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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
31/147

うねり②⑥

連続更新16日目!2話!

戦闘は激しく!


「今際の千夜!!!」


「大地崇める剣神が言祝ぐ!」


浮遊剣が円を描き空を舞う。

それでも身を守るだけの浮遊剣は自身の周りに配置している。


賎火救刃せんかきゅうじん!!!!」


私の出した剣戟結界・今際の千夜を全て撃ち払った。


「化け物めっ!!」


「化け物?!?!何を言うのかと思えば!言う事欠いて化け物?!

 妾を化け物と言うそなたもモノノ怪の類であろうが下郎!!」


私の言葉で怒り、言葉遣いも変わる。

今まで丁寧なお嬢様と言ったものがやや古風な話し方に変わる。


言葉使いからして日本の昔に出来た伝承である事は確定。

だが雰囲気は今風の高校生の子供達を感じるがどう言う事か考える暇はっ!


「ぐっ!!」


ないようだな!


「剣神が言祝ぐは氷鉋(ひがの)八つ時!!」


一閃撫でる愚王(ブリスリギル)


時雨氷刃(しぐれひょうじん)


氷の剣が数百も現れて私の体を穿とうと迫るが一閃撫でる愚王が防ぐ。

防御技としてはやや地味だが意外と効果が高い。


「これも相殺……存外貴様はやるようだ」


「この妾を吹き飛ばした事を後悔させてやるぞ!」


腕を掲げ宣言をする。


「剣神が告げる終末の腕!そなたが辿るであろうその結末を我が見届けん!!」


「蛮神を奉る武雅(むが)の焦燥!!!」


ボスは何故技の詠唱となる部分を排さず紡ぐのか?

理由は簡単、詠唱をした方が低リスクかつ簡単に威力が高まるからである

私は今の今まで詠唱を破棄して戦って来た。

高位ダンジョン戦闘では詠唱を紡ぐ暇など与えられない場合が殆どだからだ。

気付かないうちに付いてしまった癖を今!取り払う!!!


無窮一刃(むきゅういちじん)!」


生贄の辿る世界(スレイブデッドエンド)!!」


瞬間目の前に迫る視界を埋め尽くす程の太刀筋の数々

栞を育てる事に専念し本来の戦い方を忘れてしまったいた私なら防ぐ事が出来なかったもの。

だが今を持って全て昔に戻ったならば視界を埋め尽くす太刀筋を防ぐ事など造作もない!


数千枚のガラスを同時に割ったような音が当たり一面に響く。


「…………詠唱をせず戦う野卑な者かと思ったが本来はそっちが貴様の戦い方か」


「新人の頃は敵も強くないから詠唱をする余裕が比較的ある。

 だが敵が強くなればおのずと詠唱する機会が減る。だから動ける魔法使いはとても優秀だと私が教えたはずなのにな……私自身が出来ていないのならふふ、教育者として失格だな」


「そなたは教鞭を取る身か。ふはは!益々面白い!!

 教えておくれ?妾の初は勝利か?……敗北かを!!」


ダンジョンそのものであるボスは詠唱を破棄しようとその威力は無限と錯覚するほどに内包する魔力で全て解決出来る。


「詠唱を破棄する者は野卑なのではなかった?」


「教えられた物を忘れる阿呆と一緒にするでないわぁあ!!!!」


数十が放たれ、尽きる前に装填、発射を繰り返す。


「妾は臨機応変を実行したまで!!!教えられた事を愚直にこなす事も大事だが愚直過ぎるのも考え物という事よ!!」


圧が増す。


今際の千夜、一閃撫でる愚王等を使い絶え間なく私に襲いかかる凶刃を払い、防ぐ。


「ぐっ」


1本だけ防ぐ事が出来ずに肩に傷が付き血が滲む。


「妾が望むは妾だけに平定されし世界!!!妾を生み出した馬鹿者を始末し妾だけの安寧を享受する!

 民が泣く?困窮する?死者が出る?餓死が出る?……知った事か!!!妾を排斥した全てをこの手消すと決めた!!」


まだ圧が上がる。

その強さは既にSダンジョンのボスは元よりイギリス、アーサー王伝説ダンジョンに出現する本来のボスとは違う階層ボスに匹敵し始めた。


そろそろ私で対応出来る範囲を超え出すぞこの……化け物め!!!!


千罰・大幻刃を耳飾りに戻し装着


「ん?妾の前で武器を仕舞うとは……降伏、命乞い、どちらか」


「降伏、命乞いなどではないと予め言っておく。そして今から私は過去の私を超えるため!……()()で貴様を排除する!」


「………………所詮そなたも妾を排斥するか!

 剣神が言祝ぐ大地を平す我が一刀!!大地は震えその怒りを汝へと向けん!」


ダンジョン全体が震え大地が盛り上がった。


「この揺れっ?!クソっ!栞達は大丈夫なのかっ!」


「んっ他人を心配するとは殊勝な事よ。妾としてその言葉を邪魔するのは好かん」


こいつは一体誰に生み出された???

発動させた魔法の詠唱を聞けばどうにも剣神を信仰しているようにも聞こえる。

そしてその剣神自身も大地を信仰し大地を裏切った。


「同郷の奴らにこれを使えと言われたがついぞ使う事は無かった。しかし今恥を忍びこれを使う」


衣服の下に隠れていたネックレスを取り出し握りしめる。


「それがあれば妾を超えられるとでも?」


「当然そのつもりだ。

 貴様を倒さなければここからは出れないのだからな!!

 王の慈悲(ガヘリスリンド)家の栄光(ユースティティス)


光が私を包み栞と気分転換の為に来ていた装いから戦う為の装いへと変わる。

その手は鱗の様に鎧が纏われて

その手には異様と言う言葉が似合い過ぎる剣が握られていた。


「……借りるぞ歴王。歴戦呼応・ハグリスヘル」


「もう準備は良さそうよな」


「肯定」


「そうか。死ぬがいい!挊問う剣神の晩鐘!!破歌の翁閃(はかのおうせん)!」


光となった刃が振り下ろされる。

近付いているというのに何故私はここまで冷静なのだ……そうか、勝てるからか


古の王(ブリス)


体に当たったはずの光が霧散した。





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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