運命の急変
お久しぶりです
幾慧です
「こらこら、シュネー。部屋の中で弓
を使っては駄目だろう。元気がよいのは悪くないが、着替えたらどうかね?」
振り返ると、私の父がにこやかに立っていた。
「父上様! 御機嫌麗しゅう。これはお見苦しい所を……。」
そう、父上に言われるまで気が付かなかったが、私は起きてからずっと、白いネグリジェ姿だったのだ。
フロストのせいで余計な恥をかいたわ!
全く。
「父上様、それはそうと退屈で仕方ありません。次の遠征はいつでしょう?」
私はこの国を脅かした、フルーリュンヌという国を憎んでいる。
以前、その国は滅びたものの、その国の生き残りは各地へと散らばっているらしい。
私はその残党狩りの頭として魔物らの兵(とバカラス一羽)を率いている。
しかし、それがないと、先に言ったような部屋に娯楽はないので、この通り退屈なワケで…。
ん?狩り?そっか。
「そうだ、父上様。私、狩りに出かけたいです。危険なことはいたしませんから。」
『いや、充分危険ですぜぃ』といいかけたフロストに軽く『黙れ』と睨み、にこやかに父に願い出た。
「狩りか…。うむ。近隣の森ならば許可しよう。フロスト、シュネーを頼むぞ。」
「…わかりやした。」
渋々敬礼するフロスト。
気を付けてな、と言い残し部屋を後にする父を見送った後、心をはずませながら準備に取りかかった。
閲覧ありがとうございました。




