うねり②0
連続更新13日目!2話!
筆が進む〜
全く!色々と効能を詰め込んだ物なら味だって悪くなる場合だってあるだろうに!
私はずっとこの味我慢して回復に充ててるんだぞ?!この納豆味を!!不味いという理由で食べないのは納得いかん!
あれか?!パサついてるのに納豆の匂いと味がするかは駄目なのか?!!私は3年で克服したが納豆に触れ合っている日本人なら!いけるだろ!!!!!!
「お母さん……何度も言うけど納豆は納豆だから美味しいのであって乾燥しきったパサパサの固形物から同じ味と匂いがしたらまぁまぁの地獄ぅ」
「うぶ……確かに効果は凄いですが味と食感のギャップがキツいですね。あぁ駄目だ鼻から匂いが離れないっ」
「私は料理まで万能じゃないんだからな!!構えてる喫茶店だって政府強請りに強請って有名店の食べ物やコーヒーとかを卸して貰ってるだけなの!!
全てが万能だと思うなよぉ?!」
「だから少しは改良しようって言ったよね」
「うぐぅぅ!!!」
私が愛用している回復アイテムをそこまでボロクソに言われるとは思わなかった……今まで考えて来なかったが真剣に改良するか?
苺味や蜜柑……やってみるか、栞にここまで拒絶されるのは中々ないからな。
「さーて拠点にもそろそろ着く準備をしろぉ」
私は魔力を放出して形を形成する。
作った階段を登っていく念の為に攻撃が来ないか警戒しているがそんな気配は無かった。
「お前ら戻ったぞ!」
「あっ!」
「来たっ!」
「お、お疲れ様です!」
1番最初に挨拶に来たのは茅ヶ崎
私のお前を育てるという言葉を聞いてからやや態度が恭しくなった気がしなくもない。
安心しろそんな態度にならなくてもダンジョンに放り込んでしばき回してやるから
「全員集めろ早速ボスへの対策会議を始める!」
「場所は」
「テントは1つしかないのだからそこだ!馬鹿か?!」
「はい……」
茅ヶ崎ひょっとしてこいつは面白いキャラなのでは?
いや、カッコつけようという姿勢は見える。つまり自分を変えるのなら形から入ると?
悪くはない、悪くはないがもう少し考えて発言して欲しいものだ
呆れを隠さずにテントの中に入ると迎えに来ていた茅ヶ崎と野々上も入る。
「ボスの共有をするぞ。お前達に渡した魔導具で見ていただろう?仮面を被った巫女服のモンスターだ。
大きさも仕草も人間らしかったが唯一声だけは人外だったな」
「これで見た目は声までは聞けませんからね」
「いつか声も聞ける奴を作ろうと思ってるから気長に待っていろ」
魔導具マニアの側面を持つ桐谷と野々上の目がキラキラと光った気がした。
「ボスの特徴だが面白いと言える。まずは1つ目だ私達がボスとの距離500を切ると大量の魔法で迎撃をして来た」
「数は?」
「1000に近い数はあったはずだ」
「初っ端からそれって嘘だろ……」
「そして2つ目、1回目の迎撃からの再度同じ魔法を放つ感覚が異常に短い。
私はこれを元々は弱めだったがチャージする事で効果を増やしているのと、発射間隔によって効果の増減をする魔法だと見てる。
1回目の攻撃は空から1000に近い魔法が降り注いだ。だが2回目は数十……これをどう見る?」
私の言葉に野々上や鬼塚と言った魔法を知る者達は早速考えに耽っている。
「最大限の効果を発揮する為にチャージするしかない魔法?」
「発射間隔で効果を決める……か」
「「正直考えた事のなかった魔法の使い方」」
どうやら仮面の巫女服から魔法を学んだみたいだな。
倒すべき存在からでも学べる事があるのなら学ぶのがダンジョンで生き抜くうえで正しい。
「考えるのもいいがそこまでにしておけ。話は終わっていないんだ」
「「す、すいません!」」
だがまぁその姿勢は嫌いじゃない。
寧ろ好ましいとさえ言える。
「3つ目だがこれが1番特徴的かもしれん」
「私と桐谷さんも結構驚いたから」
「お2人が……?」
「はい」
「うん」
栞と桐谷の反応に皆は覚悟を決めた顔をする。
しかしそれについてしっかりと対策はあるからその顔もせずにすむぞ?
「まずは属性魔法を放った栞と桐谷だが簡単に言えば打ち消された」
「「「「???」」」」
「魔法を知るからこその反応かなこれは」
「栞の走鋲、地面を隆起させて攻撃する技だがボスの体に届く前に砂になった」
「すなぁ?!」
「なんっ、どういう事ですか?!」
「落ち着け無効化されただけだ」
「落ち着けねぇ」
鬼塚が呟く
「勿論桐谷の放ったフレイムランスも同様だ。着弾する前に霧散したよ」
「えぇ……出鱈目」
「ふっだから私は2人に命令を下した。魔力を属性に変えずそのまま放てと」
「え?いやでも魔法は無効化されるんじゃ……」
「はっはっはっ!魔法に興味はあっても視野が狭いぞ野々上!
私は言ったはずだぞ?《《属性魔法》》が無効化されたのだと。少し突拍子も無く感じるかも知れないが想像を発展させれば良い、属性魔法が駄目なら無属性……加工をしていない魔力そのものを放てば効果があるのでは?と」
「普通その考えに行き着きますかね?」
「あやとりって知っているかお前ら」
「「「「も、もちろん」」」」
全員が答えた。
「なら話は早い。仮面の巫女服はあやとりを解いているだけなんだよ分かりやすく言うとだけどな?
だから何もしていない紐をぶつける。そうすれば魔法を無効化するだけの声は意味がなくなり自分の首を締める行為となる」
「かなり高位のダンジョンなら特別珍しくない……って聞いてる」
「さぁ……会議が楽しくなって来る頃合いだろ?話を続けようじゃないか」
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