層を拠点にしてる!昔は下層、深層を主に潜ってたんだがな!!!!!」


怒り、悲しみという感情が爆発して言葉となり私に叫ばれた。

その言葉に嘘偽りはなく私を心配して隠していたかった本音を吐露したと分かる。


「なるほど……本当にこれ以上貴方の事情は話さなくて結構です。

 そして1つ質問をさせて貰います」


「な、なんだってんだ!」


「敵討ちたくありませんか?」


「なぁ?!」


「もちろん死体は私が引き取りますがね?」


「何で死体を?お金になるのは分かるが何故新米の君が」


「…………」


ふーーむ

これは……栞様にはご迷惑をお掛けしますが現地の協力者を捕まえたという事で納得されるでしょうか。



これに関しては考えても意味がありませんね。

まずは動かなければ


「実は私はただの新米ではありません」


「剣捌きをみりゃあ粗はあるが齧ってる事は分かってた。

 あ、まさかどこかのギルドに所属していた秘蔵っ子という奴か?!」


「は????」


「違うみたいね……」


「話を戻します。私はギルドに所属しているというより政府に仕えているハンターの駒……みたいなモノなのです。

 そろそろ新種の噂も無視出来ない範囲にまで広がって来たので私が派遣されました。

 しかし1つ誤算が出ました。それは私が資格を取らずに活動していたが故にすっかり忘れていた事……おかげ初めてハンターになり新米という立場になったのです」


嘘も方便というものですね!

早く下に行き新種の調査をするにはこの程度の嘘はつかないと無理だったと言い訳する事にしましょう!

最悪主様に怒られるかも知れませんがそこは覚悟の上です。


「つまり私は既に下層、深層へと潜る力があると言うことです!この剣の通り武器を生み出せるのでオジサンの戦闘支援も万全だと思いますよ」


オジサンの足元から剣を生やし丁度良い高さに調節する。

私の浮遊剣を手に取り何度か振るうと目を見開いて呻く。


「こりゃあ……すげえ逸品だ。地面から生やした魔法の剣だって言うのにそこらの鍛治師が鍛えた物より上等だ……しかも軽く量産がきく」


「地面に振り下ろしても良いですよ」


「……折れるぞ?」


「所詮量産品です」


「一本取られたな」


「剣だけに」


「がははは!嬢ちゃんは洒落も出来る口か!そこまで言うのなら遠慮無く地面に叩きつけさせてもらう!ふんっ!!!!」


ザクッ!!


「……今日何度目の衝撃だぁ?地面を剣が直接斬り裂くとは。魔法による飛ぶ斬撃で地面を削る裂くという事は可能性だが素の状態でトップハンターが使う武器と同等……しかも量産が容易、これなら確かに俺でも敵討ちは出来そうだ」


「そうでしょう?だから────」


「だが駄目だ。俺の事情に嬢ちゃんを巻き込まない」


こいつっ……!!!!!

敵討ちの舞台を整えてやると言っているのに断るですって?!妾を誰だと思って………おっと、落ち着かなければ。


「ふぅー、ならこれこそ本当の私個人からの依頼です。

 私を新種と遭遇するまで付き合いなさい」



ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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