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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
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うねり②④

連続更新15日目!2話!

金曜ロードショーはおもろいねん

遅れたのはそれが理由だ


上がった砂埃の中を突き進み武器を構える。


私の予想が正しければ仮面をしている故に直接的な視界はゼロのはず。

仮面自体が目の役割をしているのなら別だがなっ!!


「ふっ!!!!」


千罰・大幻刃を振り下ろす。

しかしボスの体に届く事は無かった。


「仮面してるから視界を阻害すれば一太刀くらい喰らわせられると思ったが……流石にその対策はしていたかっ!」


私の一撃は地面から生えて来た鉄の塊によって防がれてしまった。

いや?よく見れば剣の様相をしているな?

まさかこいつを操る気か?!


「中衛!!!後衛の側で待機!絶対離れるな!」


ヒュッッ────


鍔迫り合いの途中でボスが爆発を起こし吹き飛ばされてしまう。


「ちぃっ!!茅ヶ崎!」


「ふん!!!!」


撹乱目的で疾走していた事が功を奏したのか後衛の元へ行こうとしていた浮遊剣を弾き飛ばした。


「まだだ!」


地面に横たわった剣を砕く為に上段で振り下ろす。

爆風と膨大な砂煙が上がる。


「クソ!!強化のブーストが掛かってても逃すのかっ!!!」


そのまま後衛の元へ浮遊剣が向かう。

一時下がろうかと考えるが私が下がれば前衛が崩れる。

桐谷に任せるしかない!




「桐谷さんお願いします!!!」


「任されたよ茅ヶ崎君」


私は結界を張りそこに特殊な効果をくわえる。

浮遊剣と私の結界がぶつかるが火花1つ起こらない。


「結界に弾性、粘着性の効果を加えれば超強力なトリモチになる事を知らんようだな!!

 全員破壊しろ!!!」


全員が浮遊剣に向けて魔法を放つ。

最初は地面も赤熱化するほどの炎魔法、次は吐息すら瞬時に凍らせてしまう氷魔法。

急激な温度上昇ときゅうげきな温度の下降、これに更に衝撃を加え金属疲労を起こし浮遊剣を破壊する。


「魔法が主成分なのだから多少理論がガバくても何とかなる……だって魔法だからな?」


「キルルァァァァァアアアア!!!」


離れたボスから咆哮が聞こえる。

まるで私の結界が忌々しいと叫んでいるかのようだな。

愛崎さん達はかなり上手く立ち回っているが……気のせいか?

ボスの攻撃速度が上がってる?


「中衛、後衛!範囲攻撃とそうでないものに分かれて魔法を放て!順番は範囲、単発の順番だ!

 範囲でボスの視界を阻害し貫通と速度に優れている魔法……いや戦闘で掘り起こされた岩のなどを魔法で撃ち出せ!

 視界が阻害されれば魔法の探知に切り替えるはずだ!あの服装に似合ってる仮面をぶっ壊すぞ!」


はははははは!!!Aランクとしてここまで少人数でこれ程のボスと相見えるのは初めてだっ!

少しばかり興奮しているよ!!!





「流石Aランクだけあって多彩な技を持つ!」


「私なら最初の受け止めた時点で壊せたよお母さん!!」


「自慢の自己主張は後だ娘よ?!?!」


「言外に俺の実力批判をしないで下さいよ愛崎さん!!これでも傷付きやすいんですよ!!」


「喋れる余裕があるなら大丈夫だね!!」


「今私1人でボスの全てを受け止めているのだが2人には見えていないのかな?!?!」


「お母さん1人で充分かなって」


「また子供の時みたいに尻が赤くなるまで叩いてやろうか?!」


「きゃーー」


「愛崎さん棒読みですね!!」


絶賛私1人でボスの魔法攻撃を受けきっている。

少し2人のバランスが崩れた為時間稼ぎに相手をしているが僅かとはいえ休めると分かるとふざけるのは良い度胸だ!

流石我が娘と弟子となる者だな!


「魔法を撃ちまぁあす!!」


後方から桐谷の声が聞こえて来る。

その声を聞き前衛全員がボスから離れた。


轟音


私達の横を風と音と共に通り過ぎた。


「キル────」


顔面に直撃した。

今まで一歩もその場から動いていなかったボスが初めて吹き飛ぶ。


「魔法で貴様の足元を僅かに浮かしておいて正解だった!」


前衛3人が走り出しボスへと向かう。

しかしボスはボス体勢を空中で整えてこちらを見据える。


「キルル!!!」


空間が震え地面が震え


世界が震えた。


ボスの画面に包まれていたその顔が割れた


「RPGでよくある第2形態といつ奴かな?!」


長い黒髪に隠れて顔がよく見えない。

だが美人な雰囲気が窺える。


顔面が割れてから魔力が暴風のように荒れ狂い始めた?

まるでダンジョンが《《産声》》を上げたかのよう

最悪の想定が浮かび上がった。


「産声?……まさか!!今ようやくダンジョンとして成立したとでもいうのか巫女服!!」


私でさえ成し得ない世界の形成したという可能性。

それが戦闘面で1番の最悪、もとい災厄だった。

しかし今!この世界の魔力が暴風のように荒れ狂いボスへと収束する様を見れば嫌でも思い出す。


「イギリスアーサー王伝説のダンジョンと同じパターン……」


娘の手前情けない言葉は吐けないが正直に言うのならば今私は弱音を吐きたい気分だ!!

イギリスのアーサー王伝説が主成分となったあそこは!ダンジョンが出来てからの有史以来最悪最強の難易度を誇る。


流石にそこまでの難易度に届かないとは言えあの時の攻略メンバーより遥かに劣る布陣である今、確実に攻略出来るという自信が消えかかる。


「ふぅーーーー……っ!栞、茅ヶ崎、少し本気になる。お前らはバックアップに徹しろ!拠点で立てた作戦は現時点をもって全て無意味だ!!

 ここから……ここからが本当のダンジョン攻略だ!」


ボスに笑みが宿り顔を上げる。


「貴女達が……私の初めてのご飯?」




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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