街の散策〜思わぬ偶然〜
ーー数日後。
私、ルウくん、シャルルは、町の中心部に来ていた。
ソフィンヌさんが、「さあさあ同じ故郷の生まれなんだから仲良く遊んでいらっしゃい。」とお小遣いをくれたので、通貨に慣れる意味もあって買い物しに来たのだ。
ルウくんは、「女の買い物って長いんだよな………」と呟いていたけれど、何やかんやで付き合ってくれている。
「わぁ、エイラ見て!綺麗な服だよ!」
「シャルル、こっちの宝石もかわいいよ。」
ここの物価慣れしているルウくんは「買うなよ?」と釘を刺してきたが、そりゃあ私達も後ろに「0」がいっぱいついてるのくらいはわかりますー。
なんて年に似合わず(自覚してます)はしゃいでいた私に、ふと声がかかった。
「エイラさん?エイラさんですよね?」
私は驚いて後ろを振り返った。
私より少し年上に見える、男の人だ。
染めたような銀髪、明るい茶色の目で、黒ジャケットと黒ズボン。それに見たことの無い文字(ルウくんにこっそり聞くと、この世界の「エーゴ」という文字らしい)が大きくプリントされたTシャツを着ている。
ルウくんは先日私と会った時みたいにその人を睨んだ。
「誰だ?」
うーん。例えちゃ悪いけどルウくん、番犬みたい。
その男の人はルウくんに圧倒されつつも私に話しかけてきた。
「覚えてない?フルーリュンヌから逃げる時、助けてもらったんだけど。僕はソルトゥフ。あの時はありがとう、エイラさん。」
ルウくんは警戒して唸ってる犬のよう。私はルウくんをまあまあと落ち着かせた。
「えっと…ソルトゥフさん、でしたっけ?私…実はつい最近まで、フルーリュンヌにいた時のことを忘れてて…。」
「そっかぁ…」
ソルトゥフさんは残念そうに言った。
「それじゃあ、ちゃんと説明するよ。エイラさんにも…そこのお二人にも。」
立ち話もなんだから、とソルトゥフさんはついてくるよう合図した。
私達は(ルウくんは渋々と)彼についていった。
閲覧ありがとうございます。
ソルトゥフ登場です!w




