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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
38/147

神代隆起編 ③

連続更新20日目!

秋葉葬盛の視点が続くよ!!

秋葉葬盛side


栞様に身分を用意して頂き今日早速ダンジョンに潜って来た次第でしたが失念していました。

まさかランク制限というものが存在していたとは……


「良いかい嬢ちゃん!上層は確かに武器さえ持てば一般人でも対処できるようなモンスターしかいないが!中層下層はベテランでも太刀打ち出来ないモンスターがウヨウヨしているんだ!

 資格を取ったばかりの君が向かう場所じゃあないんだ!それに下層に近づけば近づくほど人目も少なくなる!嬢ちゃんみたいな別嬪さんが1人で歩くには危険すぎる!

 もちろんハンター全員が全員獣だとは言わないが命をかけて金を稼ぐ職業だ、下層に潜るような連中はそういう欲求も高い!抑えていても我慢出来ん時がある!

 それに────────!!!!」


初対面のオジサンハンターにダンジョンでここまで説教をされるのは恐らく後にも先にも

私だけなのでは???

この人は見た目の若いこの身体わたしを心配してくれているのだと分かるから反応に困る。

主様に宣言した通り探索をしたいのですがこれでは上層しか調べられませんね。

下層は人目につきにくいと言ったように新種のモンスターも隠れている可能性があります。

今すぐ調べたいですが……好意を無碍にすればどこかで皺寄せが来そうです。

ここは大人しく従っておきましょう。


「嬢ちゃん聞いてるのかい??」


「えぇご心配をお掛けしました事ここに謝罪いたします」


「待て待て待て!嬢ちゃんは頭下げなくて良い!何も被害は出ていないんだからそれでそれでいいんだ!」


楽観的

しかし悪い気はしませんね


「私はダンジョンに《《潜る》》のは初めてです。良ければ案内をしてくれませんか?もちろん報酬金は出します」


「こんな上層の案内なら別に構わねえが……お金がないからダンジョンに潜ってるんじゃないのか?」


「あ、いや私は───」


「あーーダンジョンに潜る理由を聞くのはマナー違反だったなすまん。忘れてくれ。

 詫びと言っちゃあなんだが上層の案内に報奨金はいらんよ」


「…………」


ハンターとは……お人好しなのでしょうか?

依頼に対して必ず報奨金が発生する。

無料の依頼に対して契約者は無責任な結果を招く。

何故ならそこに報酬金という責任がないから。

お金とは責任を自覚させる為の一種の道具。

それを無しに依頼を受けるのは………


「賢くないのでは?」


「ん?タダで案内をする事に対してかい?」


「えぇ、報酬とは責任を自覚させる道具です。責任が無ければ人は良い加減になる」


「荒んでるなぁ???」


目の前のオジサンは困ったように頭を掻いているが困っているのは私の方です。

ただでさえ人目につき事を荒立てないようにしようとしているのに今のこの状況……ワザとかと勘繰ってしまいます。


「まぁ、気にするな実は言うと報酬は既に貰っている」


「?????」


どういう事?

まさか奴ら?!

私が気付いていないだけでずっと尾行されてたりした?!

不味い逃げるべき?!


「何を焦っているか知らんが嬢ちゃんに良い事を教えてやろう。

 ハンター協会っていう安直な名前の組織にハンターとして就職しているとな?どんな木端のハンターでも必ず定額支給される。

 ランクが上がれば当然額は増えるぞ?その定額支給は困った同業者を見つけたら助けてあげましょうというハンター協会からの依頼みたいなものだ。

 ランクが高ければ助かるのが難しいケースが多い、だから定額分もその分だけ高くなる。低ランクの新米ハンターに取ってはかなり有り難いお小遣いにもなってるからこのシステムに文句を言う奴はいないんだ。

 この通り俺は既にハンター協会からいつかいつか助けるハンターに対しての謝礼を毎月定額貰っている!

 ここで働かなきゃ今までの恩が嘘になる!嬢ちゃんは安心して助けられてくれ!

 さ!上層の案内に行くぞ!」


ビックリしました……これがお人好し、驚き通り越してもはや怖い。

ここまでいつかの誰かの為にと身を削る……ハンター協会とかいう安直な名前の組織はとんでもなく甘い組織です

しかし


「優しい取り決めですね」


「がっはっはっはっ!だろう!何せ俺も借金を背負った時この定額支給にもの凄く助けられたからな!!

 ハンター協会には足向けて寝れんわな!!」


「オジサンは面白いですね」


「俺はまだ38だぞーー」


「ならば言い方を変えましょう。

 古くさいです」


「嬢ちゃん意外毒舌だね」


キシャーーー!!


「おっとモンスターか嬢ちゃんここは俺に任せ────」


「私がやります。ハンターになったのですから守られるだけなど不満でしかありません」


地面がせり上がり浮遊剣が現れ私の手に握られる。


「元よりここは上層……武器を持てば一般人にでも勝てるのでしょう?」


「そ、そうだけどなぁ中層に近めだから少し強いんだぞ?」


「ご安心を」


もう一振りの浮遊剣が現れもう片方の手に収まる。


「これでも多少剣の心得はあります。ただひたすらに得物を振るうしか能のないモンスター如きの対処は……」


1歩だけ近づく。

モンスターは叫び声を上げて私に襲い掛かるが既に剣は振るっている。


「ただの児戯のようなもの」


「嬢ちゃんすげぇんだな」




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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