98話 “欠けている”メンバーのそれぞれの日常2
カナデは
ユミちゃんに誘われて
遊びに行ったわよ?
ツナグ「・・・そっか〜」
ツナグ「・・なんか
・・・やること
・・・なくなっちゃったな〜
ツナグ「・・・仕方がない
街のメインストリート
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・いい加減
・・・人に慣れて
・・・このド隠キャを
・・・なんとかしなきゃ
ツナグ「カナデが居れば
安心できたのに
居ないんだもんな
これからは・・・
行ける日は
ここに来て
人に慣れよう!!
ツナグ「プロ契約して
ライヴハウスで
歌うんだし
・・・あ」
ネア「・・・あ」
ツナグ「・・・」
ネア「・・・」
速攻で
逃げるなああ!
少年!!??
速攻で
捕まったツナグ
ツナグ「・・・うぅ」
ネア「な〜ん〜で〜^_^
逃げようとしたのかな
少年^_^?
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・だって」
回想 ワンモア事務所
ネア「・・・少年?
・・・あなたが
・・・好き
回想 終了
ツナグ「(・・・あんなこと言われて
平常心で
居られる方が
おかしいんだよおお!!)
ネア「どうせ
私に告白されたのを
思い出しちゃった〜♪?
ツナグ「・・・ド直球」
ネア「だって〜
想いは言葉にしないと
伝わらないじゃ〜ん?
ネア「何も伝えないで
後悔したい?
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・ネアって
・・・なんで
・・・そんなに
・・・強いの?
ネア「強いのかな〜?
私は
やりたいことを
やってるだけだけど〜?
ツナグ「・・・」
ネア「欲望に素直なだけ?」
ツナグ「・・・
・・・やっぱ
・・・強いよ
ツナグ「欲望に素直になるだけで
なんでも
できちゃうんだもん
ツナグ「10万人の
オーディエンスの前で
堂々と歌うことも・・・」
ネア「ワン リアル アクションの
事か〜」
ツナグ「・・・僕なんて
人に慣れるために
ここに来たのに・・・
(・・・まだ
・・・その
・・・レベルか)
ツナグ「・・・ネアが
・・・うらやましいよ」
ネア「・・・
私は
カナデが
うらやましい
ツナグ「なんで?」
ネア「だって
少年の心を
鷲掴みにしてるじゃん?
ツナグ「・・・」
ネア「・・・正直
少年とカナデの間には
入れないや〜
ツナグ「・・・」
ネア「それとも〜
ほんの少しだけ
胸元を見せて
ツナグ「な!?」
ネア「色仕掛けすれば
少年は堕ちてくれる?」
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・僕は
・・・小さいのは
・・・ちょっと
ぶっ殺して
い〜い〜?
少年^_^?
ネア「あれか!?
十数年の
カナデの
華奢な身体に
不釣り合いな
凶悪な物を
ほぼ毎日のように
見せられてるからかぁ!?
ツナグ「・・・」
ネア「・・・」
ツナグ「・・・どうしよう
・・・完全に
・・・否定できない;;
・・・カナデって
・・・罪ね
ツナグ「ところで
なんでネアは
僕のことを
『少年』って呼ぶの?」
ネア「だって
少年は私より
3つ下じゃん?」
ツナグ「それだけじゃ
ない気がする」
ネア「・・・
話しますか〜
ネア「私があなたを
少年って呼ぶのは」
ツナグ「・・・ゴクリ」
ネア「・・・
同じ
ヴォーカル
作詞家として
『少年』
だったから〜♪
辛辣な意味だったああ!!
ネア「でもね〜
少年を好きになってから
優越感に変わったの
ツナグ「・・・え?」
ネア「だって〜
私だけじゃん?
あなたのこと
少年って呼んでるの?
ツナグ「・・・」
ネア「独占欲みたいな?」
ツナグ「・・・そういう
・・・事か」
ネア「・・・
・・・ツナグ?
ツナグ「うわぁ!!」
ネア「少年は
名前呼びの方が
弱点だったりする〜?」
ツナグ「・・・お
・・・驚かせ
・・・ないでよ?
ネア「おや
これはこれは
不意に
名前呼びした方が
効果的だったか〜♪
変な分析やめてえ!!
ツナグ「・・・翻弄
・・・されまくり」
ネア「まあ
そういう
少年っぽい
リアクションも
ネア「お姉さんは
そそられちゃうな〜」
ツナグ「(・・・確信した
この人と仮に付き合えたら
一生 下僕にされる
未来しか見えない!!
ツナグ「(・・・あれ?)」
ツナグは
私の下僕ですから〜♪
ツナグ「・・・」
ネア「どうしたの
少年?」
ツナグ「(・・・カナデも
・・・僕って
弄られ属性に
さらに
下僕属性も
あるのかあああ!?)
ネア「さ〜って少年?
少し場所を変えようか?
ツナグ「・・・え?」
人の居ない公園の物陰
ツナグ「・・・」
ネア「さあ
少年?
始めようか?」
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・僕は
・・・食べられ
・・・ちゃうの?
なんで
そうなった?
ツナグ「だって!
ネアさっきから
アグレッシブだから!!」
ネア「まあ
食べていいなら
食べちゃうけど?
ツナグ「・・・え?」
ネア「・・・
・・・フフ♪
ネア「そう言うところが
私に
『少年』って
呼ばせるのよね〜♪
ツナグ「・・・敵わない」
ネア「私がやりたいのは
感情が溢れて来るの
君への好きが止まらない
こんな想いができるなんて
私は幸せだ
そう想わされていた
私だけにしか見せない
君の その笑顔で
感情が 渦巻いて
嫉妬で狂いそうになる
ソノヒトハ ダレ?
ツナグ「・・・」
ネア「少年なら
この続きは
どう歌う?
ツナグ「・・・」
ネア「同じ
作詞家と
ヴィーカルとして?
ツナグ「・・・
なんで
心が痛いの?
なんで
こんなに
苦しいの?
君も
私のことを
想って
くれてたんじゃないの?
・・・イヤだよ
・・・見せないでよ
・・・その人に
・・・君の笑顔を
ネア「・・・
さすがね
少年?
ネア「この先は
どのくらい
少年とシンクロするか
ツナグ「・・・」
ネア「・・・試してみようか」
ネア「・・・
ずっと一緒だった
私だけが
君の傍に居たのに
私は君を想ってる
これは
片想いだったの?
ツナグ「たった ひとりの君
それだけが
私の生きる嬉しさ
もう叶わないのなら
こんな想いするくらいなら」
ネア&ツナグ「それでも
出逢えて良かった」
ツナグ「なんで
嬉しかったでしょ?
なんで
幸せだったでしょ?
今では
どうして
こんなに
こんなに苦しいの?」
・・・全部
・・・ウソだと
・・・言ってよ?
ネア「・・・」
ツナグ「・・・
・・・ネアの気持ちが
・・・伝わってくる
・・・ような?)
ネア「・・・」
ツナグ「(・・・え
・・・泣いてる?)
ネア「・・・
苦しいよ
切ないよ
寂しいよ
悲しいよ
こんな想いで
いっぱいだよ
・・・どうしてなの?
ネア「「(・・・ダメ
・・・想いが
・・・溢れてくる
ネア「・・・
なんで
君のこと早く
なんで
奪わなかったの?
後悔したって何も
何も戻らないのに
あの頃のように
また君と
ツナグ「・・・」
ネア「・・・
・・・心を
・・・繋ぎたいよ?
ツナグ「・・・
・・・ネア?
ネア「・・・私は
表現者だからw
ツナグ「・・・」
ネア「・・・
本気に
すんなよw?
ツナグ「・・・なんだぁ」
ネア「・・・
(・・・少年を
・・・想いながら
・・・創った歌詞だけど)
ネア「・・・
(私はカナデに
絶対に勝てない
そんなに
産まれて7分で
繋がってる存在にわね)
ネア「(・・・あ〜ぁ
(カナデより
もっと早く
少年と出逢えたら)
ネア「(・・・少年を
・・・奪えたかも
・・・知れないのに
ツナグ「ネア?」
ネア「・・・私は
カナデが
音で繋がるなら
ネア「・・・私は
少年と
歌詞と歌声で
繋がるだけ
ツナグ「・・・」
ネア「・・・それが
・・・できるなら
・・・叶わなくても
・・・いいや
ツナグ「・・・」
ネア「なんでもないよ?
・・・ただ
(・・・ぜったい
・・・勝てない戦いを
・・・しているなぁ)




