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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
30/147

うねり②⑤

連続更新16日目!

少しずつ書き始める時間が遅れて来るから集中


「貴女達が……私の初めてのご飯?」


決して大きい声で話したわけじゃない。

しかし前衛3人のの耳に確かに届き戦慄した。

栞は私が育てて来たがまだ話すダンジョンほボスと出会った事がない。しかし一応知識として話した事がある為知ってはいる。


茅ヶ崎はもちろん知る訳がない。


「ここまで言葉を明瞭に話すのは、イギリスの……っ!!」


「お母さん?」


声を掛けられるがあまり気にしてられない。

ここまでダンジョンのボスが人間の言葉をはっきりと話した場合その実力は更に跳ね上がる。


言葉による私達の意思疎通も完全に筒抜けになり連携が難しくなるのは確定。


「栞、茅ヶ崎言葉を捨てて連携をしろ全部筒抜けだっ!」


「うーーん?私の問いに答えてくれないのぉ?それは失礼じゃなくてぇ?」


「っ!!!……ダンジョンのボスが品のある話し方とは必至にお勉強でもしたか?」


「質問に答えなさい?貴女達が私の初めてのご飯なの?」


「貴様はダンジョンのボスなのだろう?無限にある土でも食っていろ!」


千罰・大幻刃を構え走り出す。

ボスはどう見ても戦士タイプではなく純粋な魔法使いタイプ。

私と剣を斬り結ぶとは到底思えない。

しかし地面から生まれたその浮遊剣が私の一撃を防いだ。


「何て野蛮……だけど貴女は食べると美味しそうね。魔力が溢れ続けてる。

 私が見る限り極上、後ろにいる人間全てを食べても貴女には届かない。一体どれほどを食せば貴女に届く魔力となるのか……試してみたい気持ちもあるけど貴女1人食べる方がずっと楽しそう!!」


「ぐっっ!!!」


剣を弾かれる。

確実にさっきの浮遊剣より強く硬い!!

ここまでなったら桐谷の魔法でさえ効くのか怪しいものだ!!

一緒に戦うのならせめて栞くらいの強さは欲しいっ!


「はぁ!」


「ふふ」


私は1本の剣

対してボスは浮遊剣を無数に生み出せる。

更に仮面を付けていた時より成長したと言うのならば今からモンスターの大群を生み出したとしても不思議じゃない。


「後ろが気になるの?」


「会話は不要だと思うが?」


「気になるのなら……少し楽しませて上げるわ」


空いていた両手をボスは合わせ音を鳴らす。

大きくとない音だがそれはそこそこ離れている桐谷達の耳へも届く。


「愛しき怪物のキス・デス・パレード


震える空間

空が割れて翼を持つモンスターが、地面が裂け這い出るように陸で生きるモンスターが大地を埋め尽くすが如く生まれる。


「っっっっ!!!!」


「お母さん!!!!!」


「栞と茅ヶ崎は直ぐに後衛の元まで向かい護衛しながら皆がいる拠点まで撤退せよ!!

 ここにボス討伐の戦力を割いてしまった今あそこを守れるのはお前達だけだ!!冷静になって考えろ!私でさえ相手とるのに苦しいボスの相手はお前には荷が勝ちすぎる!」


「でも!」


「恥も外聞も投げ捨てれば解決方法は幾らでもある!!!ただ本当に最後の手段だがなぁあ!!!」


意が決したのか栞は暴れる茅ヶ崎を抱えながら走り出した。

一瞬後衛と揉めたがすぐに元の拠点へと向かい走り出す。


「ご武運を!!!!」


桐谷から拡声の魔法によって言葉が届けられる。


「了解したよ弟子2号!」


「別れの言葉は済んだのかしら?」


「別れるのは貴様の首と胴体だ!」


「うっふふふふふ!!!!未だまともに私の体にその刃を届けられない矮小な分際で大層な事を言うわ驚いちゃう。

 だから悲しい……身の程を弁えないその言葉が」


「弁えるのは貴様だ、所詮伝承として生かされているだけの言葉風情が」


「なら貴女は弁論ですら負ける事になるのね?」


「言っていろ!」


1つだけ幸運があったとすればこのボス自体はイギリスのアーサー王伝説ダンジョンのボスであるアーサー王とその配下に比べれば全然弱いという事だけ。


弱いと言っても流石はボス

私単体の戦力を上回っている。


浮遊剣もいつの間にかその数を1つから2つ、2つから3つへと数を増やしていた。

更にその浮遊剣の対処をしている時にボスは弄ぶかのように魔法を放って来る。


「ちっ!煩わしい!!」


「ははは!ほれ踊るんじゃ!!粋がるのならせめて余興として私を楽しませてみせよ!」


「黙っていろ0歳児の赤ん坊がっっ!!!」


「赤っ……!!くっ、貴女はどうやら痛い目にあいたいようね!!」


「ある意味今が痛い目だ」


「減らず口を!」


停滞心音ヘラノック!!」


剣を地面に刺し両手を合わせ音を鳴らす。

それはただの音に留まらず振動は無限に増幅されボスの体を叩き吹き飛ばした。


「減らず口に対して停滞心音……ちょっと洒落ているかな?ふふふっ」


ボスが立ち上がり言葉を荒げた。


「貴女はどうやら品格が足りないようね!!やはり野蛮だわ!人がいるのが不思議ね!」


「品格は無くとも人徳はあるようだしな」


私の言葉にボスがどんどん冷静さを失っていく。

確実に良い傾向にある、冷静さを失うだけでボスとしての戦力はかなり落ちる。

しかしその分暴れやすくなるから一撃を貰った場合の傷は大きくとなりがちなのが問題でもあるが……


「治せば傷を負っていないのと一緒」


このバレなきゃセーフ理論に栞から度々ツッコまれて来たが今はいない為心配はいらない。


「さぁて、貴様を斬り殺すとするか」




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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