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欠けている  作者: ausunoto
97/99

97話 “欠けている”メンバーのそれぞれの日常1



     それでは


     今日の授業は


     おわります






放課後 帰り道


リエル「今日ヴェルは

    用事があって

    僕は一人かぁ」


リエル「・・・






      ・・・久々に

    

      ・・・ひとりだな









リエル「せっかくだから

    寄り道して帰ろう」








街のメインストリート


リエル「・・・」


リエル「・・・不思議だ





      ・・・僕が


      ・・・街の


      ・・・メインストリートを


      ・・・歩いてる










リエル「・・・








       ・・・寝たきり


       ・・・だったのに










ここ最近

わずか数ヶ月くらいで







      僕の世界は変わった










リエル「ちょっと前までわ






      どうやったら


      楽に死ねるかを


      考えてなかったっけ?










リエル「・・・








       ・・・世界は


       ・・・変わる












リエル「・・・








       ・・・諦めずに


       ・・・生きてて良かった













リエル「まあ

    死ぬ勇気が

    なかっただけだけど」








       お?リエルじゃん











リエル「シアン?」



シアン「学校帰りか?」


リエル「そんなとこ」



シアン「せっかくだから








       駄弁らねえか?










シアンと並んで

メインストリートを歩く








リエル「あれ?








       ソワソワしてない?










シアン「・・・」


シアン「・・・いま

    ・・・気づいたんだけど






      セーラー服姿した


      女子高生の


      超絶美少女と


      並んで歩いてると










シアン「・・・






    ・・・俺って


    ・・・捕まらねえ?






           ・・・高校生と


           ・・・大学生の


           ・・・違いだけじゃん?













シアン「・・・いや

    ・・・世間的には」



リエル「フ〜ン」






      シアンの腕に


      腕を絡めた









シアン「おい!?」


リエル「こうしたら







      もっと


      捕まりそうw?










シアン「いや

    ガチでやめろ!?

    それに







      お前はヴェルと


      付き合ってるんだろ?










リエル「え?







    そう見えるの?






           そうとしか


           見えねえんだが?













シアン「なんだ?

    違うのか?」





リエル「まあ







       想いは


       寄せてるんだけどね











リエル「気づかないみたい」


シアン「・・・







       ・・・バカだなぁ


       ・・・あいつ










リエル「え?」


シアン「こんな

    超絶美少女と

    付き合えるのに」



リエル「ねえ?

    僕って




 

     超絶美少女なの?






           ・・・自覚なしかよ!?











リエル「みんな

    僕くらいの

    容姿じゃないの?」


シアン「・・・その激しいズレ

    ・・・なんとしろや?」





リエル「だって









     アニメやゲームって


     みんな僕くらいの


     容姿だよ?







            アニメとゲームの


            美男美女を


            ・・・基準にすんな?













リエル「だって僕









       寝たきりだったから












リエル「学校にも通えず

    人と容姿

    比べること

    できなかったし〜」


リエル「キーボード弾き終わって

    別の味の楽しみ探したら






      寝たきりだと


      アニメやゲームが


      都合が良かったから









シアン「・・・そっか」


リエル「だから世界は





     みんな


     アニメやゲームの


     容姿の人で


     溢れてるのかなって







            ・・・なんか


            ・・・ズレてる












シアン「よ〜く見ろ!!

    この街の人間の顔を!?」



リエル「え?」




シアン「これでも!!






      そんな人間ばかりで


      溢れてると思うかあ!?










リエル「・・・」








      街を見渡したリエル










リエル「う〜ん








     そうでもなかったなぁ





            ・・・とんでもねぇ


            ・・・毒吐いてるな?











シアン「ところで

    街のどこに

    行くつもり

    だったんだ?」



リエル「どこって言うか






      僕にとって世界は


      何もかもが新鮮だからね









リエル「精神障害者の

    僕にとってわね」





シアン「・・・」


シアン「じゃあ








       街を案内しようか?









リエル「え!いいの!?」


シアン「まあ

    バイトしないで済んで

    時間はアホなほどあるし」


リエル「それって

    ワン リアル アクションで?」



シアン「ガチで

    そのおかげだな」


リエル「ねえ?







     いくら稼いだの?






           ・・・そう言うこと


           ・・・聞くんじゃ


           ・・・ねえよ?











リエル「あれ?

    これって

    聞いちゃいけない

    ことだったの?」


シアン「・・・常識だろ?」


リエル「寝たきりだったから






      常識が


      わからない









シアン「・・・すまない」



リエル「じゃあ

    街を案内してもらうけど」








ショッピングモール


女性下着売り場




シアン「・・・」


リエル「こういうところの




     案内お願いするのも


     常識じゃなかったりする?






           ・・・男だぞ


           ・・・俺は











リエル「だって

    下着が不足してたし」


シアン「・・・俺は






      ・・・どの面下げて


      ・・・ここに居ればいい?











リエル「え?







     ヴェルって


     普通に


     付き合って


     くれるけど?






          ・・・慣れたんだな


          ・・・あいつ











リエルとシアン

街を歩きまわり





リエル「あ〜

    楽しかったなぁ」



シアン「・・・お前さ?」


リエル「どうしたの?」






    男が入りにくい


    店ばかり


    案内


    ・・・させるんじゃねえよ?







           むしろ


           そういうところの


           お店に詳しい


           シアンに


           びっくりだけど?









シアン「「(・・・しまった)」


リエル「なんで

    詳しいの?」


シアン「・・・」


リエル「まあ

    シアンなら






        女装しても


        いいんじゃない?









シアン「はぁ!?」


リエル「相当な美形だし

    男ってよりも

    女に見えるし






     化粧とか


     詳しく知りたかったら


     詳しいメイドに


     聞けるけど?






          ・・・メイド


          ・・・居るんだな












リエル「親が金持ちの

    おかげだけどね」


リエル「で?






       なんで詳しいの?










シアン「・・・」




       ねえ〜


       なんでー♪?




シアン「・・・」


シアン「・・・・・」


シアン「・・・・・・・

    ・・・・・・・

    ・・・・・・・」






       土下座するシアン










リエル「シアン?」


シアン「頼むリエル!

    この事は!!






      “欠けている”の


      メンバーには


      黙っててくれええ!?









リエル「・・・」


シアン「墓場まで

    持ってって

    秘密にしてくれえ!?」




リエル「・・・








        ・・・なんで?










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