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勇者vs魔王  作者: てらると
〜同盟〜 建国した魔王
101/137

101話 奴隷の解放

ユリユリって名前のアニメがあったような気がしなくも無い。

9/28 色々加筆修正

Area:---ソルレッド城---


祝勝パレードも終わって、俺はユリアンナ隊長が療養(りょうよう)している一室に顔を出した。


ヒロツグ「よぉ、体はもう平気か?」

エドガー「アンナ!このお方が私がお仕えするヒロツグ殿ですぞ!」

ユリアンナ「ヒロツグ様、あの時は助けて頂きありがとうございました。」

ベッドに居るユリアンナに礼を言われた。

だいぶ衰弱が治って来ているように見える。

亀鍋パワーの御陰(おかげ)というやつか。


ヒロツグ「生きてて良かったな、しかしお前達には申し訳ないことをした。」

ユリアンナ「...?申し訳ないこととは?」

ヒロツグ「間接的にお前達が衰弱したのは俺達のせいだって話だ。」

エドガー「ヒロツグ殿!今更そんな細かいことはいいではないですか!結果的にアンナ達は助かったんですから!」

ヒロツグ「結果良ければ全てよしってか、そう言われてみればそうなんだがな。もしかしたら良く無かった結果を生む可能性も十分あったから、その可能性分は謝罪をしたかっただけだ。」

エドガー「ヒロツグ殿は様々な可能性を考慮しておられるのですね!流石私の主君です!」

ヒロツグ「エドガーも違う選択肢を選んだらどういった未来に進むか考えろよ。」

エドガー「っは!心得ました!」


ユリアンナ「ところで私の部下達は全員見つかりましたか?」

ヒロツグ「エドガー、やっぱりあの襲って来た獣人奴等の大半がユリユリの部下か?」

エドガー「はい!ってヒロツグ殿ユリユリってアンナのことですか!」

ヒロツグ「ああ」

エドガー「是非ヒロツグ殿もアンナとお呼び下さい!」

ユリアンナ「私は恩人がどのようにお呼びになっても構いません。」

ヒロツグ「ユリアンナってフルネームでいうのも長くてめんどくさいし、かと言ってエドガーのようにアンナって呼ぶのもいいかと思っていたが。本人の許可も降りたしここはあえて俺はユリユリと呼ぶことにするよ。」

エドガー「アンナが良いというのでしたら、私が抗議するのは筋違いですね...」

エドガーが微妙な顔をしている。

ヒロツグ「それじゃ、未だにユリユリの部下達は奴隷の首輪つけたまんまだから、全員解放して自由にしてやるか。」

エドガー「ヒロツグ殿がそんなことせずとも、彼らは既に自由ではないですか!」

ヒロツグ「人間を奴隷にすることは慣れても、仲間の獣人達を奴隷にして服従させるってなんか俺が落ち着かないんだよな。だから全員解放だ!」

ユリアンナ「態々(わざわざ)私の部下のためにありがとうございました。」

ユリユリが頭を深く下げている。

ヒロツグ「それじゃ、始めて奴隷を手に入れた場所にあいつらを連れて行くか。」


俺は久しぶりにギルドに赴いた。

そう、俺が人間を奴隷に変えたユピアン村のギルドにな!


Area:---獣魔ギルド1F---


ドゥフレイ「がっはっは!お前も大物になったな!それで緊急の用件とはなんなんだ?」

ヒロツグ「誰?」

ドゥフレイ「この男前の顔を忘れたのか!俺の名はドゥフレイだ!」

ヒロツグ「ああ、思い出した思い出した。」

顔が豚じゃなければ笑顔がかっこいい筋肉質のオークのおっさんだったな。

ヒロツグ「ちょっとこいつらの首輪解除して欲しいんだけど頼めるか?」

俺が痛めつけた獣人達の首を指差した。

ドゥフレイ「どうしたんだこれ?奴隷の首輪の色が闇色に変色しているぞ?」

ヒロツグ「まー色々あって首輪の解除を頼むわ。」

ドゥフレイ「よしわかった、術者を呼んでこよう。」


しばらくすると、黒いローブ装備の術者がやってきて獣人達を個室に連れて行った。

個室から術者だけ出て来てドゥフレイと何やら話し合いを始めた。

俺は嫌な予感をヒシヒシと感じつつ、ドゥフレイが俺に問いつめて来た。


ドゥフレイ「おい!あの首輪は一体なんなんだ!従来(じゅらい)の解放魔法じゃ首輪を解除出来ないぞ!」

ヒロツグ「げぇ....」

俺が魔法の奴隷の烙印(らくいん)が強力過ぎて、それの解除は俺しか出来ないとかそんな気がして来た...


ヒロツグ「解除出来ないか...そうかわかった。それじゃ、帰るわ....」

ドゥフレイ「ああ、力になれなくてすまんな!」

ヒロツグ「いや、十分力になってくれて助かってるから気にするな。」


俺はやる気のないため息を吐きつつギルドを後にした。


Area:---ソルレッド城---


ヒロツグ「ごめん、奴隷の解放無理だったわ。」

エドガー「一体何か問題でもあったのですか?」

ユリアンナ「何があったの?」

ヒロツグ「俺が奴隷の烙印を押したこの闇色の首輪の解除が、街の奴隷術者の解除魔法で解除出来なかった。恐らくまた俺のせいだわ...」

獣人達「私たちはこの首輪を誇りに思ってます!別に態々解除して下さらなくても結構です!」

ユリアンナ「お前達...」

エドガー「ヒロツグ殿彼らもこう言ってます!気に病む必要はございません!」

ヒロツグ「ああ、困ったな〜。こう言う時は久しぶりにあれに頼るか。」


俺は魔王のすすめを引っ張り出し、いつの間にか増えていたページ数の中からブランドスレイブについて探した。


奴隷魔法ブランドスレイブについて。

屈服させた奴隷の解放は主人が死ぬか、奴隷が死ぬと奴隷の呪縛が解けます。


ヒロツグ「おい!死ぬまで解けないとかいくらなんでも強力過ぎるだろ!?」

これだと俺が死ぬといままで奴隷にした養分共が一気に解放されてしまい、人間による暴動が起きることが簡単に予想出来るな。

おっと、更に続きがあった何々.....


また、奴隷の所有権を譲渡することが可能です。

譲渡するとその者が奴隷の主人となり所有権が移ります。

もちろん移した状態でその主人が死ねば、奴隷は解放出来ます。

奴隷の譲渡は複数人に譲渡が可能です。


ヒロツグ「これは生け贄を用意する必要がありそうだな....」

エドガー「ヒロツグ殿!一体なにを読んでいるのです!」

ヒロツグ「奴隷に関してのガイドブックだ!元ご主人様達をソルレッドに食わせるんじゃなかったな...あいつらを利用すれば余裕で解放出来たってのに!」

ユリアンナ「ヒロツグ様どうか落ち着いてください。」

ヒロツグ「エドガー!エドガー隊に全ての塔内にいる人間の奴隷をこのソルレッド王国城門前にかき集めろ!一匹残らずだ!」

エドガー「ヒロツグ殿が何をなさるのか存じませんが!了解しました!」


Area:---ソルレッド王国城門前---


ケイト「うそだろ...ここはウィルクス帝国のはずだ!」

兵士「なんですか!我々をこんな大広場に集めてついに処刑でもされるんでしょうか...?」

ケイト「くっ!もう私たちの信じた帝国は存在しないのか...!」

ヒロツグ「全員集まったなゴミ共!」

ケイト「くぅ!殺すなら殺せ!私はいつでもその覚悟は出来ている!」

ヒロツグ「はぁ?今日はお前達に大事なお知らせをしに来ただけだぞ?」

ケイト「一体何の話だ!」

ヒロツグ「全員聞け!俺はお前達の所有権をエドガー隊全員に譲渡することに決めた!これからは俺の命令以外にも素直に従順に聞けよ!以上だ!」

ケイト「くそぉ!私達は自分で死ぬことさえも許されないのか...!」

そういって、俺はエドガー隊に奴隷全員の所有権を譲渡した。

エドガー「ヒロツグ殿!なぜ我々に奴隷の所有権を譲渡されたのですか!」

ヒロツグ「俺がもし死ぬことがあればこいつらは全員解放されるからな。俺が生きている間こいつら全員は死ぬまで奴隷という保険をかけただけのことさ。エドガー隊には人間の奴隷を俺の許可なく勝手に殺したら除隊(じょたい)だって全員に言っとけよ。」

少なからず、そう言う奴が出て来てしまいそうだしな。

エドガー「し、しかしそれはあまりにも厳しくはありませんか?ヒロツグ殿だっていままで人間をたくさん殺して来たではありませんか!」

ヒロツグ「それは戦争だからな、戦争なら褒めてやる。だが今は戦争じゃない。俺の奴隷は俺の所有物であり、このソルレッド王国の大事な栄養源だ!それを勝手に破壊する奴は俺へ反逆!つまり敵だ!奴隷2人殺したらそいつを奴隷にしてやると全員に

通達(つうたつ)しておけ。」

エドガー「そうですか、私はてっきり人間達に情が沸いたのかと思いましたが、そういうわけではないのですね!わかりました!」

ヒロツグ「俺は拠点を維持し守る責務(せきむ)がある、当然のことだ。」


〜つづく〜

奴隷の解放といいながら全然解放出来てねー!/(^o^)\

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