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勇者vs魔王  作者: てらると
〜迎撃〜 制圧した魔王
82/137

82話 死屍累々

中隊長>>>ヒロツグ 勝ったと思うなよ...

ヒロツグ>>>中隊長 もう勝負付いてるから


魔物分布図は各拠点の屋上にいると各階層の魔物の数がわかります。


9/9誤字修正

Area:---モンブロワ塔周辺---


ソルフレイムドラゴンが塔の入り口を陣取って侵入する兵士達を蹴散らしている。

上空ではペッカードラゴンは兵士達を(くちばし)貫き串刺し(つらぬきくしざし)にし、ファイア、ブレスドラゴンは火炎玉、真空玉で兵士達を攻撃している。

シェイドワーイバーンは主に散り散りになった兵士達の捕獲を空から狙っていた。

周辺に居るソルレッドドラゴン達はその巨体を使ったタックルで兵士達に猛威(もうい)震って(ふるって)いた。

硬い尻尾で隊列を薙ぎ払ったり、牙や爪で敵を切り伏せる。

忽ち(たちまち)隊列が崩れて逃げ惑う(まどう)兵士達で周辺が混乱状態に陥った(おちいった)

ヒロツグ「人間の軍隊がドラゴンの軍隊に勝てるはず無いな。」


魔法使いが土の壁を作って防壁や簡易シェルター作って時間を稼ごうとしていたが、タックルで次々と破壊されている。


兵士「中隊長!もう駄目です!塔の侵入はもう諦めましょう!!」

中隊長「あのドラゴンの数は想定外だ!おかげで隊列が総崩れ...仕方あるまい!一先(ひとまず)ずオーレン砦まで撤退だ!」

中隊長「皆オーレン砦まで総員撤退しろぉー!」

中隊長が大声を張り上げて兵士達に号令を出した。


ヒロツグ「逃げれるわけないだろ?鈍足のお前達は詰んでる。」

散り散りに兵士達が撤退を始めたが、馬は飛竜による火炎玉でほぼ焼き殺されており撤退する足が全然足りない。

自分の足で逃げる兵士達は、次々と空から襲いかかる飛竜達に捕まった。

兵士達「うわぁー!離せ!離せっ!」

じたばたと藻掻く(もがく)兵士達が続々と飛行旅行に旅立って行った。

飛竜が空高く飛び立つとほとんどの兵士は抵抗を諦めた。

抵抗したところで生き延びられるビジョンが見えないから無理もない。

孤立した兵士達を飛竜達が次々と足で掴み、サザーランド塔に連れ去られて行った。


Area:---サザーランド塔最上階屋上---


ルシア「また来たよ...今度は30匹くらいかしら?」

サザーランド塔の天井から次々と飛竜達が両足に餌を持って舞い降りてくる。

ルシアがGoサインを出すと再び餌を取りに飛竜が飛去って行く。

ルシアは運ばれて来た兵士達を尻尾の神経毒を流し込んで、体の自由を奪ってから縄で縛り上げて行く。

もちろん彼女だけでは人手が足りないので、エドガー隊のみなさんが毒針の変わりに睡眠薬を無理矢理飲ませて意識を奪ってから次々と捕縛し一カ所に集めていた。


ルシア「これで600人ね、ほんとヒロツグさんったら人使いが荒い...」

まだまだ屋上から飛んで来る飛竜達を見ながらルシアがため息混じりに呟いた。


Area:---モンブロワ塔周辺---


塔周辺は死屍累々(ししるいるい)とした地獄絵図(じごくえず)と化していた。

塔周辺に転がっている死体を食べ漁るソルフレイムとソルレッド達の姿がまるで地獄の番犬のようだ。

塔周辺の敵を殲滅したら死体ならば食べていいと指示を出しているので、まだ息がある者は食われてはいない。

....まぁ立ち上がって逃げようとしたりする奴は殲滅対象となり、はり倒されて死体に変わって行くがな。


俺は地に転がってる負傷兵達に大声で最期の命綱を提案してやった。

ヒロツグ「まだ息がある奴等よく聞いておけ!」

兵士達「うぁ...痛い...寒い...助けて...うぅ...」

痛ましい声が所々から聞こえる。

最初から降伏すればこんなことにはならなかっただろうに馬鹿な奴らだ。

ヒロツグ「倒れて息がある者はそのまま寝ながら生き残れると祈っていろ!

もし起き上がって逃げようとする愚か者がいるのであれば覚悟するといい!

容赦なくこいつらがお前達に襲いかかるぞ!」

俺は大きな声で警告してやった。


まだ何人か起き上がって逃げようとする奴もいたが、近くのソルレッドドラゴンが目を輝かせて獲物を追いかけ爪で殴り倒しぶっ倒された。


さて仕上げに入るとするか。

俺は一度拠点に戻り、待機している熊&虎達を全員モンブロワ塔周辺に連れて来た。

ヒロツグ「倒れている息のある人間を一カ所に集めといてくれ」

熊達「ガゥガゥ!」

熊さん達が四方八方に散って行った。


エミ「ヒロツグ終わったの?」

森から様子を伺ってたエミが出て来た。

ヒロツグ「ソルレッドドラゴン無双過ぎて張り合いの無い奴等だったな。

後は塔内のゴミを掃除するだけだ、動かない死体をコウモリ達の餌にしていいぞ。」

エミ「わかったみんな呼んでくるね〜!」

するとエミが口を開けてぱくぱくし俺に聞こえない超音波?でも発したんだと思う。森に潜んでいたコウモリ達が一斉に飛び出して死体の山に群がって行った。

ヒロツグ「いきなり森から一斉に飛び出すとびびるな...」

エミ「みんなお腹空いてるみたい。」

ヒロツグ「くれぐれも生きてる奴に襲いかかるなよ。」

エミ「わかったー。」

しばらくソルレッドドラゴンとコウモリ達が死体を食い漁る光景を二人で眺めていると、飛竜に乗ったカーターが空から降りて来た。


カーター「ヒロツグさん!終わったんですか?」

ヒロツグ「ああ、もう大体決着が付いたぞ。モンブロワ屋上にいるリペル切れの飛竜達に再度リペルをかけ直してから、地獄絵図を眺めながらサザーランド塔に戻るか。」

カーター「わかりました!行きましょう!」

俺はカーターの飛竜に飛び乗り、上空からモンブロワ塔の地獄絵図を見ながらサザーランド塔に向かった。


Area:---サザーランド塔最上階屋上---


ルシアとエドガー隊が集めた拘束された人間の兵士達に範囲化ブランドスレイブで奴隷の烙印を押して行く。


ヒロツグ「アワレな愚者に隷属の烙印を焼き入れよ...ブランドスレイブ!」


兵士達「うわああ!熱い!」「私たちに何をした!」「うぐぅ...」「ここは何処なんだ!」

兵士達が騒ぎ出した。

ヒロツグ「煩い(うるさい)!大人しく黙ってろ!」

ピタっと兵士達の騒ぎ声が治まった(おさまった)

生きる拠点の養分の出来上がりである。


ルシア「ヒロツグさんもう決着が付いたんですか?」

ヒロツグ「ああ、大体な。後は侵入した奴等を殲滅すればモンブロワ防衛戦は終わりだ。」

カーター「侵入した兵士は今何階層にいるんでしょう?」

ヒロツグ「モンブロワ塔の魔物分布図を見た感じだと42階辺りかな。」

各階層の魔物の数が1階から42階まで大きく減少している。


ヒロツグ「俺はモンブロワ周辺に熊達が集めた兵士達を全員奴隷にしてから、ソルフレイムドラゴン達を50階の転送魔方陣周辺に陣取らせおこう。

残りのソルレッドドラゴン12匹と熊達を連れて42Fから奴等を追い詰める!」


カーター「わかりました!僕は飛竜に乗って空から撤退する兵士を見つけ次第捕まえてここに運びます。」

ヒロツグ「ゴミの回収は任せたぞ!」

俺とカーターは再びモンブロワ塔周辺に戻った。


Area:---モンブロワ塔周辺---


俺が周辺に戻ると熊達が山を作っていた。

口で鎧を咥えて一カ所に集めて人の山という山を築いていた。

これ放置したら全員死体になって死体山になるだろうな。

多分この中には少なからず本物の死体も紛れていそうだ。


俺は人の山に範囲化ブランドスレイブを唱えた。


ヒロツグ「アワレな愚者に隷属の烙印を焼き入れよ...ブランドスレイブ!」


ジュゥーという肉が焦げるような音が人の山から聞こえた。


俺はサザーランド塔屋上行きの黒い扉を開いた。

ヒロツグ「全員歩いてこの扉を潜れ(くぐれ)!自力での移動が無理ならば近くの熊さんか虎さんに引っ張って下さいと丁寧にお願いしろ!」


すると死屍累々の奴隷山は3つ分けられた。

自分から扉をよろよろと扉を潜る者。

「熊さん、虎さんどうか私を引っ張ってください。」と惨めな顔してお願いする者。

そして全く反応しない動かない者。

この3つだ


やっぱり死人も結構いたか。


エミ「この後はどうするの?」

ヒロツグ「一緒に侵入者を始末しに行こうじゃないか。」

奴等はもう袋の(ねずみ)だ!


〜つづく〜

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