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狂おしいほど愛おしい  作者: 詩音
11/12

リュウ(2)

リュウ:このお花たち、綺麗でございましょう?

スズ:(М)優しく掬い上げた花びらを、俺の前でぐしゃぐしゃに握りつぶして、バラバラと、俺の顔に掛ける。俺は、虚ろな瞳で見ることしかできない。

リュウ:インパチェンスという花でございまして、花言葉は、『目移りしないで』。ここは、リンリンとわたくしだけの秘密の園。

リュウ:リンリンのためだけに、作ったのでございますよ……これで、あなたはわたくしのもの(耳元で囁くように)

スズ:(М)ここに来て、一番気持ちが悪くて吐きそうになった。

ショウ:この後だけは、リュウのお人形さんにしてあげるけど、これからは、分担してよぉ?

タキ:りゅー。俺っち、約束は守ったんだからね。身体は残すって

スズ:ショウ、タキ……いつの間に

リュウ:仕方ありませんね。ちゃんと三分割して、この御方おかたを愛でて差し上げましょう。うふふ

スズ:お、おねがいだ。出してくれ、俺のこと……ここで、あったことは、誰にも、言わないし、お前らのことを、今後一切、調べないから

スズ:約束する、から……だ、から(泣いてもいいです)

スズ:(М)殺されてもいい。でも、こいつの、こいつらものになるのだけは、生理的に無理なんだ。

リュウ:出す?わたくしとの愛の結晶を、生み出してくださいますの?光栄でございます

ショウ:ずーるーいーー!ボク、欲しいものまだまだあるから。また、ちょうだいね?くふふ

タキ:ふふふ、欲張りだなぁ2人とも。でも、最初に惚れたのは俺っちなの、忘れんなよ

スズ:(М)こいつら、目が全く笑ってないな。

リュウ:狂おしいほど愛おしい……リンリンは、わたくしのお人形さんで、ごさいます。うふふ

スズ:違う……お、れは(意識が遠のいていく)

リュウ:あら、もう眠って、しまいますの?本当に、手のかかるお人ですこと。次は、ご飯にいたしましょう……おやすみなさいませ

スズ:おま、え……ら、狂って、る……

リュウ:狂わせたのは、あなたで、ございますよ。伊音いおとスズさん

スズ:この……やろ……お

ショウ:これから、いっぱい、愛してあげるからね。くふふ

タキ:罪深いあにさんを俺たちは許してあげるよ、特別だからね。ふふふ

リュウ:どんなあなたでも、わたくしたちは、受け止めます。絶対に、離しませんので。うふふ

スズ:(М)ショウには左目、タキには声、そして、リュウには全てか。俺から始まって、俺で終わり。無自覚で、純粋な好意が強すぎると、歪み、狂気へと変わる。

スズ:(М)それが、恋愛。それが、犯罪になりうることを、忘れるなよ……これを最後に、俺は、意識と全てを手放した。

リュウ:(М)また、眠りに落ちました愛しのリンリン。一目見た時から、この状況を妄想しておりました。わたくしのお人形さんに、完全になるまでは骨折こっせつと麻酔は続けさせていただきます。

リュウ:(М)しかし、ちょっとはおりこうさんになりまして、嬉しい限りでございます。大丈夫、これからは溺れるまで愛を注ぎ続けましょう。

リュウ:(М)それはそうです。わたくしを含め、わたくしたちは、あなたが狂おしいほど愛おしいと、思っているのでございますから。

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