96話 たりめーだろうがあ!?
よ〜く わかったか?
これが 皆の想いだよ!?
ワンモア事務所
シアン「それを聞いて
まだ抜けるって言うのかよ!?
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・」
ツナグ「・・・・・・・僕は」
ツナグくん!?
ワスア「私は
20年以上
ワンモア事務所の
社長をしている
数多のバンドを
見てきた
だが
こんなにも
想いで繋がってる
バンドを
見たことがない
ワスア「ツナグくん?
君よりも長く生きている
人生の先輩として
言わせてもらう
ここまで想われているのに
その想いを返さなければ
君は残酷な人間だよ?
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・僕は
・・・僕は
・・・居てもいいの?
みんな「・・・」
ツナグ「・・・テレビも
・・・出れなくなるよ?
・・・僕 わがままだよ?」
ツナグ「・・・また
・・・おかしくなるかも
・・・しれないし」
カナデ「その時は
私が居るからね!!
ツナグ「・・・
・・・カナデ
カナデ「・・・
・・・居てくれないと
・・・困る
ツナグ「・・・カナデ?」
カナデ「・・・ツナグには!!
居てくれないと困る!
君が必要なんだ!!
カナデ「・・・
・・・居て
・・・ください
・・・お願い
ツナグ「・・・」
シアン「・・・
たりめーだろうが?
ツナグ「シアン?」
シアン「たりめーだろうが!
居ていいんだよ?
ツナグ「・・・」
シアン「ここが
お前の居場所だ」
ティア「あなたが居ないと
みんなの心は
繋がりません
ツナグ「・・・ティア」
ティア「だから
繋げてください
みんなの心を
あなたの
歌声と歌詞と想いで
ツナグ「・・・」
リエル「そんな僕の心を
繋げておいて
・・・抜けたら
・・・許さない
ツナグ「・・・リエル」
リエル「・・・
最後まで
責任とって
もらうから
ヴェル「・・・」
ヴェル「まあ俺も
鬱々とした世界を
光り輝く世界に
変えてくれたお前には
ツナグ「・・・」
ヴェル「居てくれないと
また
鬱々とした世界に
戻っちまう
ヴェル「・・・
俺のために
居てくれ?
ツナグ「・・・ヴェル?」
ネア「・・・」
ネア「・・・少年?
・・・あなたが
・・・好き
ツナグ「え!!」
カナデ「・・・」
ネア「・・・だから
・・・そんな少年と
・・・プロの舞台で
・・・張り合いたいの
ネア「・・・だから
・・・抜けないで
・・・ください
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・
・・・こんな
・・・僕でいいの?
みんな「・・・
たりめーだろうがあ!?
ツナグ「・・・
・・・ありがとう
・・・みんな
結局
プロ契約はした
でも
条件付きで
ネアが動画にした
”ドラマのようなリアル“
これを
売り出すこと
ありったけの
”欠けている“の曲で
アルバムデビューすること
さらには
ライヴハウスで
歌うこと
それが
テレビ出演しない代わりに
出された条件だ
帰り道
シアン「・・・結局
・・・黒歴史映像
・・・発売阻止
・・・できなかったな
ヴェル「シアンが
一番
恥ずかしーもんな?
号泣シーンもあるしw
・・・ぶっ殺されてえか?
・・・てめえ?
ティア「・・・似たようなものは
・・・私もです」
ツナグ「・・・僕も」
リエル「あれ?
ツナグには
もっと
すごいのあるじゃん?」
ツナグ「なにを?」
リエル「だって
ツナグとカナデとの
愛の再現
ツナグ「・・・」
リエル「それ再現して
動画に入れないとね?w」
ツナグ「・・・楽しんでる?
・・・リエル?」
ネア「まあ
なんていうか
これで”欠けている“も
プロデビューだね?
ネア「ライヴハウスで
やり合おうぜ!?」
シアン「弱い者いじめ
やめろよネア?
ツナグは
ネアのトーク力には
足元にすら及ばねえからな?
ツナグ「・・・トークも
・・・あったんだった」
ネア「まあ そこは
”人気主義“の名残りよね」
カナデ「ツナグ?
ここが
君の居場所だよ?
ツナグ「・・・」
みんな「・・・
おかえりなさい
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・うん
ただいま!!




